第20話 環境は大事…。

数日前から中途覚醒や早朝覚醒の症状が無くなりました。

おそらく、新しい薬の影響だと思います。

1錠を半分にして飲んで、ちょうど良い感じです。

やはり、1錠を飲んでしまうと仕事にも集中できないし

ふらふらとしてしまい危険です。

今の薬の量が合っているのかもしれません。

ただ、次の通院で心療内科の先生がどう判断するか次第で

薬がまた変わる可能性もあります。

自分に合う薬って、探すのも大変ですね。

薬の種類が豊富だから…。

ちなみに、中途覚醒や早朝覚醒に陥っていた時は、眠りに

落ちるのも苦痛でしたが最近は、アロマをしてみたり

寝る前には無理にでも嫌な事を振り払い、なるべく楽しい事を

考えたりして努力はしています。

その効果かもしれません。


ただ、私を苦しめているメインの部分には効果が出ていません。

私が個人的に思っているのですが、人間に危害を与えられると

思っている部分。

その危害の大部分を占めるのは、殺されると言う考えです。

この部分に関しては、やはり薬と言うよりも考え方自体を

変えなければならないのではないかと思います。


が、対人恐怖(緊張)にも同じような事が言えると思います。

対人恐怖(緊張)だと思っていて克服しようとしても、1mmすら

解決はしませんでした。

対人恐怖(緊張)が引き金の1つとなって統合失調症を発症している

のであれば、更に克服は難しくなったと言えるのではないでしょうか?


心理学の世界ではよく、他人を変える事は出来ないと言います。

他人を変える事が出来ないのであれば、自分が変わる事。

これが一番、効率が良いそうです。

無理に相手を変えようとすれば、関係はギクシャクするだけです。


精神的な問題に関しても同じ事が言えそうです。

病気を治そうとして自分を変える事ばかりを考えてしまうと

それが負担になって、病気が悪化してしまうような感じです。

悪循環ですね。


ただ、人間に危害を与えられるという考え方はどうしても

変えたいのです。

仕事の日も休みの日も苦痛です。

生きているだけでもストレスで、生きているだけでも大変です。

人間との関りが少しでも出来るようになれば、私自身の視野も

広まるのではないかとさえ思えます。


言うは易しですね。

言葉にする事は簡単でも、実際にする事は難しいのです。


人間に近づく事で命を奪われるのが怖いのです。

人間を回避する事が自己防衛なのです。

相手が少しでも行動を起こすと、殺意を向けられているように

感じてしまいます。

腕を動かせば殴られると思い、ポケットに手を入れられたら

刃物や銃を向けられると言った恐怖に襲われます。

自己防衛の限界が来た時に、やられる前にこちらが手を

出してしまうというような文面を見た事もあり、それはそれで

自分の事も怖いです。

確かに今は自己防衛で済んでいますが、気が狂いそうな時も

あります。


人間と関わる事が出来る事。

それは、当たり前の事のようですが当たり前でない人も

世の中には存在するのです。

ただ、一部の人間だけなので世間からはコミュニケーション能力が

無いだとか、無理矢理に行事に参加させられたりだとか…。

健常者に攻撃を受けるだけです。


人間に危害を与えられる(そのメインが命を奪われる。)事を

思いながら、どう人間と接しろと言うのでしょうか?

殺されるくらいなら、自殺をした方がまだ納得がいきます。

本当に悲しく辛い現実です。

小さい子供達は私が高齢になった頃、高齢者をいとも

簡単に危害を与える事の出来る脅威です。

今、私は大人ですが高齢者もいつ危害を与えてくるか

分からない脅威です。


そして、自分自身も自己防衛の範囲を超えてしまえば

どうなってしまうのか分からず、脅威です。


解決方法はただ1つ、人間を良く見れるようになれば

良いのです。

言うは易しで、これがとても難しい事です。


私が今まで生きてきた世界では到底、人間をよく見る事

なんて出来ません。


親からは小さい頃、以下のような教育を受けました。


・人間は、信用するな。

・人間は、怖い生き物だ。

・人間は、口先だけの生き物だ。


そして、学生生活を送る場においてその通りだと

学びました。

大きな影響を受けたのは、短大生活です。

寮生活などを経て、人間を学びました。

親から言われた事以外にも色々と…。


親からの教育で言えば、確かに人間は信用できません。

自分の立場を守る為、自分の思い通りにするには手段を選びません。

寮生活で聞こえてきた会話、今でも覚えている会話は、これです。

仲良しグループの会話の一部ですが…。


『 気に入らない奴は、事故に見せかけて殺せば良い。 』


高校を卒業するまでは、この様な言葉を聞いた事がありませんでした。

流石は短大です。

色々な県から歳も違う人達が集まっているのですから。

この時点で、人間は確かに怖い生き物ですね。

仲が良くても自分の利益の為なら簡単に裏切りますし…。

人間は信用できません。


そして、生徒に勉強を教える先生にも幻滅しました。

分からないところがあれば聞きに来てくださいと言っていたので

聞きに行ったところ、こんな返事が返ってきました。


『 何を今更、聞きに来てるの? 』


教える気が無いのであれば、言わなければ良いのに…。

学校の先生ですら、口先だけの生き物です。


ちなみに、その小さい頃の教育を親に言ったところ…。


『 そんな事、言うた? 記憶にないわ。 』


だそうです。

本当に人間って、よく分からない上に脅威です。


事実に基づいての人間への拒絶反応。

これは、治るものなのか謎になってきました。

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