【新作スマホゲーム、クラウドファンディング開始! その名も『育成野球ダイリーグ』! 早速開発者にインタビューしてみた】(中)

・第2パート『甲子園』は、全国のプレイヤーと協力・対戦!


 ――オンラインですか! ソーシャル要素ということですね。


 狩主:はい。育成パートで作成した選手は、甲子園を目指す高校に入学することができるようになります。そうですね……まずはこの甲子園パートのスケジュールを説明したほうがいいでしょう。『育成野球ダイリーグ』では、オンラインの甲子園大会を、1年に4回行います。現実世界の1年でゲーム内では4年進む、ということです。1シーズンの甲子園は、予選を半月、本選を半月の1ヶ月で実施します。


 ――つまり1年のうち4ヶ月は、甲子園をやっているわけですか。


 狩主:47都道府県と、東京だけ人口が多いので東西に分けた48の地区で予選を行います。予選はひとまず全ての地区で64校が参加します。1校あたり27名のプレイヤーが登録できますので……約8万3千人が参加できる形ですね。もちろんプレイヤーが多ければ、参加校を増やすなどの対応をしますよ。


 ――参加校を2倍の128校にすると約16万人ですか? それ以上人が集まったらどうなります? 例えば、100万人とか。


 狩主:計画を考え直さないといけないですね(笑)。それはともかくとして、育成したキャラクターの参加方法に移りましょう。キャラクターは自分の地域から、第一から第五希望まで、入学する高校を選択することができます。


 (画像:入学希望校高選択画面)


 狩主:画像にあるとおり、その学校のこれまでの戦績や設備、監督の方針が確認できます。育成した選手の傾向が監督の方針と一致しているほど、入学しやすい形です。第五希望まで選ばれなかった場合は、空いている高校に入ることになりますが……もしユーザー数が多かったら、ここで入学できなくなる、という感じですね。対応する期間中に育成した選手しか入学の権利がないので、入学できなかった場合は次のシーズンに向けて育成をしてもらえればと。


 数史:人口の少ない県に行くのがいいかもしれませんね。


 ――というと?


 数史:本作では位置情報を利用しているんです。現実の住所と同じ地区にしか通常は参加できないのですが、地区を変える手続きをすれば別の地区に移籍できます。あまりコロコロ変えられても困りますので、そのためのアイテムは有料販売にするつもりですが。


 狩主:お手ごろ価格になるはずですよ。それにどうしても東京のユーザーが多いでしょうから、1回分は無償配布します。地区の人数情報も提示しますよ。


 ――それなら安心ですね。故郷の地区を選んだりするのも楽しそうです。それで入学した後はどうなるんでしょうか?


 狩主:監督の指導の元、成長しながら甲子園を目指します。とはいっても操作はせず、全てオートで進みます。ここで育成パートの結果が重要になるんです。


 ――オートなんですか。まあ確かに同時プレイで育成とかやってられませんよね。


 狩主:入学当初は、キャラクターの能力は初期値のままです。その後3年間――3シーズンに渡って、育成パートで行った成長を基にして能力値が変動していくわけですね。最終的に、甲子園の決勝までには、必ず育成完了時点の能力になるんです。


 ――なるほど。……一年生から活躍したければ、早めに能力を上げておく必要が?


 狩主:そういうことです。監督の能力や学校の設備によって成長曲線も変わりますので、強豪校は人気が集中するかもしれませんね。……裏口入学、みたいなアイテムはないですよ?(笑)


 ――あったら怖いですね(笑)


 狩主:さてこのパートでの試合ですが、全ユーザーが閲覧可能な状態で配信されます。一地区、一日四試合のペースでオートで進行するわけですね。これを観戦して楽しんでいただくわけです。


 ――なるほど。全体では……一日約200試合ですか。大丈夫なんですか?


 狩主:見るほうが大変かもしれませんね(笑)。まあ、地元に限れば四試合しかしていませんので、地元を追いかける分には問題ないかと。


 数史:育成パートと違って完全にオートなので、その時間にプレイする必要もないですからね。試合も後から再生することができますし。


 狩主:地区予選が終わったら甲子園です。これも一日四試合。同時進行の試合はないので、全ユーザーに注目してもらえます。


 ――試合の見所はどんなものでしょう。


 狩主:育成パートでもあるのですが、同じ学校や地区のキャラクター間には『関係性』が生まれます。誰と誰が友達だったり、ライバルだったり、尊敬してたり、見下したりしてるわけですね。


 (画像:関係相関図の画面)


 狩主:この関係性によって試合中の能力に変動があったり、演出があったりします。ライバル同士の対決だとお互いに能力が上がるとかですね。違う地区のキャラクターとは最初は関係性がないですが、試合をすると関係性が変化することがありますよ。一年越しに甲子園で再会するライバル……ということもあるかもしれません。


 ――それは盛り上がりそうですね!


 数史:ああ、オートとは言いましたが、試合には介入することができる場面があります。1試合に必ず1回以上、『決断の時』を迎える時があるんです。ピッチャーがピンチを迎えた時、信じて任せるか次の投手に交代するか? のような場面ですね。リアルタイム観戦中は、この監督の決断をプレイヤーの投票で選ぶことができるんです。


 狩主:ええ。賢いAIを用意するつもりですが、それでもAIの判断に絶対はありませんから。同じ地区に所属しているプレイヤーが投票して、票数の多い選択をするようになっています。


 ――なるほど。そちらもいろいろ盛り上がりそうですね(笑)


 数史:ぜひたくさんの名将にご指導いただければ(笑)



・甲子園のその先はもちろん? 第三パートを公開!


 ――甲子園が1年に4回、それぞれ1ヶ月。残りの期間はどうなるのでしょうか?


 狩主:はい。そこが第3パートになります。甲子園が終わればもちろん、『プロ野球』です。『育成野球ダイリーグ』が提供する、新しいプロリーグに、甲子園で活躍した選手たちがドラフトで選ばれます。そして全12球団で1チーム143試合を、2ヶ月で実行します。


 ――つまりゲーム内では1年が3ヶ月。その間に甲子園とプロの1シーズンが詰まっていると。……ちょっと過密スケジュールじゃないですか?


 狩主:1日に1試合だけしか見るものがない、よりも、何試合もやってリアルタイムで見れる機会を増やすべきだと思いまして。それにゲームですからね、スケジュールの厳しさに文句を言う選手はいませんから。


 数史:オフシーズンとかね、視聴者にとっては不要な待ち時間ですからね。


 狩主:ええ。それに、選手の移り変わりも野球の楽しさですからね。1年をリアルタイムにやっていたら、現実の野球の歴史の長さに追いつけませんよ。


 ――確かに……。しかし、育成した選手が活躍すればプロになる、ですか。なるほど、面白い。プロ野球のチームは……新しいプロリーグということですが?


 狩主:はい。NPBとは異なる、オリジナルの野球リーグ……『ダイリーグ』を提供します。現実の球団と同じように、企業がオーナーとなって運営するバーチャル球団です。


 hiramin:よし出番だ。『東ダイリーグ』の球団、泉フェニックスのオーナーのhiraminです!


 ――おお。すでに球団が。hiraminさんがオーナー……ですか?


 hiramin:資金を出すだけじゃなくて、やっぱりオーナーもやってみたくなって。完全に個人でやるから、裏から便宜を図られてるとかはないよ(笑)。球団名をかっこよくしてくれ、ってお願いされたぐらい。


 狩主:現実の球団が選手のグッズなんかを出しているように、球団は『育成野球ダイリーグ』を通じてグッズの販売ができます。買っていただくと球団の懐が暖かくなるわけです。


 hiramin:とりあえずサロンの方の会員権を売ることにしてます。


 ――なるほど。オーナーにもメリットがあると。他の球団はどうでしょうか?


 狩主:現時点で六つの球団が決定しています。こちらが一覧です。


 (画像:東ダイリーグ、西ダイリーグの旗、およびそれぞれに3つの球団名)


 狩主:東ダイリーグから行くと、泉フェニックスの次は、Soraful株式会社がオーナーのソラフルレインボーです。


 (画像:Soraful株式会社と球団のロゴ)


 ――Sorafulというと……確か新しくスマホのデータ通信サービス『Soraful SIM』を始めたMVNO(仮想移動体通信事業者)ですね。


 狩主:『育成野球ダイリーグ』の運営にも力を貸していただいていて。正式サービス開始時には、『育成野球ダイリーグ』の通信量を月々の使用料に含めない、カウントフリーオプションを展開していただきます。


 ――おお、それはすごい! 外出先でも通信量を気にせず遊べるようになるわけですね。


 狩主:はい。さて次は株式会社ミョウゴがオーナーの茅場ミョウゴルゴン。


 (画像:株式会社ミョウゴと球団のロゴ)


 ――明後日には職場にアサイン、で有名な人材派遣会社さんですね。球団ロゴは神話のゴルゴーンっぽい感じでかっこいいですね。


 狩主:以上が東ダイリーグの3球団です。次は西ダイリーグですね。まずは株式会社トイタがオーナーの、青山トイタラテ。


 (画像:株式会社トイタと球団のロゴ)


 ――あ、ロゴは見たことあります。喫茶店チェーンのトイタラテですね。


 hiramin:よく利用してる! ゆっくり座れていいんだよね。それにおいしいし、お好み焼きサンド。


 ――お好み……サンド……?


 (画像:トイタラテのお好み焼きサンド)


 狩主:次は株式会社カミガカリがオーナーの、台場カミガカリ。


 (画像:株式会社カミガカリと球団のロゴ)


 ――あ、これは完全に知ってます。Vtuberのハシノスミちゃんが所属している、Vtuber事務所ですね。企業に所属していない、いわゆる個人でやっているVtuberをサポートするという理念の。まずは5人の個人Vtuberが所属することになって話題になってますよね。カミガカリガールズでしたっけ。


 数史:かわいいですよね、滝汗系Vtuberのハシノスミちゃん。やっぱりこれからの時代はVtuberでしょう。プロモーションで協力してもらいますよ。


 狩主:そして最後に株式会社ライブラがオーナーの、大空エクリプス。


 (画像:株式会社ライブラと球団のロゴ)


 ――不勉強ですいません。こちらはどのような会社ですか?


 狩主:サービス名のほうが有名かもしれません。『ビットバランス』に聞き覚えは?


 ――ああ! 仮想通貨の交換所ですね。なるほど。これで6球団ですね。いやあ、なかなか多種多様な企業が集まってきましたね……ところで、12球団とのことでしたが、残りの6球団は?


 狩主:『育成野球ダイリーグ』では、本日(※記事掲載日)よりクラウドファンディングを始めます。そのバッカーへの報酬のひとつとして、球団のオーナー権を用意しました。なお企業限定です。一般の方向けには低額のプランもありますので、ぜひご支援くださればと。


 数史:結果に関わらずサービスは開始する予定ですが、よりクォリティを高めるためにご協力ください。オマケでゲーム内アイテムもついてくるので(笑)


 hiramin:12球団で盛り上がりたいよね。


 『育成野球ダイリーグ』のクラウドファンディングのページは【こちら】!

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