主なきハイアレス

 ハイアレス城にホークたちが乗り込もうとすると、前回とは違っていきなり魔法攻撃による迎撃が始まってしまった。

「やばっ……ロータス、『シールド』使え!」

「承知!」

 ホークが指示する前からロータスは「シールド・改」を抜いており、軽く曲がって追尾してくる魔法の光線は彼女の突き出した剣を中心とした無効化空間で消失する。

「見た目は細いが威力のありそうな魔術だ。レヴァリア王国はいい魔術師を抱えている」

「そんなこと言ってる場合かよ。なんだってんだ、一度は俺たちを気持ちよく送り出したってのに」

 ホークが毒づくと、同じく「シールド・改」を抜いているファルネリアが口元に手を当てて推測する。

「……もしかして、その決断をしたレヴァリア様が……今は本物のリルフェーノ姫に代わっていて、こちらのことをよく把握していない彼女がアスラゲイトの手の者だと勘違いしたのでは」

「それだ!」

 影武者……といっても本来のリルフェーノになり替わっていたのが「魔族レヴァリア」の方なのでとてもややこしいが、とにかくすり替わりが未だにバレていないのなら、判断が臆病になるのもやむなしか。

「イレーネ、先に行って説得できないか」

「儂も本調子でないからのう。撃たれれば痛い思いをするかもしれん。高くつくぞ」

「ええい、もう」

 ホークは無理矢理近づくのを諦める。

「一旦町の外に降りよう、レミリス! 無理に乗り付ける必要は……」

 と、いきなりチョロが急旋回し、ゴンドラが振られる。

「うわあああ!?」

 振り回されながら城の方を見れば、何やら巨大な光球が発射されようとしている。

「ロータス、貸してっ!」

「姫!?」

 慌ててロータスから「シールド・改」を奪い取ったファルネリアは、同種の魔剣二本を使った「魔剣交差」を発動。

 旋回をも追ってきた光球を、チョロごと覆う巨大無効化フィールドで打ち消してみせる。

「あぶっ……危ねえな、誰だあんなの! 直撃したら城壁でも崩れちまうだろ!」

「リュノ様じゃないかな……」

 メイがどうにかして見ようとゴンドラの縁に取り付きながら言う。

「元気になったのは良い事だ。運んだ甲斐があるな」

「笑い事じゃねえ!」

「いっそのこと撃ち返すか、ホークよ。魔毒のひとつも叩き込んでやれば、あの宰相とやらが気づくやもしれん」

「俺たちはアスラゲイトの馬鹿皇子と戦いに来たんだろうが! 王国の連中を攻撃してどうすんだ!」

 騒ぎながら続く魔法攻撃を凌ぎ、城から数マイル離れた郊外にいったん着陸する。


 しばらくその場で休み、さてどうやって城にコンタクトしようか、と相談していると、チョロの巨体を目印にしてレヴァリア王国近衛騎士団が騎馬で近づいてきた。

「何者か! アスラゲイトの者であるか!」

 先頭にはもちろん近衛長ルドルフ。

 そして、応対するのはホークだ。

「違ぇよ。どこに目ぇつけてんだおっさん」

「おっさ……貴様、盗賊!」

「ああそうだよ。しばらくぶりだな。レヴァリアは元気か」

「殿下に図々しくもまた甘えに来たか!」

「もうベルマーダで色々甘えたよ。国の方はリルフェーノに任せた、って聞いてたが、本当に気付いてねえみてえだな」

「なっ……なっ、なんだと!? ジェイナス、まさかあやつ!」

「ジェイナスを責めてやるなよ。元締めに下っ端が何言えるってんだ」

 ホークが肩をすくめ、ルドルフはぶるぶると怒りに震える。

 そして、王室の真実を知らない若い近衛騎士たちが不思議そうにルドルフに尋ねる。

「あの、閣下……なんのお話で? 彼らは結局、敵なのですか? 違うのですか?」

「……敵と言いたいが一応は味方だ……くそ、甘えたというのをあとで詳細に吐いてもらおう、盗賊。ことの次第によっては……」

 凄む近衛長。そして、ホークを庇うように立ったのはメイ。

「いいから宰相のおじーちゃんに取り次いで、ルドルフさん。あたしたちはアスラゲイトの奴らと戦いに来たの。状況が知りたいだけで、今は余計なことしてる時間はない。まだハイアレスがやられてないのはわかったけど、ここが戦場になる前になんとかしたいの。急いで」

「……メイ」

「モタモタしないで。邪魔しかしなかったって言いつけられたい?」

 レヴァリアに、と言わずに、しかし明らかにそういう言い方でルドルフを脅す。

 彼がレヴァリア個人に心酔しているのはホークたちから見れば明らかだが、そもそも「魔族レヴァリア」の存在が公になっていない近衛騎士団の前では、ルドルフはそれ以上言い争うこともできない。

「……わかった。城に来るがいい。だがワイバーンで乗り付けるのは無しにしろ。見ての通り今は過敏にならざるを得ん。城にいた貴婦人たちの中には悲鳴を上げて気を失ったものもある」

「へいへい。メイ、ファルネリア。行くぞ。……レミリスとロータス、それとイレーネは待ってろ。すぐ戻ってくる」

「ん」

「承知した」

「除け者か。……まあ、奴がいないのでは儂が行っても話が通じんがのう」

 ハイアレスに寄ったのは現状の被害確認のためだ。まだ戦火が届いていないのなら、あまり多くの用はない。

 本当は最低限の人数で行きたいが、勇者パーティでも一番後付けのホークだけでは話をするには心もとないし、メイは必要。

 そしてファルネリアは……もはや国は死に体とはいえ、一番身分が高い。ややこしい話をする場合にも少しは脅しになるだろう。

 本当ならレミリスも連れて行くのがいいのだろうが、極端に話下手の彼女は槍玉に上げない方がいいだろう。何より、第三皇子の執心の相手ということで、下手をすれば味方にすらおかしな狙われ方をする可能性がある。


 三人が訪れた城の応接間の一室で、宰相バーナードは相変わらず好々爺の顔をしていた。

「お久しぶりですじゃ、ファルネリア姫。前に会ったのは三年前のシングレイでしたかの」

「メイさんの中にいた時に、国王陛下とレヴァリア様の御前でお会いしています」

「それは失礼。そのあたりの仕組みは爺には難しゅうて困りますじゃ」

 宰相を務める男がぬけぬけと言うことではないが、ホークたちは苦笑で流す。

 改めてバーナードはホークとメイに向き直る。

「すまぬな。リルフェーノ姫の命令で撃たざるを得んでの」

「あいつレヴァリアじゃないぞ。本人はもうジェイナスと一緒にロムガルドに向かってる」

「わかっておる。が、姫は必死にレヴァリア様を演じておられる。儂や王は薄々勘付いておるが、この難局で茶々を入れて姫の気持ちを折ることはない。レヴァリア様と同様に従ってみせるしかないのじゃ」

「子供に頼りっきりかよ。……ま、今までワンマンでやってたレヴァリアが悪いんだろうがな」

「左様。魔族の叡智に甘えて頼り切っていた我々も我々じゃがの。……さて、要件は情報収集とリュノの引き取りで良いかの」

「リュノ……」

「先ほどの迎撃ででかいのを飛ばして見せたじゃろう。完全に復調しておる。連れてゆくなら連れてゆけ」

「…………」

 ホークは腕組みをし、ソファの背もたれに身を沈めて考え込む。

 リュノ。確かに戦力としては強い。

 ウーンズリペアはパリエスの指導のおかげで、元々使えるイレーネを含めて現状3人が使うことができるようになったが、リュノの回復速度は熟練の魔族にも遜色ないほどだ。望める回復役としては最強クラスといえる。

 それに先ほども見た通り、攻撃魔術にも長けており、イレーネも含めてあの長距離攻撃能力は誰も真似できない。魔術先進国であるアスラゲイトの主力級にも匹敵するだろう。

 だが、ホークたちのパーティに随伴させるべきなのか、と言われると……。

「本人はどう言ってんだ。現状、戦意はあるのか」

「さてな。とりあえずは、国と世界の危急に是も非もありはせぬ……としか言えんが」

「言っとくが俺たちは別にその危急とやらに大した義務感があるわけじゃない。どこでも爪弾きの俺がリーダーだからな」

 ホークはバーナードを指差した。

「前線にワイバーンで連れてってくれ、というなら安く請け負ってやる。ちと重いが大した手間じゃねえ。……だが、そのままあいつを魔王軍との戦いに連れ回せってんならちょいと同意しかねるぜ。勇者パーティはジェイナスの旗印、俺たちは好き勝手やるだけの盗賊一味だ。神官様は必要ない」

「……ふむ」

「俺たちは、メイの身内がドラゴンなんぞに焼き殺されるのが忍びないから殺りに来た。それだけだ。リュノはどう考えてる? レヴァリア王国を守りたいのか。それともジェイナスを助けたいのか、世界を救う名誉にありつきたいのか。俺たちはどれとも違う。だから、リュノの意思を確かめてから言ってくれ」

「……いい面構えをするようになったのう、盗賊ホーク」

 バーナードは、どこか孫でも見るような目つきでホークを見て微笑む。

「気持ち悪い笑い方すんじゃねえ」

「わかった。儂からリュノには言い含めておこう。……アスラゲイトのベルグレプス皇子は400フィート級のドラゴンに乗り、最北の都市ルクラードを制圧、そこを拠点としてこちらに圧力をかけておる。魔族たちによるレヴァリア様の評判を信じ、不用意に深く攻め入れば危険と踏んだのじゃろうな。魔族数人が周辺の街を睨んで回っているという」

 淡々と状況を伝えるバーナードだったが、ホークにとっては聞き捨てならない情報が入っている。

「待て、400フィートってなんだよ」

 レイドラでホークたちがやり合ったドラゴンは200フィート級。それでもレジェンド級といえる代物だったはずだ。

「言葉通りじゃ。今まで発見された中では余裕で最大級を更新する化け物じゃな」

「どこからそんなの連れてきたんだ……」

「儂にはわからぬよ。とにかく、それと戦う手立ては今のところ儂らにもない。ジェイナスのように単独で龍殺しを成し得る勇者は他になく、魔剣も目ぼしいものはない。もしもハイアレスに攻め入られれば、レヴァリア様の他の秘蔵っ子どもも総動員してなんとか一矢報いようという、その程度の考えしかない」

「……400フィートじゃな」

 記憶の中のあのドラゴンが子供にしか見えないサイズ。もうそれほどになれば、チョロですら一口で食い千切られてしまうのではないか。

 既に人間が立ち向かっていいような代物ではない。

 それに加えて、魔族。一人一人が「勇者」以上とされる戦力が、幾人もベルグレプス皇子に従っている。

 皇子が勝利を確信するのもわかる。たとえ魔導帝国とはいえ、どんな戦力で立ち向かえばいいのか……敵となった皇室側は絶望するしかないだろう。

「それでも行くのじゃな、盗賊ホーク」

「まぁな」

「……その返答が、今は頼もしくも恐ろしい。戦いは専門外、逃げるのが仕事と言い切っていた者が、今までの旅で何を得たのじゃろうな」

 老人は微笑みながらも、どこか声に怖れをにじませた。

 ホークも、自分の返答は狂っているようにしか聞こえないだろうな、と思う。

 だが、もう常識は投げ捨てた。世界に対しても、自分に対しても。

 常識のために何かを見捨てるのは、やめた。

「……何かを得るとしたら、これからだ」

 立ち上がり、隣にいたメイの頭を撫で、ファルネリアの肩を軽く叩いて促しつつ扉に向かう。

「リュノの説得はすぐ済ませてくれ。二刻もしたら俺たちは飛ぶ。それまでにワイバーンのところまでリュノが来なかったら、話がまとまらなかったと思って出発させてもらう」

「……わかった。撃退成功の暁には、褒美は期待してよいぞ」

「吹っ掛けるからな。覚悟しとけよ」

 ホークは不敵に言って、城を後にする。


       ◇◇◇


 チョロのところまで戻るだけなら半刻もかからない。

 出発まで二刻としたのは、その間にメイに家族に会わせてやるためだった。

「前回、あんまり会えなかっただろ。すぐ城に取っ捕まっちまって、出る時も慌ただしかったし」

「んー……みんな相変わらず拳法の修行してるだけだろうし、あんまり会わなくても大丈夫だと思うんだけどねぇ」

「なんだよ。淡白だな」

「ホークさんほどじゃないよ」

「……俺はどの道会う必要も理由もないからいいんだよ」

 帰る場所がないホークは、メイにはどう見えているのだろう。

 もしかしたら、自分が家族と過ごすことでホークが惨めにならないように……と、メイは気を使っていたのだろうか。

 そう考えて、ホークは少し変な気分になる。

 全てが終わったらほんの少しだけ故郷を見に行ってもいいかもしれない。レミリスあたりにかこつけて。

 ……路地裏の敵意と欺瞞の中で過ごした、激動の少年期。

 その向こう側にある無邪気な子供時代を思い出して、ホークは目を細める。

 ……そんなホークの前で、メイは妙に立派な門構えの屋敷に駆け込み、近くにいた狼人族に話しかけている。

「ここがメイさんの実家……生まれ育った場所なんですね」

 ファルネリアが眩しそうにする。

 彼女には、メイは強くて明るくタフな、何をとっても自分より輝いている存在に見えている。

 それは以前に聞いた吐露でわかっていた。

「お前のところと同じ、強い奴を生み出すためだけの檻だけどな」

 ホークがそう言うと、ファルネリアは首を振る。

「……同じではありませんよ。少なくとも、私の家族のように……騙し合い妬み合い、跡目を争って足を引き合う醜い家族ではないでしょう」

「祖父ちゃん殺してるらしいぞ、メイ」

「……そう、なのですか?」

「強くなることだけが正義で、そのためならそんなことすら罪じゃない。……ここだって理想郷じゃねえんだよ、多分な」

 ホークはファルネリアを撫でる。

 生まれる場所も育つ場所も、産み育てられる側は選べはしない。

 既に通り過ぎてしまったものを悲しみ、羨むのは建設的ではない。

「だけど、メイはここの仲間を失えば悲しむ。……守る理由としちゃ充分だ」

「はい」

「……400フィートはちょっと正気の沙汰じゃねえけど」

「私たちは魔王と戦うために生まれて育ったんです。少し大きいドラゴンで絶望はしていられません」

「……便利だよなあ、魔王って目標のでかさは。だいたいのことが正当化できちまう」

 ホークは苦笑。そして、そんなホークの前にメイと一緒に中年の男女が現れる。

「どうも、あなたが……娘が本当にお世話になります」

「不束な娘で……頑丈なだけが取り柄ですので、失礼があれば遠慮なく叩いて叱ってやってくださいまし」

「お父さん、お母さんっ!」

 笑うホークとファルネリア。


 他のメンバーからはどうにも遠い、家族という世界。

 どこか歪んだ世界だとしても、それがあるメイが……やっぱりどうにも眩しくて、羨ましくて、そして彼女のそれくらいは守らなくてはと思えて。


       ◇◇◇


「お久し振りです、メイ、ホーク。そしてお初にお目にかかります、“勇者姫”ファルネリア様」

 城を後してからきっかり二刻。

 ルドルフら数人の騎士に送られて、リュノがホークらの元にやってきた。

「戦線復帰の覚悟はできてるみてぇだな」

「ジェイナスも、あなたたちさえも戦っているのに、私がこのまま王都でリタイヤしているわけにはいきません。……これでも主神パリエス様の代理として、世の平和のために身を捧げる覚悟はできています」

「……ああ、うん。いいんじゃねえか」

 パリエス本人が聞いたらどう思うだろう、と少しおかしくなりながらもホークは言葉を飲み込む。ややこしい言い争いになってしまいそうだった。

「こいつらが今の俺の仲間。メイとファルネリアは言わなくていいよな。……アスラゲイト出身の使役術士レミリス。ロムガルドの変態ロータス。それと魔族のイレーネだ」

「……変態?」

「変態だ。あまり近づかない方がいい」

「ホーク殿。異議を申し立てる。私はストレートだ。女性に警戒されるような嗜好はない」

「反論するポイントはそこでいいのか」

 とりあえずロータスは放っておく。

「とにかく、俺らは見ての通りの烏合の衆だ。今のところドラゴンを狩るために動いてるだけで、別にレヴァリア王国のためでもないし世界のためでもない。そこは理解してくれ」

「バーナード卿から聞いています。……言いたいことはなくもありませんが、今は贅沢を言うべき時ではありませんね。あなたのような人が、ジェイナスやバーナード卿に一目置かれている……今はそれを信じることにします」

 リュノは相変わらず頭が固いというか、ホークのことを信用していないようだった。

 どうもメイやファルネリアもホークに騙されているのではないかと疑っているようで、それ以外のメンバーに関しては彼女の狭い常識の外の住人なので全く理解できないという視線を向ける。

「難しい御方のようだな」

「乳だけはでかいんだけどな」

「破廉恥なことを白昼堂々と言わないでください、ホーク」

 ビッと杖をホークに突き付けるリュノ。ホークは両手を上げて降参し、他のメンバーはクスクスと笑う。

「ゴンドラ、乗って、巨乳」

「巨乳殿、慣れないうちは少々酔うぞ。備えになる魔術があれば使っておくといい」

「巨乳が乗ってはゴンドラが軋むかもしれん。儂は足にでも掴まって行こうかのう」

「あなたたちっ!?」

 ホークのいじりへの便乗というか、いきなりリーダーのホークに対して尊大な態度を取ったことへの一種の報復か。

 なんとなくみんなが面白がって、リュノは「巨乳」というあだ名になってしまう。

 ちなみに胸の大きさだけならイレーネの方が大きいし服装としても目立つ。

「ホーク! 訂正させて!」

「贅沢は言わねえんだろ。ルクラードまでの短い付き合いだ。ちょっと我慢しろ巨乳」

「叩きますよ!?」

「あ、ごめん。その場合あたしがガードするからよろしく、巨乳様」

「メイ! 目を覚まして!」

「その……冗談が好きな人たちですし、あまり気にしない方がいいと思いますよ、リュノさん」

「……ファルネリア様だけが頼りです」

 チョロが一声鳴き、翼を打って離陸を始める。

 ルクラードの街まではワイバーンの翼で丸一日程度の距離だ。

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