第6話 やすらぎのひととき
天音と十夜、そして俺、鴉 黒斗は温泉では皆それぞれの楽しんでいた。
俺はデバイスから会長とのやりとりをしていた。
「どうですか? 二人の様子は」と会長が聞いてきた。
「いいんじゃないか 仲はいいしこれと言って
変わった様子はないよ」と答えた。
「そうですか・・・・十夜は不器用な女の子というのは」と会長が聞く。
「知ってる でも天音もホッとできてるしな
会長に心配してもらえて俺たち3人は感謝してる」と俺は言った。
「ゆっくり休んできてください
あなたがたの改革は風紀委員の全メンバーでサポートします」と会長がてれながら
デバイスの映像が途切れた。
そのころ温泉につかっていた十夜と天音も普通の女の子らしい会話をしていた。
「あなたは生まれつき・・・・・その精霊を身に宿せるのか?」と聞く十夜。
天音は「うん・・・・・・小学校からそれでいじめとかにもあってきたし
でも今はこの体質に感謝してる」と答えた。
十夜は「そうか・・・・にしては生徒会長なのに自由すぎやしないか?」
と十夜が聞く。
「見て感じて行動しないと生徒会長になった意味がないじゃない、
あなたもそうでしょう。
風紀委員入ったのも」と天音が十夜に答えをかえしさらにたずねた。
十夜は「そうだな・・・・・わたしもそうだった」と十夜は
信頼の目を天音によせていた。
天音は「ひとまずゆっくりしようよ温泉はそういう場所だし
他校から攻撃されるなんてまずないわよ?」と天音が言うのも無理はない
温泉で俺たち学園の生徒たちが他校の学園と一触即発しケンカになることはよくあることだ。
ただ温泉内での戦闘はまずない、ましてやここは会長の親戚が見張っているため
まずケンカにならないのだ。
十夜は「でもこうして旅行するのは久々だ。ましてや君たちとははじめてだな」と笑いながら十夜が言った。
天音は「そうだね あのさ十夜って呼んでもいいかな?」と天音が訪ねる。
笑いながら十夜は「いいよ わたしもこれから天音と呼ぶからな」と
こうして2泊目は彼女たちの心身ともにやすらぎのひとときの1日となった。
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