第5話 はじめの一歩
「私は変人である。常に小さい胸を求めている、しかしロリコンではない」
等という意味のない走りを書いて見た。事実ではあるが他意は無い。まぁ流してくれると嬉しい。所詮この世はボインバインが指支持される世の中だ。生物学的に見てもそれは概ね正しいのだ。それを否定する話ではない。ただの嗜好だ。
さて、何が言いたいかというと、
第一印象大事
それだけだ。
迂闊にも言葉が思いつかず性癖暴露に至った訳だが、これを見て多くの方はまぁドン引きだろう。
しかしそれでも別に良いのだ。
問題は、例えばこのサイトであれば、目、あるいは心に多少の衝撃を与えられれば良い。悪い印象だとしても、むしろ悪印象というものは長く尾を引くもので、当然、今後一切私の名前を見るなり気分を害する事もあろうが、もし万が一私が真面目にマトモな作品を書いたとして、何かしらの気の迷いで私を嫌う人が作品をクリック
したらば、取り敢えずはギャップを与えられるのではないかと思うのだ。
本来、私はシモネタは嫌いだ。
本当だよ?
私が書きたいのは一瞬の輝きのように瞬く瞬間なのだ。ありとあらゆる、綴られてきたすいあまいが集結し、楽しかった事、悲しかった事、辛かった事怒った事。入り乱れる感情が混ざりあわずともそれでも結末を迎え、一滴の涙のよう落ちる瞬間。
輝きたいのだ。
脱線。
して、物語を書き始める時、私は序盤が最も苦労し、いつまでも納得出来ないまま綴らざるを得ない状況を多く感じている。
主に、前提が無い物語の場合、多くの情報を少しでも、あるいは必要最低限を伝えねばならないからだ。時代背景、街並み、主人公、主人公の在り方、そしてこれから語られる物語の始まり。これらを綴るとどうも説明過多になり、キャラも安定しないわ、展開が書いてる内に狂ったり、少し先の展開のつまらなさに感じるとこっちの息まで詰まりそうになる。
そして同時に意識せねばならない事は、その序盤で見る人を取り込まねばならない点だ。説明もしなきゃいけない、物語の伏線も貼らなかればいけない、いずれかのアクションで人を引き込まなければいけない。
ギャグに走るのもいいだろう。しかし安定しない、確率しないキャラで無理やり作者の脳内設定だけで行われるギャグに果たしてノれるものだろうか。主人公はこういう返し方をする、こういう考え方だからこういう反応をする、前提情報は足りているか。
戦闘もまぁ、ありだ。しかし説明を混ぜながらの戦闘は本当に話が進まない。敵を二~三体ブチのめすのに何ページ必要になるだろうか。
更に、必死こいてある程度話が進み、ふと見返すと、これがまたツマラナイ。
あるいは、の可能性はあるが、自分でツマラナイ、整合性が取れてない、と思うものが人に受け入れられるかは怪しい。
かと言って丁寧に丁寧に説明していては、冗長すぎてこれまた飽きられる。設定好きという人種は確かに居る、がそれはキャラ、背景が確立してこそ生きる設定であろう。勇者○○の剣、とか。
で、これにハマると今度は書けないのだ。
自分が納得出来る序盤というのは、難しいと思うのだ。
さてこのジレンマであるが、未だに四苦八苦している。
手法としては先に2話を公開して、というのも考えた。だが2話程度ならまだ多少説明の余地はあるとして、幾分かは、読書を置いてけぼりにして話を進めるカタチとなる。
またあるいは、ある程度の書き溜めである。すぐに公開したいセッカチな私には難しいのであるが、話はむしろ進んだ方が安定してくる。そこから逆行し、序盤を修正していくのだ。まぁ、ある程度の設定が固まると言う点で言えば、 プロットちゃんと組み立てろ って話なのだけれど。
兎角、最初の一歩は難しいという話である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます