第6話

夢をみた。

いつかの平日に友達と行ったよく当たると有名な占いの館で占い師のおばちゃんに言われた事がよく夢に出てきてた。


「あんたとこの人は星の位置が真正面にあるから、

必然的に逢う事になってる。

別れても離れてもまたバッタリ逢う。

逢う事になってるから仕方ない。

だけど、あんたとこの人は結ばれない。」

「なんで結ばれないのですか?」

「それはおばちゃんにもわからんけど、結ばれない。」

と、言われた時のおばちゃんの言葉が夢によく出てくる。


一緒に行った友達も彼氏の相談をしていて、

友達の彼氏は酷い遊び人で…

案の定、おばちゃんが友達に

「その人は良くない。他に出逢う人が必ず居るから諦めなさい」

と助言。

帰り間際、

おばちゃんが机にタロットカードをザッと散らかして友達に、

「最後にあんた一枚引いてみ」と言い放った。

友達はカードを一枚引くと、

タワーが崩壊したカードを引き当てた。

おばちゃんが「ほれ!、みてみ!」と友達に念を押したのが印象に残ったすごいおばちゃんだった。

占いとかオカルトとか遊び半分で信じてなかったのに、

ブワーッと鳥肌が頭の先まで立った。

あの時はびっくりした本当に。

その一件から、

占いには一度も行かなくなった。

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