第5話
月日が流れて、
知り合いに会うと必ずと言って良い程「カオリ~、あれ?ヒロは?」
「ヒロ~、あれ?カオリは?」
と周囲に聞かれるようになっていた。
カップルというよりコンビみたいな扱い。
まーそれも悪くないな~という感じで相変わらず仲良く過ごしていた。
更に月日が流れて、
一緒に暮らす様になった。
ヒロの付ける香水がふわっと優しく私を包む。
お花の名前の猫とヒロと私。
「かおり、来週、吉野の桜でも見に行く?」
「うん!見たことないね、
行きたい~!」
「俺、実家で車借りてくるは!」
休日に休日の予定を入れた。
一緒に住みだしてから、
大きなスケッチブックに線を引いた手製のカレンダーにシールやカラーペンで二人の予定や出来事とかを夜一緒に書き込むのが日課になってた。
早速、
吉野の桜の予定をピンクで書き込んだ。
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