第42話 むせ返る熱帯夜を 彩る花火のように
特別休暇の一泊目の1日目をプールと海があるホテルのプールで満喫した俺、鴉黒斗と十夜、天音、霊羽、雷羽、神威の5人は皆それぞれの私服に着替えて色々、二泊目の特別休暇の2日目を満喫していたこのホテルは夜に海に行くと色とりどりの花火が夜空を彩る、そしてそのイベントを知っているからか心が軽い、そもそもの話だが俺たちが漆黒の銀翼に所属していた時に行った川にくられればどれだけこの休暇が贅沢なのかは一番自分たちの感覚でそのことを確かに感じとれるからだ、ましてやこれは当たり前の話だが俺はかつて漆黒の銀翼に所属していた時に俺の愛車である白黒のパンダトレノの86を運転免許とともに手に入れているからだ、そしてそれはもちろん霊羽も漆黒の銀翼に所属していた時に運転免許とともにトヨタのオレンジ色の86を手に入れている、そして妹である光の錬金術師である雷羽は漆黒の銀翼に所属していた時に青色のフェアリティzを運転免許とともに手に入れている、青色のフェアリティzはよくちまたの噂で悪魔のzととも呼ばれる、そしてちなみに漆黒の銀翼に所属していたメンバーは皆それぞれに自分の愛車をもっている、さらに言えばこのプールと海があるホテルに自分の愛車で来たのは実質、俺と霊羽の2人だけだ、というのも海のあたりを歩いていると俺の白黒のパンダトレノの86と霊羽の乗ってきたオレンジ色のトヨタの86が太陽に照らされてよく目立つからだ、それに俺はこのプールと海があるホテルに行く前に新たな技を生み出している、そしてそれは八咫烏の能力であるプラズマを操る能力、そしてその能力で操ることができるプラズマはエネルギー弾にもできれば強力な光線にもできることを知ったからだ、俺と霊羽の2人は八咫烏と酒呑童子の能力を素体として最大で3体まで精霊をその身にまとうことができるが十夜と天音の2人同様に暴走するリスクを抱えているため今は精霊を2体ずつその身まとって亜種フォームと呼ばれる姿に変身して戦っている、唯一違うとすれば光の錬金術師である妹の雷羽だろう、彼女は光の魔道書を開いて変身すると霊力を消耗しても回復しながら戦える、そしてそれは光の魔道書のなかに回復に関することが記述で描かれているからだ、亜光速に関しても同様で光の魔道書のなかに記載されているからだ、そろそろお盆がくるが妖怪側も学園武闘祭に参加するのならますます学園の生徒たち実力不足は問題となるだろう、そんなことを考えながらも俺たちは海の家の店を思う存分に満喫したのだった、そして夜になった、俺は琉球模様の海パンに着替え、霊羽達も皆それぞれにもってきた個性的な水着のビキニに着替え海を心ゆくまで満喫していた、というのもこのプールと海があるホテルが花火を打ち上げる時間までむちゃくちゃ暇になったからだ、そして何よりもの話だが神威のアイヌ紋様の入った青色と赤色の水着は十夜や天音、霊羽、妹の雷羽のビキニよりもはるかにまわりに目立っていた、そしてまるでどこかこの光景は俺、黒斗には懐かしい光景に思えた、そして花火が上がる時間帯になった、そして花火が次々と打ち上がるとまるでむせ返る熱帯夜を彩る花火のように霊羽達は大はしゃぎしていた、俺も霊羽達につられてはしゃいでしまったが、それもそのはずだ、この一泊が終わればまた合同演習の日々が始まるからだ、そしてなんとしても学園武闘祭で俺たちの学園は生き残る必要があるからだ、妖怪側だって他の学園の生徒たちとも充分渡り合えるほどの実力をもっていることも確かな事実だ、兎にも角にもこの学園の2人の会長がくれたこの特別休暇の間に俺たちの消耗した霊力はもうこの時点でほとんど回復しているからだ、こうして俺たちはちゃんとむせ返る熱帯夜の夜も無事に特別休暇を思う存分満喫した俺たちは次の日の朝、プールと海があるホテルから学園に戻る途中に地元の走り屋達とそれ以外のところから来た走り屋達をサービスエリアで見かけ彼らに話しかけた、そして彼ら、走り屋が学園武闘祭に彼らがイベントで呼ばれていることを知ることになった。
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