第33話 全てを約束できる明日はないから
私、光の剣士であり光の錬金術師である伊奘諾雷羽と私の姉である伊邪那美霊羽は妖怪の総大将であるぬらりひょんとの話し合いのために妖怪の世界、妖怪の住む街、横丁へと会談のために来ていた、青色の花柄の浴衣着物と銀色の鯉をあしらった浴衣着物に私と霊羽姐の2人は着ながら串に刺された焼き鮎をぬらりひょんとともに私と霊羽姐の2人は食べながら妖怪の住む横丁を食べ歩きながら妖怪側で起きた出来事を妖怪の総大将であるぬらりひょんの彼の口から聞いた、そしてその話によるとある錬金術師が賢者の石を作るためにどうやら意図的に下級妖怪達が人間界側に出れる程に結界を緩めたらしい、賢者の石は多くの人の血が必要不可欠でありもし賢者の石を作り出せたとしても真実の扉にアクセスはできないというのにだ、そしてもちろんこれはもちろん妖怪側の警察的な組織、鴉天狗機動隊にもその情報は伝わっている、もちろん鬼の一族にもだ、そしてその理由は思ったより単純明快で人間側も妖怪側も決して全てを約束できる明日はないからだ、そもそも妖怪の総大将である彼がはまずそしてその背筋が凍る程の強さから早々滅多に前戦には立たないからだ、そしてそれを知っている霊羽姐はぬらりひょんに「そもそもの話だけどあなた自らが私達、漆黒の銀翼を頼るって妖怪側も今回の事態に相当手を焼いてるのね?」と問いかけた、そう、そもそもの話だが漆黒の銀翼という組織名じたいは妖怪の総大将である彼、ぬらりひょんが妖怪側から見て私達の元所属していた部隊につけた名だ、そしてその名は決して伊達というわけではなく瞬く間に私達の元所属していた漆黒の銀翼の名はその強さから妖怪側にも人間側にもその噂はどんどんと広まっていった、漆黒の銀翼というのは鴉の羽を指す名でちょうど鴉天狗機動隊とまったくの逆の名だ、ぬらりひょんは霊羽姐に「君の中に宿る酒呑童子の抱える霊力の不足は俺としても放って置けない問題でね、鬼の一族に少しずつ身体がちかづくのも君としても困るだろう?ましてや黒斗は八咫烏と契約して今はもはや世界を紡ぐ存在となっているんだ。そして君たちの実力をじかに見られる場所はこちらで用意した。ちょうど今手合わせしてもらいたい相手がこちら側にも2人いてね」と言った、そしてぬらりひょんの住んでいる屋敷に私と霊羽姐の2人は入った、するとその屋敷には雪のような白い肌と氷をあしらった浴衣着物にその身に包む雪のような銀色の髪に水晶のような青色の瞳の女の妖怪と赤色のワンピースを着る紫色の髪に緑色の瞳の妖怪の女の2人がいた、すると屋敷に入ったぬらりひょんは私と霊羽姐の2人に「手合わせしてもらいたいのは彼女たち2人だ、雪女と猫娘だ」と言った、そうぬらりひょんが言った通り彼女たち2人のうち1人は雪の妖怪、雪女であり、もう1人は猫の妖怪である猫娘だ、人の言葉を話せて理解できるからこそ妖怪の総大将であるぬらりひょんの下級妖怪が人間界に結界から出てくるのを防ぐという依頼をそつなくこなしているのだ、そして私と霊羽姐の2人はぬらりひょんの広い屋敷の訓練場を借りて雪女と猫娘の2人との手合わせを今はから私と霊羽姐はじめるつもりだ、霊羽姐は巨大な酒呑童子が現れ霧が全身を覆うと銀色の鯉をあしらった浴衣着物から非常に動きやすい戦闘向けの右肩に鬼の仮面がついた酒呑童子の鬼の鎧に身を包み変身を完了する、そして霊羽姐に続いて私も青色と花柄をあしらった浴衣着物から全身が一回黒色になりその後に金色の光に全身が包まれてから光の魔道書の力で背中に裏は青色で金色のマントを羽織り、そして手には光の聖剣をもち白色の動きやすいグリム童話みたいな服に金と銀色の胸だしのスカートを着ていた、白色と金色のラインがはいったニーハイソックスと金髪かわらないが左目は瞳の中に銀河が現れ、背中に羽織るマントの胸の部分には錬金術師の紋章がはいっている戦闘にむいた非常に動きやすい姿に私は変身を遂げた、そう、この姿こそが私の戦闘服だ、この姿とそしてその強さから光の剣士と光の錬金術師という名を私は得ている、猫娘が両手の爪を伸ばして戦闘態勢入ると私も手にもっている光の聖剣を構え戦闘態勢に入った、雪女も霊羽姐の2人とも戦闘態勢に入っている、そして私と霊羽姐が踏み込むと同時に雪女と猫娘の2人も踏み込んだ、そしてぬらりひょんがくつろいでいる前で激しい火花が飛び散る、私は猫娘の両手の爪の攻撃を何とか亜光速で移動しながらかわして光の聖剣で防いでいるが蹴りは何発か火花とともにくらってはいるこの強さで下級妖怪の九尾の狐を倒せるのは充分に納得できる、だが取り逃がしたことを彼女はきっと負い目に猫娘は感じているのだろう、そもそも亜光速という速さについていけるぐらいに彼女は強い、光の聖剣で猫娘の攻撃を防ぎながらも私も火花とともにキックやパンチを繰り出しながら光の聖剣で剣戟を繰り出している、霊羽姐は雪女の繰り出す氷を巧みに使った攻撃を身体を霧に変えながらかわしつつもキックやパンチをくらわせている、だが雪女とて馬鹿ではない何回か霊羽姐の火花とともにキックやパンチをくらうと身体を吹雪に変えて間合いをとっているし手足に氷をまとわせてのキックやパンチを霊羽姐に繰り出している、少しは霊羽姐もくらっているが、おそらく妖怪の総大将であるぬらりひょんはこれが見たかったのだ、私の光の剣士としての光の錬金術師としての実力がどれぐらいか、霊羽姐がどれぐらい酒呑童子の力を使いこなせているかを妖怪の総大将である彼自身が見ることでしっかりとはっきりと確かめたかったのだろう、こうしてまだまだ私と霊羽姐の2人は妖怪住む横丁に居続けることになるのだがそれはまた別の話だ。
こうして妖怪の住む横丁の1日目は終わろうとしていた。
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