第21話 情報が多い世の中なのに…。

今の時代、ネット環境は当たり前…。

それに伴い、個人が得られる情報量も多くなってきました。

分からない事があれば、ネットで検索すればすぐに分かります。


こんなに情報量が多いのに何故、私の症状が出てこないのか?

とても悲しい現実です。


どんなキーワードで検索をかけてみても、私とは何か違う症状や

病名しか出てきません。


そもそも、人間に危害を与えられる事に怯えると言う症状が

少ないが上に、地球上の人間全てに危害を与えられると言う

私の考え方が無い。

しかも危害と言う検索では、ヒットするものの…。

その危害内容のメインで、殺されると言う部分に入ってくると

情報が激減します。


調べても調べても出てこないから、私は一体、何に苦しんで

いるのか訳が分からなくなって、調べるのを辞めてしまいます。


過去の事実を元に人間に危害を与えられると言う症状が

ネット上にもあまり無いのです。


いつ殺されるか分からない短大生活を送った私…。

親から人間を良く見れないように教育された私。

現実の人間関係を知ってしまった私。


ここまでの症状になるまで、色々な環境が引き金になっていると

思います。

親も、こんな風になるように教育したのではないと思います。


ただ、私がそれを過剰に受け止めてしまったのでしょう…。

人間は怖い生き物、人間は口先だけの生き物…。

そう、こう言った教育を受けていた子供の頃、私は

それなら最初から人間と関わらない方が良いと思っていました。


私は、怖い生き物には近づきたくありませんし、口先だけの

関係なんて要らないと言う考え方だったので…。


今では、この地球上に安心できる場所は無いのかもと思ってしまいます。


お弁当屋さんにお弁当を買いに行って、レジで並んでいる時に

私の後ろに並ぶ人が居れば、本当に恐怖です。


ある訳の無い妄想ですが、それを分かっていて分かっていない矛盾な

思考回路。

手に刃物を持っていて、背後から突き刺されるとか…。

背後から殴られるとか危害を与えてくる思考ばかりで、気が気では無いです。


死にたくはないけど、生きていても辛い現実です。

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