第35話 夜桜 鬼桜 紅桜

人間界側の下級妖怪の進行の防衛を黒斗、天音、十夜の3人に任せて妖怪の住む街、横丁に赴いた私、伊邪那美霊羽と私の妹の光の錬金術師であり光の剣士である伊奘諾雷羽の2人は妖怪の総大将であるぬらりひょんの屋敷で1日目はぬらりひょんの機動隊の一員である雪女と猫娘の戦闘訓練つまりは手合わせを済ませた、ちなみに今の私と雷羽の2人は変身を解いているため銀色に鯉をあしらった浴衣着物と青色に花柄をあしらった浴衣着物を着ている、そしてその理由は割とはっきりしていて妖怪の住む街、横丁に入る際に妖怪側の結界に人間である私と妹の雷羽の2人は触れているからだ、だから私と妹の雷羽の2人は学園の制服から結界に触れたことで銀色の鯉をあしらった浴衣着物と青色の花柄をあしらった浴衣着物を着ているのだ、妖怪の総大将であるぬらりひょんは猫娘と雪女の2人にどやされていた、そしてその理由は妖怪側の機動隊の最高戦力である黒斗が能力の移植手術をして契約した八咫烏と私が能力の移植手術をして契約した鬼の一族であり童子である酒呑童子を人間界側に下級妖怪の群れに対して応援部隊として2人を派遣したかららしい、雪女も猫娘の2人もどうやらぬらりひょんとともに酒を飲みながら話し合っていたらしい、そしてそのぬらりひょんと猫娘と雪女の3人がいる部屋には酒の瓶が山ほど並んでいる、そして当然のことだが酒呑童子の能力の移植手術をして契約している私には鬼の一族であり童子である酒呑童子が黒斗達のもとにむかったことは気配で感じとっていた私は酒呑童子に私自身の霊力を貢いでいるからだ、猫娘は私を見ると「おはよう。よく眠れた?」と私に問いかけた、光の錬金術師である雷羽は光の魔道書を使って変身して猫娘と戦ったためかまだ寝る用の浴衣でよく寝ている、私は「は、はいおかげさまでですが雪女さんは大丈夫なんですか?」と私は猫娘に問いかけた、猫娘は「ああ、それはそれは大丈夫よ。酒呑童子が相手なら燃やされてただろうけど」と、というか猫娘の発言からして私の契約している鬼の一族である酒呑童子はどれぐらい強いのだろうか?という疑問が頭を不意によぎった、酒呑童子のいたであろうところには当たり前のように酒の瓶が置いてあった、瓶には酒の名が記されていた夜桜 鬼桜 紅桜という酒の名だ、というか酔いながら人間界にむかったのだろうか?それもそれなのだがむしろこれではっきりしたのは妖怪の総大将であるぬらりひょん、その彼が手を焼くほどの存在であり妖怪側の機動隊の最高戦力であるのが黒斗が能力の移植手術をし契約した八咫烏と私が能力の移植手術をし契約した鬼の一族であり童子である酒呑童子の2人の妖怪だということだ、八咫烏に関しては妖怪でもありかたや神様でもある、雪女は私に「あなたの能力の使い方のうまさは酒呑童子さながらよ、あなたの問題である霊力不足が解消されればもっとうまく使えるようになるわね」と私は笑いながら「あはは、それはどうも」と返した、妖怪側の最高戦力を欠いていることは馬鹿でもわかることだ、ぬらりひょんは「君たちの能力の移植手術をし契約した張本人を人間界に派遣したことはすまないと思っている、だが彼ら2人なら黒斗達のサポートにはうってつけだったんだ」と私としてもまぁ、ぬらりひょんの考えは理解できる、八咫烏と酒呑童子、彼らの強さは実際、計り知れないのも確かだ、串に刺した焼き鮎を食べながら猫娘と雪女、ぬらりひょんの3人は話し合っている、私は椅子に座るとその話し合いまざった、話し合われていたことは妖怪側の下級妖怪に対する結界が緩くなってきていることとその結界の緩みを利用して下級妖怪が人間界側に被害をだしていることだった、確かに私たちが無事に学園武闘祭を開催するにしてもこの問題は放っておけない問題だった、私はぬらりひょんに「妖怪側の結界を再度強くすることは可能なのかしら?それができればある程度は漆黒の銀翼に所属していた私たちが対処できる」と妖怪の総大将であるぬらりひょんは私に「それはできるが問題は時間が少しかかるということだ、結界を調整するにしろ妖怪側の機動隊だけで対処するにしろある程度は時間稼ぎが必要となる」と猫娘は「そのうえ、今は最高戦力の八咫烏と酒呑童子の2人がいないのよ。下級妖怪相手に実力も戦闘経験も時間もまったく今の妖怪側の機動隊の面子は全然足りてないのよね」と案の定というか私の予想通りというかつまりは今の妖怪側の機動隊の面子は下級妖怪に対しての対処法も戦闘経験も実力もことかいているのが現状だということだ、そしてこれは学園武闘祭を開催する私達の学園の生徒たちも同じくほかの学園の生徒たちちの戦闘での対処法も戦闘経験も実力も不足しているためだ、まさかまさかの同じ問題を妖怪側も抱えていたとはこの時、私はそのことをはじめて知ったのだった。

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