第49話 自分の価値は自分で決めるものさ

下級妖怪の化け狸と世界をキノコの世界で侵食しようとするキノコの怪人と変身して戦っていた伊邪那美家の対魔士である私、伊邪那美祭羽とコズミックルビーこと明星遥香はお互いが不思議とうまく連携をとりながら戦うことができていた、そしてコズミックルビーギャラクシータイプとなった遥香のその戦いかたはとても非常にダイナミックでキノコの怪人を追い込んでいく、キノコの怪人に紫色の光をまとわせたアッパーカットを火花とともにくらわせ、私も下級妖怪の化け狸に次々と火花とともに剣戟をあびせた、コズミックルビーが私に「そろそろ決めるわよ!」と言った、そしてその言葉に私は「ええ!」と答えた、そして下級妖怪の化け狸が私に飛びかかってきたそしてその瞬間、私は居合を見切り変身している私の必殺技の桜火爛漫を下級妖怪の化け狸の胴体に火花とともに決めた、そして次にキノコの怪人がコズミックルビーに駆けてきたそしてその瞬間、コズミックルビーは胸元のクリスタルに両手あてそして両腕を縦に振り上げた、胸元のクリスタルが青色の光を放ち、紫色の光が胸元のクリスタルに集まっていく、そして腕を十字に組み紫色の光線が放たれた、そしてどうやら黒斗と違い大気のプラズマを使っている光線ではないようだ、その紫色の光線をくらったキノコの怪人は赤紫色の光を飛び散らせながら「毒キノコには気をつけるキノコ〜!」と言って倒れ激しい火花とともに爆発した、上空では下級妖怪の化け狸が私の放った必殺技、桜火爛漫を受け爆発した、そしてあたり一面に広がってはえていたキノコが消え元の世界に戻った、そしてそれと同時にどうやらキノコの世界が開放されたようだ、コズミックルビーは私に「ありがとう!あなたのおかげで倒せたよ!」と嬉しそうに言った、そしてその言葉を聞いて私はコズミックルビーに「どういたしまして!私も仕事が無事にできてよかったよ!」と言った、そして嬉しそうに笑顔になりながらコズミックルビーは「世界全開!オールオッケー!」と言った、どうやら決め台詞のようだ、そ光線技に関して言えば霊力のかわりに大気のプラズマを使う黒斗と違い動きが少ない分は何回かは放てそうだ、そしてコズミックルビーの変身を紫色の光ともに解除した遥香は私に「あんた自分の価値は誰かが決めてると思ってない?でも実は違うのよね、自分の価値は自分で決めるものさ」と言った、確かに伊邪那美家の対魔士として今まで私は自分の価値は誰かがずっと決めているものだと思っていたからだ、でも実際はそうではない自分の価値は自分で決めるものなのだ、そしてやはり学園武闘祭に私は1人の対魔士として参加したことは間違いではなかったことを他の誰よりもだが遥香、コズミックルビーの言葉でそしてそのことを私は確かに確信したのだった、そして私も背中にはえた赤色とオレンジ色の蝶の羽を火の粉にして変身を解除した、まだ覚醒して間もないこともあり第1段階にしか変身はできないがそれなりに強い、だがそれでもまだまだ安倍晴明には敵わないのも確かなことではあるが、そしてもう学園武闘祭の開催が気がつけばもう目の前まで迫ってきている、そして今のところ、黒斗たち元漆黒の銀翼のメンバーから構成されるチームは最有力の優勝候補と言ったところか、そしてその理由は戦況やその場の状況に応じて臨機応変に様々な属性の亜種フォームを使いこなせる黒斗がいるからだ、そして今のところ最高戦力となるであろう精霊三体変身を使いこなしているのは黒斗だけだということも大きい、そして学園武闘祭は基本ルールが存在する最初は他の学園の生徒たちとのチームを組んでのバトルロイヤル形式でそのあとは一対一の決闘形式になるというところだ、最初のバトルロイヤルでどれだけの生徒たちと戦うかも重要になる、何故ならそれはお互いの実力がまったくわからないという乱戦になるからだ、そのうえで対魔士と陰陽師は腐れ縁の関係あるためもし安倍晴明が遥香ともし戦うのであれば私も遥香とともに安倍晴明と戦うことになるのだろう、そして私はそう考えて歩いているとサーキットでは走り屋たちも学園武闘祭にむけてドリフトの練習や車の調整を行なっていた、タイヤや足まわりはもちろんのことエンジンの調整も皆それぞれにぬかりがない、そして電光掲示板の学園武闘祭のエントリー画面を私は見上げた、すると私、伊邪那美祭羽の名前のとなりにコズミックルビー、つまり明星遥香、彼女の名が表示されていたいつのまに彼女、遥香はエントリーを済ませていたのかはわからない、だがこれでまた遥香とも会えるし戦える、何より嬉しいことだ、こうして少しずつではあるが着々と学園武闘祭にむけての準備も整いつつありそして学園武闘祭の開催にむけてまでの最後の1日は過ぎていくのだった。

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