テルミーの効能

父の事が片付いてから私はテルミーという温灸を毎日欠かさずやっています。

これは、犬が処方ミスを受けて更に西洋医学では治療のやりようが無くなって、東洋医学を頼ったのですが、その際、針治療を勧められました。それを知った旦那さんの叔母がテルミーもいいかもしれないと言って道具を一式私にプレゼントしてくれていたのです。そして犬たちには奇跡が起きています。

今回叔母が「有加さん。テルミーをしなさい。」と言ってきました。

その時は犬の事を思い出してやり始めていたのですが。。

それまでの自覚症状としては、時々右側の頭が痛くなる。目が重い。などでしたが、テルミーをやるとスコーンと抜けたように目がシャキっとするのと、頭痛がはじまりそうだったのが消えたり等、他には何より気持ちいいのです。

真鍮製の棒の先にお線香みたいなものを差し、火を付けていぶす、真鍮の棒状の蓋をかぶせ、その先の空気穴からいぶされた煙と共に患部を擦っていくという温灸です。

不思議な事に目の縁を温灸していると頭の一か所がズンと重くなる。重くなったところを今度は温灸すると目頭の辺りがズンと重くなる。。と言う風にまるで道案内の様に体が反応します。で、どんどんやっていくと。。三十代から五十二歳ぐらいまで苦しんだ片頭痛の箇所が疼いていたのです。その片頭痛の時に目玉の奥が痛くなり、よく目をもぎ取って捨てたい感覚になっていた。すべて右側の話です。

東洋医学全般に言えるのですが対象となる箇所も治療します。ですから右と左。同じように温灸すると同時にテルミーの場合はツボを刺激するという理論ではなくリンパに沿って治療するという民間療法ですから、首筋のリンパ。。耳の後ろのリンパ辺りもやりました。結局、気圧がこんなに軽かったのか?と思えるほど首から上が楽になりますから、暇さえあればテルミーをしていました。


四月の中旬過ぎ、大学病院の診察を受けて、到頭、視力が1.0まで回復しました。が、まだ目の奥の方の血だまりが薄く残っているようでそれが無くならないと根本治療は出来ない。。けれど、視力が1.0にまでなって傷病期間の書類にはサインできないと先生に言われ、旦那さんと相談しました。まだ出血リスクは残っている。。「休んだらお給料ゼロになってしまうけれど。。」私が言うと。。旦那さんはもう一か月休みなさいと言ってくれた。。宮本さんに相談。せめて診断書をと言われ、大学病院に相談すると、お休み期間を決められない為診断書は書けないという。。

仕方なく「有給を使いながらでも仕事に出ます。」と宮本さんに言うと。。僕の自己責任で診断書無しでもう一か月休めるように会社を説得します。。という事で現在休んでいるわけです。。

この日の大学病院で私は「目ヤニ」が酷い事を上川先生に相談しましたが。

先生は私の検査データが入っているコンピューターの方が気になるらしく。私を診ないで「そんなはずはありません。」とおっしゃった。。。

そんなはずは無いと言われても。。。実際には朝起きると上瞼と下瞼がくっついちゃうほど出てるし。。。

その日はそのまま帰りました。。

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