第34話 吹き荒れる風にたちむかって突き進む
妖怪の住む街につまりは横丁に俺と同じく漆黒の銀翼に元所属していた時の仲間である伊邪那美霊羽と伊奘諾霊羽の2人がぬらりひょんとの話し合いに向かった後、俺、鴉黒斗と鶴崎天音、そして武蔵十夜の3人は学園武闘祭を何としても開催させるために学園合同の防衛部隊に一時的にだが所属した、そしてその理由は言うまでもなく下級妖怪の群れが学園に進行していたからだ、相手は下級妖怪で動きが早い化け猫と鬼の一族の下級妖怪である餓鬼だ、俺たちは変身しながら常に連日その下級妖怪の群れと必死に戦っていた、そしてそれはまるでそれは吹き荒れる風にたちむかって突き進むかのようにだ、そして俺としても少しばかし誤算をしていた、それは生徒たちと天音、十夜の2人はいまだに下級妖怪との戦闘経験が少なく実力もまだ充分ではないということだ、妖怪側の妖怪の総大将であるぬらりひょんから伝書鳩の容量で鴉からの連絡で妖怪の機動部隊のなかでも最も強い2人を派遣するという話が会長2人にはすでにこの時には話されていた、学園を守る防衛部隊のキャンプ地で天音は俺に「どんな妖怪がくるの?かなり強いって聞いたけど?」と疑問を俺に問いかけた、その疑問の問いに俺は「おそらくだが俺たちには頼もしい味方になることは間違いない、今の俺たちは最高戦力の2人がいないんだ。戦力になるならありがたいな猫の手でも借りたいぐらいの下級妖怪の進行が速いんだからな」と返した、おそらく漆黒の銀翼の対をなす妖怪の組織、鴉天狗機動隊から1人、さらにおそらくではあるが鬼の一族の組織、百鬼夜行から1人はまず間違いなく人間界にやってくると俺はそう推測だがこの時はまだ思っていた、そして日が明けて翌朝、俺は学園の前に天音、十夜の2人とともに生徒たちとともに立ち下級妖怪との戦闘態勢に入っていた、俺の「みんな、いくぞ!」という言葉とともに天音はあたり一面を炎で包み身体の中心に火の精霊と左半身に水の精霊の鎧をその身にまとい変身を完了させた、十夜も日本刀に炎をまとわせて横十字に斬撃で斬りあたり一面を炎に包み、身体の右半身に火の精霊と左半身に木の精霊の鎧をその身にまとい変身を遂げる、2人もこの下級妖怪の群れとの戦闘に関しては不慣れな部分が多い、そこは当然、下級妖怪との戦闘経験が漆黒の銀翼に元所属していた俺が霊羽、雷羽の2人の分もサポートするしかない、俺も黒い巨大な鴉の精霊を呼び出しまわりをその黒い巨大な鴉の精霊の羽に火の粉と雷ををまとわせながら飛び回らせながらそしてその黒い巨大な鴉の精霊が背後から俺に両羽で火の精霊と覆い被さるとそしてその黒い巨大な鴉の精霊が両羽をひろげると火の粉をまとった羽があたりを飛び散り、そして左右非対称に火の精霊の鎧と雷の精霊の鎧をその身にまとい変身を完了させた、すると上空からある妖怪が1人土煙を巻き上げて降りてきた、背中にはえた鴉の羽、全身を鴉の意匠を施した鎧をその身にまとい、そして彼に襲ってきた下級妖怪の餓鬼を火花とともにパンチの一撃で簡単に爆発させて倒した、俺の身体の感覚から本能まで痺れてくる、間違いなく彼は鴉天狗機動隊の隊長である八咫烏その人だ、そして俺の契約している妖怪であり神そのものと言ってもいい、八咫烏は気楽そうに「ずいぶん楽しそうなことやってんだな。俺も加勢させてくれ」と言った、八咫烏は自由人すぎて妖怪の総大将であるぬらりひょんが手を焼くぐらいの大物だ、だが確かに妖怪の側にとっては最高戦力の1人であることは変わりはない、さらに下級妖怪の化け猫たちは霧にあたりを包まれているうちに火花を飛び散らせながら気がついた俺が時にはもうすでに一掃されていた、そして八咫烏と俺、天音、十夜の前には昔話に出てくる鬼の姿をした霊羽が契約している鬼の一族で最高戦力の1人とされる童子、酒呑童子が自らも酒呑童子の鎧をその身にまとい立っていた、酒呑童子は十夜と天音に「霊羽が世話になっているな、2人とも俺は霊羽の契約している鬼の酒呑童子だ、実力も戦闘経験もまだまだだとぬらりひょんから聞いた俺が出来る限りのことはおまえたちをサポートしてやる」と酒呑童子も妖怪の総大将であるぬらりひょんが手を焼くほどの実力を確かにもっているのは確かだ、そしてこの以外な助っ人の参戦で人間界側の俺たちは下級妖怪の群れに反撃の狼煙をあげることになる。
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