第43話 覚醒の時は来た 進化の声をあげろ!

プールと海があるホテルから学園に戻って来てから俺、鴉黒斗は頭の中で八咫烏と対話をした、そしてこれは霊羽と光の錬金術師である伊奘諾雷羽にも起こりうることのため俺は慣れていた、学園の合同演習、学園を下級妖怪の群れから防衛の時点で俺の霊力はもうすでに精霊三体をその身にまとえるほど成長していたらしい、だが精霊三体をその身にまとって変身することは暴走のリスクは当然ある、八咫烏の後ろには曼荼羅が置かれていた、ここは意識の中の世界だ、何が起きてもおかしくはない、八咫烏は「もう、おまえは業火、烈火、火の三代元素の精霊を暴走せずに変身できる、これはとても素晴らしいことだよ」と言った、確かに曼荼羅の中央の部分は火の精霊が綺麗にまるで何かを意味することかのようにならんでいた、そしてその意味は俺が本能で感じていた、妖怪でもあり神でもある八咫烏のもつ戦いの遺伝子を受け継いだからか、三代元素の1つである火は3種類ある、そしてそれが業火、烈火、火の3つだ、霊羽の妹、光の錬金術師である雷羽は真実の扉にアクセスできるがそしてそこにある真実の扉に描かれているのは元素が描かれた世界樹だそうだ、俺の場合は元素が描かれた曼荼羅ということになる、わかりやすく言えば雷の場合は雷、電撃、雷光という元素の順番になるという話だ、そしてどうやら俺はそこで目が覚めた、どうやら合同演習の最中に強敵の生徒と出会い俺は変身解除まで追い込まれ意識を失っていたようだ、八咫烏の声が意識の中で叫ぶ「覚醒の時は来た 進化の声をあげろ!」とその声にまるで俺は従うかの如く精霊三体をその身にまとって変身することを決意する、すると巨大な三匹の黒い鴉の精霊が現れ火の粉をまといあたり一面を炎で包むと赤色の光が俺の全身を包み赤色の八咫烏が現れ炎の翼を左半身と中央そして右半分つまりは全身を火の精霊の鎧をその身にまとった、そして襲いかかってきた生徒たちをドワォ!という凄まじい爆音とともに瞬く間に俺は次々と蹴散らした、そしてそれもそのはずで精霊を2体その身にまとい変身した場合と違い精霊を三体をその身にまとい変身した場合では霊力と戦闘能力は三倍にまでなるさらに炎の翼を使って強敵の生徒の眼前に高速移動し炎をまとわせた右手で火花を飛び散らせながらパンチをきめた、強敵の生徒はものすごい速さで吹っ飛び壁に土煙とともにめりこんだ、そして俺は再度壁にめりこんだ強敵の生徒を炎をまとわせたキックで火花とともに上空に蹴りあげると両腕に大気のプラズマをためて両腕をクロスさせ大気のプラズマを両腕に振り上げて放出しそして腕をL字に組んで光線を放った、強敵の生徒にその大気のプラズマをためた光線は直撃し青白い火花を飛び散らせドワォ!という爆発音とともに爆発した、そして大気のプラズマの光線を直撃した強敵の生徒は意識を失い戦闘不能となった、ともに戦っていた光の錬金術師である雷羽は「暴走はしてないけど圧倒的すぎる、学園の生徒たちからバケモノね」と確かに今の俺は火の精霊三体をその身にまとって変身して暴走はしなかったのはおそらく精霊三体変身の条件である霊力三体分を満たしていたからだ、そしてあらゆる属性と元素に起因する八咫烏の能力は精霊三体分でその真価を思う存分に発揮できるからだ、手加減して精霊二体で変身しても戦う相手が霊力で俺を上回れば今回のように変身解除まで追い込まれることもあるからだ、ある意味では属性を2つあわせる変身フォームじたいも攻撃力は高いがその分の汎用性はむちゃくちゃきくといういい部分もあるということだ、 そして火の精霊二体で業火と烈火の姿は非常に相性が良く防御力が極端に下がったまま強敵の生徒と戦った為俺は変身解除にまで追い込まれてしまったのだ、逆に業火、火、烈火の順で精霊三体をその身にまとい変身した場合、戦闘力と霊力は3倍、防御力も跳ね上がるのだ、光の錬金術師である雷羽は錬金術師のため全ての元素を操れるうえにありとあらゆる属性を操ることもできる、それに加えて移植で手に入れた光の魔道書、あの魔道書には光と闇の記述も記載されているため、その気になれば小さなブラックホールぐらいは錬成が可能だ、戦闘経験は活かせても相性が悪ければ俺たち漆黒の銀翼に元所属していた俺たちですら変身解除まで追い込まれることもある、俺と霊羽は特にその影響をうけやすい能力だ、だがこの戦いである意味では大変に喜ばしい収穫があったのも確かな事実だ、俺、鴉黒斗を変身解除にまで追い込んだ強敵の生徒彼はいずれ神威と同様に自らのもつ精霊を宿す能力の限界を超え、そして自らの身体に精霊の鎧をその身にまとう能力に自らで覚醒するであろう、このことじたいはある意味、素直に嬉しいし喜ばしいことでもあった。

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