この作品は、アニメ版第二話に、1カットだけ登場したミナミコアリクイちゃんにスポットを当てたSSであります。
さて、ミナミコアリクイちゃんですが、登場したのが一瞬とは言え、インパクトはかなりのものでした。
「なんだよぅ! あっち行ってよぅ!」
両手を上げて体を大きく見せる、動物のミナミコアリクイの『威嚇』の様子を再現したポーズで、このセリフです。
私は思いました。
『な、なんだ、今の子に感じたときめきは! まさか恋!?』
しかし残念! 似ているようで恋ではありませんでした。
が、たったこれだけのシーンでこの子にズッキュン来たのも事実。
その破壊力たるかわいさは私個人の意見としてはかなり強烈だと思いました。
さて、作品の紹介がぜんぜん出来ていないのでレビューに戻りますが、この作品はそんなミナミコアリクイちゃんの威嚇の実態と、彼女と少し似ているとあるフレンズとの出会いを描いた作品です。
ミナミコアリクイちゃんの、その威嚇の裏側には涙ぐましい、悲しい事実がありました。
詳しくは書きませんが、本心とは違う行動をつい取ってしまうと言う、悲しい習性の性です。
そんなミナミコアリクイが出会ったフレンズは、そう!
同じく、本心では違うことを思っているのに、つい逆効果を生み出す行動を取ってしまう、あのフレンズです。
『つい…その…習性で…本当にごめんなさい』(本文、セリフより一部引用)
誰と出会ったのかは、是非、読んで確かめてみてください。
ほっこりすること請け合い。
ありそうで無かった、素晴らしい組み合わせが見れる作品です。