第17話禁断の力すら味方につけて

俺、鴉黒斗の部屋で天音と十夜とともに学園戦争の作戦会議をしているさなか俺のもつ変身能力の話題となった、俺の能力は変身する際に大きな黒い鴉を呼び出しその鴉が俺自身に覆い被さることでその身にまとう属性の精霊の鎧となるからだ、さらにその精霊の鎧は十夜や天音同様に最大3体まで精霊をその身まとうことができる、そして俺がこの学園にくるまでの俺の二つ名的なコードネームは英語の黒い鴉つまりその名はブラッククロウだった、身体に属性や金属化できるのは他でもないその契約している黒い鴉の精霊の能力だ、俺の家では黒い鴉の精霊は禁断の力とされていた、なぜならその黒い鴉は何者にも染まらないからだ、そのため肉体を強化や硬質化や金属化はできるようになるからだ、だが俺はその禁断の力すら味方につけている、そしてそれは他でもない、誰かを守るためであるからだ、この学園戦争で結果的に天音も十夜も自らの変身能力をあかしている、俺が俺自身のこの禁断の力を使うかでさらにこの学園戦争は大きく変わるというのは誰にでも誰の目にもあきらかだった、しかも能力的にみれば天音や十夜より俺のもつその変身能力のほうがあきらかにはるかに強い、会長は俺に「鴉黒斗、あなたの力をどう使うかはあなた自身で決めていいのですよ」と言った、確かに天音もそして十夜もだが自らのもつ力をどう使うかを彼女達自身が決めているからだ、そして次の日俺は俺のもつ変身能力を使うことを躊躇わず迷わずに俺自身で決めたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る