ホームタウン

 ハイアレスの城下町は、平穏そのものだった。

 ホークのような盗賊が根城にするくらいだ。この街にも当然、争いもあれば闇もある。

 だが、ホークがこの街を後にした数か月前から、まるで時が経っていないようにすら思えるほどに何も変わっていない。

 否、夏になったおかげか、夜になっても心持ち活気が途絶えないのが変化といえば変化か。

「…………」

 まるで城の使いのような……というか、城のものなので当たり前だが、立派な馬車に乗ってホークは下町をゆっくり進む。

 御者はホーク自身。顔は不機嫌の塊。

 だが、メイやレミリスを悪い立場に追い込むことはできない。城の連中にこれ以上歯向かうことなんてできなかった。

 ロータスは……まあ、予想外の事態になってもしれっと消えていそうなので、とりあえず心配からは除外しておく。

「……そういや、イレーネ……とは、ロクに話せないままか」

 小さく呟き、城を振り返る。

 何故、あそこにいたのだろう。

 ……おそらく、それも「レヴァリアの深奥」に関係する問題なのだろう。

 いくつも頭の中に憶測が生まれ、そして、それが形を結ぶ前に、ルドルフの「終わったのだ」という声が思考を遮る。

 ショック、だった。

 まさかこんなところまで来て、ホークだけ梯子を外されるなんて思いもしない。

 ここまできて、追い散らされて終わりなんて。

 ……だが、言われてみれば確かに、彼らがホークに期待した仕事は終わったのだ。

 正直、ジェイナスが死ぬまでのホークは無駄飯食らいの蛇足メンバーだった。

 戦闘になれば真っ先に安全地帯を目指して逃げ去っていたし、知恵を出すこともなく、もちろん正義の勇者パーティにあって、その盗賊としての手癖を披露することもない。

 リュノは常々「なんでこんな奴を」といった視線を隠しもしなかったし、ホークはそれでいながらも「ついていくのがお上に仰せつかった仕事だ」とうそぶき、距離を取ったままであの旅は進んでいた。

 きっと、ジェイナスはともかくリュノは信じないだろう。自分たちがホークの主導によって長い旅をして、レヴァリアに戻ってきたなんて。

 いや、あの様子ではその事実すら王家は伏せるかもしれない。メイにロータス、レミリス、さらにはファルネリアまでがその逃避行に協力したとなれば、ホークの存在は霞んでどうでもいい情報になるだろう。

 旅の中でホークがやったことに、どうしても無視できないほどの出来事はいくつあっただろうか。

 ホークを抜きにしては説明が成立しないようなことは、どれだけあっただろうか。

 色々な戦いを思い出しては、それがメイやロータスの手柄、あるいはイレーネの力、レミリスやファルによる尽力で説明され得る、とホークは気づき、腹の底が苦しくなる。

 ホークの“盗賊の祝福”が救った窮地は多かった。だが、それを知らないジェイナスやリュノに対して、ホークが起こしたギリギリの奇跡を説明するより、メイたちの力が単純に勝っただけ、と説明する方がずっとたやすい。

 そして、メイがそれを訴えようとしても……あの様子ではきっと、あの老人たちは国の大きな力を背景に、メイを黙らせてしまうことだろう。

 メイとて元々、レヴァリアによって生み出され、育てられた戦士には違いない。ホークとの短い思い出が、その義理に勝つものではないだろう。

「……畜生」

 ある意味、旅の前に恰好つけて願った通り。

 ホークは勇者の味方、レヴァリアの英雄として祭り上げられるのは御免だ、と言い張り、たとえこの旅が成功裏に済んだとしても、ホークの名を世間に広めないことを宰相に約束させた。

 自分は盗賊だ。盗賊として生きるには、そんな雷名など邪魔なだけだ。

 ……だから、ホークは往路、この国を出るまでもフードで顔を隠していたし、その名を知っているのはルドルフやバーナードなど一部の者だけだった。

 そして、その通りになった。それだけだ。

 役立たずの盗賊に、魔王討伐を待たずして褒美は十二分に与えられ、その先の立て直しまで任されることはない。

 それの何が不満なんだ、とルドルフは本気で思っていることだろう。

 きっと旅の前のホークだって、そう言うに違いない。

 魔王はホークの手に余る。ホークは勇者でも騎士でもない。あれに勝つことなんて誰も頼みはしない。

 盗んだ宝石の呪いは解かれ、その倍額の金貨は支払われ、今までの盗みの罪を追及されることも束縛されることもなく、自由になった。

 それでいい。五体満足、何も損はしていない。

 何が不満なんだ。なんならこのまま死ぬまで何もせずに遊んで暮らすことだってできるだろう。

 どうせジルヴェインはジェイナスたちが倒す。倒せなかったら、きっとロムガルドかアスラゲイトがなんとかする。

 ホークは、このまま下町の喧騒に紛れて歴史の流れに消えていくのが正しいのだ。


『貴様の未来には価値がある』


「……畜生っ」

 老ドワーフの言葉が耳にこびりつく。

 腰の後ろの短剣が重い。

 彼はホークがそんな半端な消え方をすると思ってあんなことを言ったわけではないだろう。

 今もあの山々の向こうで、老ドワーフやあの犬人たちは、ラトネトラは……絶望的な敵を前にしている。

 彼らから目を背けたまま、ホークは生きていかなければならないのか。

 拳を握り、また城に飛び込んでやろうという気が盛り上がり……そして、どうする?

 具体的な行動を想像できなくなって、ホークはまた、浮かしかけた腰を御者台に下ろす。

 今は。

 このクソ重たい金貨をどうにかすることを考えよう、と、暗く沈んだ頭で考える。


       ◇◇◇


「よう。ホークか。どうした。何か月も顔見せねえで」

「金貸しのツラなんて用もなしに見たいわけあるかよ、ジャンゴ」

「『さん』をつけろ。ったく、金を借りといて若ぇ奴は敬意も払わねえ」

「ちゃんと返してから消えたろ。テメェに偉ぶられる理由は今はねえはずだ」

「ふん。……で、その気に食わねえ金貸し様になんの用だ」

 太った中年男は悪趣味に飾り立てた椅子にふんぞり返る。

 ハイアレスの街ではある意味、ホークの一番親しい男ともいえる。「裏道」の金貸し、ジャンゴ。

 悪どい男だが、盗品を捌くための闇市場にも顔が利き、稼げない時には盗賊のホークにも高利ながら金を貸してくれる。

 とりあえず金といったらこの男だ。ホークはそう思った。

「金を預けたい」

「あ?」

「一仕事済んでそれなりの大金が入った。が、知っての通り根無し草の俺には貯めておくにも工夫がいる。いっそテメェに持たせておくのがいいと思いついた。どうだ」

「……ほお。大金ってどんなもんだ」

「表に馬車がある。テメェで確かめろ」

「……おい、あの馬車はお上の奴じゃねえか? 俺をハメようってんじゃねえだろうな」

「兵はついてねえだろ。誰もテメェみたいな豚を驚かしにこんな裏通りまで来やしねえよ」

「豚とか言うんじゃねえ。せめて猪と呼びやがれ」

「それでテメェが満足ならそう言うが……変わらなくねえか、それ」

「俺は飼われて肥えたんじゃねえ、独力でだな……まあいい、とにかくお前も来い。ったく、引っ掛けだったら本気で承知しねえぞ」

 ブツブツ言いながらジャンゴはノシノシと馬車に向かう。ホークもその後ろをコツコツとついて行く。

 ……この場所で足音を響かせている自分に違和感を覚え、靴がジェイナスから剥いだ物のままなことに今更気づく。

 このままならジェイナスとの縁も切れるのだろう。

 この靴はそのうち、ホークの未練たらしい思い出の品になるのだろうか。ミスリル合金の短剣と共に。

「おっ……おい、ホーク! どういうこった、なんでテメェ、こんな金……しかも王家御用達の宝箱じゃねえか!」

「死ぬ思いして稼いだんだよ。それでどうする。預かるのか。よそに回すか」

「お、王家から盗んだのか……馬車ごと」

「違ぇって。ちゃんと王様から直々にたまわった金だ。堂々と城からここまで来たぜ。なんなら問い合わせてもいい」

「何をしたんだ、お前みてえなチンピラガキが……」

「デケェ仕事さ。百年に一度あるかねえかってほどの……な」

 自嘲とともにホークは言う。


「金貨で2088枚……ざっと2000と100枚くらいってとこか。本当にどんな仕事したらテメェにこんだけ払おうって気になるんだ? 好き者の偉いさんにケツでも貸したか、えぇ?」

「冗談じゃねえ。そのツラ金貨袋でぶん殴るぞジャンゴ」

「ヘッヘッヘッ。まぁいい。とにかくコイツを俺に預けようってんだな? よしよし。目をかけてやった甲斐があるってもんだ」

「チッ。それ以上苛つかせんな。証文書け証文」

 ホークには、これだけの金貨をしまっておく家などない。

 ねぐらにしていた家はあるにはあるが、隣国から流れてきて犯罪者をしている身ではちゃんとした戸籍を取っているはずもなく、したがってその場所は不法占拠だ。

 ただの打ち捨てられた空き家に手を入れ、雨風をしのげるようにしているだけであって、長く空けた今となっては、帰っても物がなくなっているどころか、他人が住んでいてもおかしくない。

 そして、それならそれで別の空き家を探すのが、この街に生きる日陰者の作法だった。

 派手なトラブルになれば、お上や「裏道の大物」が介入してくる。そうなれば闇市場への出入りも難しくなり、いくら無法者といえども、この街で生きることは難しくなる。

 今生活している場所に堂々乗りこまれたならともかく、しばらく空けたらもう、自分の巣だとは思わない方がいい。

 そんな生活をしていれば、嵩張って重い金貨などは相当いい道具袋で肌身離さず携帯するか、金の扱いの専門家に任せるしかない。ホークにはジャンゴ以外にそういう専門家の知り合いはいなかった。

「ま、いい。これだけありゃもう食いっぱぐれるこたねぇな。どうだ、戸籍でも買って正式に根を下ろすか? 知り合いに詳しい奴もいるぜ。こんだけ元金がありゃあ二つ返事だろうよ」

「……考えておく」

「もうゴミ溜めみてえな空き家探してフラフラする必要もねぇ。ちゃんとした家の一軒なんて、200もありゃ手に入るぜ。あとは呑んで遊んで……まあ、魔王が来るかもしれねぇ世の中じゃ、来年のことだってわかりゃしねえがよ」

「…………」

 ホークは俯く。まさにその「魔王」……いや、ジルヴェインの脅威を見てきた旅だった。

 ベルマーダが終われば、次はレヴァリアだろう。セネス公国なんて片手間で潰せる。

 それどころか、他のどこを潰すなんて勘定もせず、いきなり一人で現れて大都市を制圧すらできるのがあのジルヴェインだ。

 そんなものを見てきて、ホークは「遊んで暮らす」のか。

 焦りが心を煮立たせ、しかしもはや何もできることはなく、ホークは息を止めて衝動をやり過ごす。

「……何をやってきたのか知らねぇが、こんな大金を持ってもそんなツラしかできねぇてのは、よほどの仕事だったんだな」

 ジャンゴが証文を書きながら呟く。

「ガキを売って金にした親だって、なかなかそんなツラはしねえぞ」

「……そんなに、ひでぇか」

「あぁ。……16のガキがするツラじゃねぇ」

「もう17だ」

「そうかよ。そんなになるか……バルトの奴が連れてきたガキがな。ヘッ、昨日こんなチビガキだったと思ってたらよう」

 証文を書く手を休めず、左手で高さを示すジャンゴ。座ったまま示す高さは3フィート程度だ。

「さすがにそこまで小さくはなかったっつーの。耄碌もうろくしてんじゃねえぞ」

「ヘヘッ。んな細かい高さなんて知るかよ。バルトに比べたらそんなもんにしか見えなかったさ」

「バルトもそんなにデカくなかったぞ。今の俺より多分小さいくらいだ」

「そうか。……奴もどこでどうしてるもんやら、な」

「…………」

「出来たぞ。無くすなよ。俺は耄碌しかけてるからな。きっとすぐ書いたこと忘れて知らん顔するぜ。無くしたら終わりだ」

「おう」

 ジャンゴから羊皮紙の証文を受け取り、畳んで道具袋に入れる。

 それで、ホークの予定は全て終わり。

 今夜のねぐらも、食事のあてもない。

「じゃあな」

「ホーク」

 出て行こうとするホークに、ジャンゴは弛んだ顔に似合わない、鋭い視線を向ける。

「……なんだよ」

「何やってたかなんて俺に言う必要はねえさ。だがよ。……今のお前のツラは、バルトみたいに酒がサマになるツラじゃねぇぜ」

「うるせえよ」

「取り返しがつくなら、取り返しに行けよ。ガキは無鉄砲が取り柄だろう」

「テメェの魂胆は見え透いてるぜ。俺がすぐにでもくたばればテメェの総取りってんだろ」

「否定はしねえ」

 ジャンゴはニヤリと笑い、そしてすぐに鋭い視線に戻り。

「だが、山ほどのカネで幸せになれねえってんなら、お金様も可哀想ってもんだ。どうせ元からろくでなしが何を渋がってやがる。お行儀よくも賢くもねえのがお前らだろう。俺みてえな下の下の小悪党を見下すってんなら、それなりの華を見せてみやがれ」

「……豚が正論ヅラして煽りやがる」

「猪と言えっつってんだろうが」

 ホークは背を向け、手を上げて彼の店を出る。


 思った通り、ホークの住んでいたねぐらは誰かが使っているようだった。

 明かりが灯り、酒盛りの声すら聞こえる。

 ハイアレスの辺縁部には荒れた空き家は数あるが、その中でも比較的マシな家をわざわざ住める状態に補修して使うのだから、住人がいなくなれば次の不法居住者も優先して狙うというものだ。

 どうせそうなると思って、旅立ちの前にロクなものは残していなかった。下手をすれば死ぬかもしれないとわかっていた旅でもあった。残すものはなおさらない。

「……宿屋のいい部屋に泊まっても、十年単位だよな」

 ホークはジャンゴに預けた金貨の価値を思い、その場を離れる。

 嬉しくも悲しくもなかった。ただ、虚ろだった。


 馴染みの店は閉まっていた。定休日だ。

 酒をかっこ悪くガブ呑みしよう、なんて普段の主義に反することを考えていただけに、余計ガッカリした。

 馴染みと言っても親しい店員がいるわけでもない。無法者にも知らん顔をしてくれるというだけの不愛想な店だったが、ホークは酒を呑む気も削がれて路地裏に潜る。

 たくさん金はある。表通りの店で堂々と飲んだっていい。ホークがまともな職の者ではないと気づいてしまっても、高いチップを握らせれば笑顔で応対するのが人の世の常というものだ。

 いっそのこと女を買おうか、なんて思う。

 童貞童貞とさんざん煽られたのだ。ホークの歳では別に恥ずかしい話でもないが、捨てたら驚くような歳でもない。

 だが、それを誰に誇るのだ、と思うと気持ちが盛り上がらなくなる。

 メイはホークの不貞を嫌がるだろうか。ロータスに自慢したらどんな顔をするだろうか。レミリスは。イレーネは。

 ……そんなことを考えてしまう自分がどうにも嫌になる。

 自分の童貞喪失に対する女の反応なんてものを妄想している時点で気持ち悪いし、今のままではもうその誰にも会えはしないのだ。

 無価値にもほどがある。


 自分自身に課した「盗賊」であること、「悪党」であることへのストイックさ。

 メイたち仲間や、ガイラムたちベルマーダ人への未練。魔王への恐怖、魔族の陰謀への疑問。

 自分の中で整理がつかない、それらの全てへの姿勢。

 もうホークを「先」へと強制するものはない。たったそれだけで、何もかもが不鮮明になってしまった。

 自分の中で糸が切れたままのそれらを手繰り結ぶことができず、ホークは立ち尽くす。

 せめて、城に飛び込んで何を目指したらいいのかさえ見えていれば、まだ走ることだってできるのに。

 メイに会う? 会って何をする?

 ロータスに会う? 会って何を言う?

 レミリスに会う? 会ってどうする?

 イレーネに、ジェイナスに、リュノに。

 任を解かれたホークが、何を。


「さて。そろそろよいか、ホーク」


「!?」

 いきなり後ろから声をかけられて、ホークはビクッと跳ね上がり、慌てて振り向く。

 背後には、赤紫の髪の美女が悠然と立っていた。

「イレーネ、お前っ……」

「久方ぶりの住み慣れた街で、何をするかと思うておったが……死にそうな顔でふらふら散歩するだけとはな。せっかく金を持ってもつまらん生活しかできなさそうじゃのう」

「……なんで、お前が……」

「儂が何故ここにおるか。お前の求めるものとは違う話じゃろうが、敢えて再び教えてやろう。……三日分、貸しがあるはずじゃ」

「え……」

「お前は三日間、儂に完全服従すると誓ったはず。それを払ってもらうために、はるばるレヴァリアまでやってきた。儂にとってはそれが全てじゃ。他の娘らのことはどうでもよい。忘れたかホーク。お前と儂は契約者じゃ」

「……服従、か。……そうだな。もう、急ぐことなんかない……もんな。いいぜイレーネ」

 ホークは、それでも嬉しかった。

 服従命令という形でも、今までの旅がまだ終わっていなかったことが。

 まだ、彼女たちに繋がる何かができることが。

 イレーネは、ホークのそのじんわりした笑顔に微笑を返し、そして命令した。


「よかろう。では最初の命令じゃ。……『やりたいようにせよ』」


「……は?」

「衝動に抗うな。レヴァリア王家などという小僧っ子どもの秘密遊びに付き合う必要はない。お前がやりたいように、手を伸ばし、走るがよい」

「……な、何、言ってやが……っっ!!」

 悪寒が、来た。

 呪印の影響だ。イレーネの言葉に「服従」しなければ、不可避の苦しみがホークを苛み続ける。

 イレーネはドレスの裾を翻し、挑戦的に笑った。


「邪魔なら儂と共に全て壊してしまおうではないか。人も魔も、気に食わぬもの全て。……権威だの使命だの、そんなものに縮こまるお前など、儂の好みではない」

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