第6回活動報告:自分の特殊能力を確認しよう
活動報告者:宇野空響 覚得之高校二年生 自然散策部 部長
今日も今日とて、重たい荷物を背負って家の周りを走る。
「はっ、はっ……」
自分の息をする音がよく聞こえる。
というか、あれから約1週間ほどなのだが、確実に体力が増えているのがわかる。
この異世界に迷い込んだときは、荷物らしいものは持っていなかったのにすぐに息が上がっていた。
その時に比べれば雲泥の差だ。
まあ、地球での1週間だから、こっちでは日も含んでいるんで、実際の訓練期間は6日が部活動で約1時間半、つまり1日半が6回あり、日曜のほぼ半日を費やすので、約12日近く、訓練期間があり、合計すると約20日以上はすでに訓練していることになる。
途中で気が付いたのだが、この異世界にいる時は時間の流れが速くなっているので、そのぶん年を早く取るのではないのかと、先生に心配になってきいてみたのだが、そっちの心配はなく、そういう劣化をしないようにしているらしい。
まったく、知らないうちに地球の技術はとんでもないレベルに至っているらしい。
とまあ、みんなが若いのに自分たちだけがお年寄りになることはないので安心したが、実際、そんなのを気にする余裕がよくあったなと思えるほどの、ハードな一か月だった。
初日に行った、里中先生による、木剣で私たちをボコボコにする訓練は本当に序の口で、3日後には刃を潰した鉄剣になっていたし、5日後には真剣になっていた。
もちろん、スパッと気持ちよく切られた。
自分の腕や足が落ちるのは何度見ても慣れなし、血がドパドパでて、必死に止血とかを行った。
腹部にも剣を突き入れられた時は女として終わったと思った。
まあ、治療で治ったんだけど、あの時は、本気でこの仕事をやめるべきかと思ったぐらいだ。
勇也君と、越郁君がいなければとっくの昔にギブアップしていただろうね。
でこれが、約一週間の訓練でそれからようやく、武器の扱い方みたいなことに移って行った。
剣、槍、斧、ハンマー、ナイフ、メイス、刀とかはもちろん、果ては銃や近代兵器の練習もした。
許可が下りれば、近代兵器の使用許可も下りるらしいから、練習する必要があるそうだ。
もちろん、その兵器を効率よく使うための戦術とか、運用方法も一緒に座学でおそわった。
おかげで、途中から僕は軍人にでもなるのかと思ったぐらいの、訓練っぷりだった。
毎日の腕立て伏せとか上体起こしとかで腹筋が割れそうで正直いやだ。
流石に女を捨てるようなことはしたくない。
まあ、でもしっかり、ウェストは細くなっているし、バストも大きくなってきたから恩恵はあるから、程度の問題だろうと思う。
しかし、これだけ訓練しても、やっぱり里中先生との対戦訓練で勝った試しがないから、まだまだ足りないんだろう。
このランニングが終わったあとは、今日はなんの訓練かな?
私としては槍が扱いやすいから、槍の訓練だといいんだけどな。
「はい。ランニングはそれまで。荷物は所定の位置に置いて、集まってください」
「「「はい」」」
そんなことを考えていると、里中先生から終わりの合図があって、走るのをやめる。
「あれ? まだ時間が早いね」
荷物を置きに行く途中で腕時計を見ると、いつもならまだランニングしている時間帯だった。
「そうですね。何かあるのかな?」
「もしかして、ようやく異世界調査員になれるとか」
越郁君の言葉に、そんな可能性は無いと思いつつも期待をしてしまっている。
そうなれば、ようやく勇也君の僕と越郁君、2人でお嫁さんになるという野望への一歩になるのだから。
その会話が聞こえたのか、里中先生は苦笑いしながら口を開く。
「残念ながら、まだ調査員になるって話じゃないですね。でも、その調査員になるための一歩ではあります」
「一歩ですか?」
「はい、そうです。山谷君。いえ、3人とも今日まで基礎訓練をよく耐えてきました。今日のランニングで異世界管理局が出している既定の基礎訓練はクリアしたので、次の段階に行かせてもらいます」
「あー、そんなのあったんですね。でもクリアしたって? どこがですか?」
越郁君が先生の言葉に首を傾げる。
クリアも何も、全然先生には一撃を入れられないし、毎日ボコボコにされるだけだね。
「この基礎訓練を一通り受けたということです。これであきらめる人もそれなりに多いんです。知っての通り楽ではなかったでしょう?」
ああ、なるほど。
この訓練を受けたということが大事なのか。
確かに、僕も2人がいなければとっくにやめていると思う。
それだけ、ハードだった。決して楽ではなかったと言える。
「さて、納得してもらえたのなら、次に段階の話になります。これから行うのはこの異世界における力を使ってもらうための訓練になります」
「この異世界の力ですか?」
僕はピンとこないので首を傾げる。
「難しかったですね。簡単にいうと、魔術や魔法、スキルなどのことですね」
「おおっ!? やっぱりそんなのがあるんですかこの世界は!!」
越郁君が興奮してうれしそうに言う。
ああ、そういえば里中先生が僕たちをボコボコにして治療するときも回復魔術とか言ってたから、それと似たようなものか。
確かに、それがあればありがたい。
いちいち、道具を取り出して治療する必要はないからね。
「ええ、ありますよ。私が軽くこの一帯は調査してきましたから。まあ、ドラゴンなんかいますし、以外でもありませんでしたが」
「ああ、そういえばそんなのいましたね。最近は見ませんけど」
「ちゃんと近場の危険な魔物は処分してますから大丈夫ですよ。で、その次の段階ですが、この異世界に誘われたあなたたち3人には何らかの特殊能力、スキルが宿っているはずです。まあ、何もないこともありますが。それを確認しましょう」
「そういわれましても、どうやれば確認できるんでしょうか?」
指輪の機能のように視界に自分の力が見えればわかりやすいんだけど、そんな調子のいいことは……。
「おもったよりも簡単ですよ。指輪と同じように、この世界には自分の能力を見ることが誰でも出来まして、自分の力を見たいと念じればでます」
「ということは、ステータスオープン!!」
里中先生のアドバイスで真っ先に越郁君が変な言葉を叫ぶと、彼女の前に指輪と同じようなホログラムが表示される。
「うひょー!! マジで出た!?」
「とまあ、海川さんのように自分がイメージしやすい言葉でやるのが一番ですね。声を出すということはそれだけ自分に働きかけていると分かりやすい自己暗示でもありますから」
なるほど。
言っていることはわかる。
まあ、そんな不可思議現象が起こる理由を求めてもわからないんだろうし、まずはやってみることからか。
「えーっと、越郁君と同じでいいかな。ステータスオープン」
僕はとりあえず、越郁君を真似てやってみるとあら不思議、目の前に指輪と同じようなホログラムが表示される。
「ありゃ、これでも成功すんだ」
なんかテキトーだな。と思いつつも自分のステータスとやらを確認してみる。
名前:宇野空 響
種族:人
身分:異世界の賢者
性別:女
職業:学生兼調査員見習い
年齢:16歳
Lv.32
HP:352
MP:4305
STR(筋力):32
DEF(防御力):53
INT(賢さ):2320
AGI(素早さ):72
LUK(運):33
スキル
異世界の賢者:魔術スキル習得に補正がかかり、魔術や道具の作成、解析できる。
異世界式訓練:この訓練により疲労やダメージによる能力低下がかなり低くなる。
などなど……雑多スキル
こんな感じで表示された。
「スキルに至っては、賢者以外は、ただの履歴書に書く資格みたいになっているね」
「そうですね。僕もなんか万事屋以外は、算術とか、科学とか、なんかこれを見て履歴書書けばいいやみたいになってます」
いつの間にか横に来ていた勇也君はそういいながら僕に自分のステータスを見せてくれた。
名前:山谷 勇也
種族:人
身分:異世界の万事屋
性別:男
職業:学生兼調査員見習い
年齢:15歳
Lv.53
HP:835
MP:3208
STR(筋力):82
DEF(防御力):103
INT(賢さ):2101
AGI(素早さ):153
LUK(運):23
スキル
異世界の万事屋:なんでも素早くそつなく習得可能だが、その道のプロにはかなわない。
異世界式訓練:この訓練により疲労やダメージによる能力低下がかなり低くなる。
などなど……雑多スキル
「というか、この万事屋って何だろうね。勇也君のお父さんがそんな職業なのかい?」
「いえ、普通に役場の公務員ですけど」
ああ、なんか納得。
なんでもやらないといけなさそうな職場だね。
そして勇也君は僕や越郁君といった癖のある女性を相手に普通に立ち回っているから、なんでもそつなくっていうのは納得できる。
そんな感じでお互いのステータスを見て、結局、他のステータスと分からないからどう判断したものかと悩んでいると……。
「うわー!? ゆーや、先輩、見て見て!! なんか私凄いよ!! ほらほら!!」
そういって越郁君が見せてくるステータスに目を通すと……。
名前:海川 越郁
種族:人
身分:女神の祝福を受けた異世界の勇者
性別:女
職業:学生兼調査員見習い
年齢:15歳
Lv.48
HP:1435
MP:7232
STR(筋力):282
DEF(防御力):403
INT(賢さ):6325
AGI(素早さ):934
LUK(運):93
スキル
異世界の勇者:異世界より呼ばれた大英雄 すべての成長に補正
女神の祝福;基礎ステータスの上昇
異世界式訓練:この訓練により疲労やダメージによる能力低下がかなり低くなる。
などなど……雑多スキル
「女神の……」
「勇者ねぇ……」
なんとまあ胡散臭い。
これって、先生から教わった、勝手な勇者認定で好き勝手働いてもらうための職業名じゃなかったっけ。
確かに、ステータスは僕たちより圧倒的に高いけど、面倒事確定の身分だねー。
「反応悪いなー。まあ、勇者や英雄なんてのは古今東西、便利のいい何でも屋だけどさ。こう、自分が勇者って称号が付くのなんとなくうれしいものだんだよ」
まあ、そういう気持ちはわかるけど、この身分は……。
「ふむ。やっぱり意図的に3人はこちらに招かれたようですね。しかし、どこかの人が呼んだというより、状況的に、この女神が呼び込んだと考えていいでしょう」
先生は僕たちのステータスを見てそう考察をする。
「やっぱりそうですよね。これって、何か魔王を倒せとかですかね?」
僕は越郁君の勇者という部分に不安を感じて、先生にそう質問してみる。
「どうでしょうね。女神といっても様々ですから、こちらで勝手に判断するのはよろしくないですね。最悪、呼び出したのが邪神だったとかいうパターンもありますので。その時の状況によりますが、神と対峙する場合。敵わないと思えば普通に応援を呼んで管理局の腕利きで討伐しますんで、そこまで心配はいらないですが」
あ、そうなんですか。
神様相手でもそんなもんなんですね。
「しょせん、この世界の危機などを異世界から人を誘拐して解決しようという、安易的かつ、考えなしの神様など、なんちゃって神でしかありませんので、敬う必要などないですから」
そういわれると何にもいえないね。
「そんな存在は今後の異世界交流において邪魔でしかありませんので、ご退場願います。と、気が早いこと言いました。そうなるかは今後の3人の働き次第ですね」
「私たちのですか?」
「ええ。私たちに救援要請が来るような事態になればもちろん退治ですが、その前に和解がなればいいですし、自分たちで退治できるならそれはそれでいいです。あなたたちでどうにでもなる存在なら、文字通りどうでもいいですから、処罰はあなたたちに任せます」
あー、そういうことですか。
「ひとまず、僕たちがこの異世界で何を目的に動くかというのは、わかったわけだ」
「私たちが勇者や賢者として呼ばれた理由を調べるためだね」
「僕は万事屋だけどね」
「そうですね。わかりやすい目的ができました。しかし、その前に十分に訓練をして、その女神と会って無理やりな勧誘などされても、断れる程度の力は手に入れておきましょう。スキルにはおおむね魔術や身体強化などを覚えるためのブーストはかかっているようですし、そこまで時間はかからず習得できるでしょう」
ああ、そういえば、その特殊能力を覚えるためのステータス確認だったね。
「えーと、こう某RPGな魔法が使えるわけですか!?」
越郁君はそういうところにやっぱり興味があるみたいで、食いついている。
「そうですね。魔法というイメージとしてはそんなものですが、用途は多岐にわたると思ってください。物は使いようというやつです。魔術がこの世界でどれほど希少かは知りませんが、戦いだけに使うのはもったいないというのは、地球の人であれば理解できるはずです。それは忘れないでください」
確かに、簡単に火を出せるなら、たき火を起こすのにマッチやライターを使う必要はないし、照明弾の代わりとしても打てるってことだ。
そういうことは、授業でよくよく言われていたことだ。
「とはいえ、習得が早いとか言われても、その魔術か魔法というのはどうやって使えばいいか分からないんですけど。どうしたらいいんですか?」
勇也君のいう通り、そもそも魔術や魔法というのがさっぱりイメージがわかないし、どうやれば習得できるのかさっぱりだ。
「うーん。それは結構難しい質問ですね。私の使っている魔術は基本的に私の世界のルールでやっていますし、この世界の魔術が私の所と同じものとは限りません」
「ああ、似ているようで、全く別物という可能性があるわけですか」
「そういうことです。そうですね、例えば電気で動くにしても、PCに入っているOSなどで左右されますからね。プログラムも種類があるように、根幹は一緒だとしても、過程が違えば動きませんから。ひとまずは、この世界の女神とやらからスキルを与えられているんですし、試しに、適当に魔術を使う練習をしてはどうでしょうか? できなければ私の世界の魔術を教えますので、その場合はスキルによる補正がかかるか怪しいかもしれませんが」
そういう事で、本日の僕たちの先生とのボコボコ訓練は一休みで、魔術の覚え方について3人で考えるとこになった。
里中先生はその間に、僕たちを呼んだ女神の存在を本部に報告している。
こういう例は結構あるらしく、禄でもないこともよくあるので、前もって準備を整えておくそうだ。
まあ、先生が言ったように、よそから人を攫ってきて問題解決を図ろうというのはいただけないし、頭の構造に欠陥があるとしか言えない答えの出し方だと僕も思う。
「とはいえ、どうすれば魔術が使えるのかな?」
「さあ、検討も尽きませんね」
とりあえず、魔術が使えても被害の少ない訓練場所として切り開いた広場に来ている。
切り開いたのは主に先生の魔術によるものだけど。
ああいうことができるのなら、ぜひとも覚えたいとは思う。
「とりあえず、やってみるよ」
「越郁、やってみるってどうやって?」
「なんとなく、まずは、精神を集中して、炎をイメージして、酸素の燃焼……とぉりゃー!!」
そんなことを言って、バッと越郁君が手を突き出すと……。
ボッー……。
「うひゃぁ!?」
ガスバーナーのように、手のひらからボッーーっと炎が出てきた。
越郁君自身も出ると思わなかったようで、変な声を上げて驚いて、すぐに炎は消えてしまった。
「出たな」
「出たね」
「あー、びっくりしたー」
「越郁、ステータスに何か追加されてないか?」
「ああ、追加されてる。あと、MP減ってるかな?」
こういう検証は異世界で行動するうえでは大事だといわれているので、すぐに確認するようにしている。
訓練でさんざん自分のHPとかMP確認してたから、癖みたいなものだね。
「ちょっとまって。えっと……、うん。なんか炎の魔術って言うのが出た。横に熟練度で初心者って出てるね。数字で出ないのかー」
「まあ、初めてだし初心者で当然だろう」
「まあねー。そういえば先輩って賢者のスキルで解析があったんじゃなかったっけ?」
「ああ、あるよ」
「それなら。また同じカスバーナーだすからさ、意識して見て見ると何かわかるかもしれない」
「なるほど。わかったやってみるよ。もう一度頼めるかい?」
「おっけー、いくよー」
今度は越郁君が出せる可能性は高いから、しっかりと意識を集中して、突き出す手に視線を向けていると、何やらモヤみたいなのが見えてきて、それに火が付くように越郁君から炎が出てきた。
「よっと。さっきは驚いたてすぐやめたけど、私は全然熱さは感じなかったなー。ゆーやはどうだった?」
「いや、離れてたから分からなかったよ。今度は草でも燃やしてみればいい」
「それでもそうだね。と、先輩はさっきので何か見えたり分かった?」
「何か、モヤみたいなのが見えて、炎が出たのが見えたよ。2人は見えたかい?」
「いいえ、見えなかったです」
「私も見えなかったね。……たぶんそれ魔力とかいうやつじゃないかな? 次は私も意識してみようっと。じゃ、もう一回行くよ」
そして、もう一度越郁君が炎を出そうとすると、やっぱり先ほど同じように、いや、さっきよりもより鮮明にモヤが見えて、それが着火したように炎が出てきた。
やっぱりあれは魔力なのかな?
「おおー、先輩のいうようになんかモヤが見えた。無色透明の湯気みたいな感じかな? 向こうの風景が歪んでた」
「ああ、そんな感じだったね。勇也君はどうだい?」
「僕は見えなかったですね。でも、草は燃えているし、炎として普通に機能しているみたいですね」
そういわれて、目的だった草を見るとしっかり燃えて黒くなっていた。
「おー、これってやっぱり攻撃呪文てきなものを習得したってことかな?」
「ふむ。僕もやってみるよ。勇也君はまだモヤが見えてないみたいだし、僕たちが色々試して、モヤが見えるとか、他の魔術が使えるかもっと調べてみよう」
「だね。でも、なんでゆーやは見えないのかな?」
「たぶん、僕は万事屋だからじゃないかな。プロにはかなわないって説明があったし」
「なら、才能がないってわけでもなさそうだから、何度かやれば覚えられるかもね」
ということで、その場で、僕も魔術を越郁君みたいにやってみると、簡単にできた。
そのあとは、応用でボール状にしたり、それをどこまで遠距離まで飛ばせるとか色々やっていると、勇也君もモヤが見えたみたいで、同じようにそこからは簡単に魔術を使えるようになっていた。
そうやって色々やっているうちに、里中先生が戻ってきて。
「あら、もうできるようになったんですね。とりあえず、私の前で魔術を使って見せてください。妙な負荷とかかかってないか確認しますから」
そんな感じで、そのあとは先生を交えて、この世界の魔術のことを詳しく調べることになった。
うん。
なんかようやく、異世界にきたって感じがしてきたね。
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