入院当日まで
大学病院なのだからたくさんお薬はあるのでしょうが、入院中の他の診療科の薬は原則として処方してもらって持ってくるというのが基本のようでした。
まず、心療内科に安定剤を貰いに行きました。但し安定剤の場合、一回の処方は一シート(十錠)までしか処方出来ないようなのと、私としては心不安定が続いていましたので、もう少し強い安定剤が欲しかったのですが、私の担当医が居ない日でしたのでとりあえず同じ薬を一シート貰って、後日、アンプル状のちょっと強めの薬と入院中足りなくならないように前と同じ薬をもう一シート貰って備えました。
循環器科には再びお薬が効かなくなりましたので、又お薬の変更と、入院日程分のお薬を貰って備えました。
後はスーパーでふりかけとかお醤油とか思いつくままに買い物して、ついでにあるモノを購入しました。
初任者研修の授業の時に講師が言っていたことを思い出して、この入院期間中に試してみたいと思ったのです。。
購入したのはリハビリパンツ(おむつ)とパッドです。。
講師が言っていたのは一度リハビリパンツをはいたりパッドをあてた状態で排尿してみるといい。。って。。。
結構キモチワルイものです。。利用者様の気持ちになれます。。と。。
私はこの入院期間中、普通のパンツは持たずリハビリパンツとパッドで過ごしてみようと考えていました。
手術後はお風呂に入れません。ついでに体拭きシートも購入しました。それとベッドにこぼしてしまうといけませんので使い捨ての防水シートも購入しました。
で、実際の入院中はリハビリパンツでいざしようとすると、これが結構出ないもので、トイレまで行って掃いたままでやっと出ました。トイレ環境でないと出せないものなのだな~と実感しました。。そして、おむつに排尿が吸収されるとズンと重くなります。気持ちとしては早く交換してほしいと思います。利用者様はこんな風に取り換えてもらうまでキモチワルク思っているのだと体感しました。本当は寝たまましてみたかったのですが、それは絶対無理!でした。何か超えてはいけない一線を越えようとしているみたいで頑張ったのですが、無理でした。
お風呂に入れないのにずっとトイレで~とはいえオムツをしたまま排尿を繰り返せば、何だかカブレそうでしたので、一度経験しただけで、あとは通常のパンツのように使っていましたが、そうなるとオムツは汚れません。一日一回の交換ではフィット感が無くなりユルユルになりますし、中の吸収剤が偏ってこれもキモチワルイのだな~と実感しました。パッドは一日でギブアップ!お股がゴワゴワで違和感に耐えられませんでした。はいてみないと分からないものだなと。。良い体験が出来ました。
入院までの間、本橋君が心配して電話をくれましたし、私からもしました。
彼は私の事を人間として大好きだと言ってくれます。勿論男女ではありません。
「好きなら好きって言っていいよ!」と私がからかうと、
「ホント勘弁してください。マジでかんべんしてください。」って言うかわいい男の子です。
「北尾さん。絶対あの事業所戻ったらダメです。あんなとこ戻ったら殺されますよ。あ~~何で?北尾さんの目が。。豊田の奴。。」などなど悔しそうに言っては「諦めないでください。。」と励ましてくれました。
関本ちゃんからの情報だとそろそろ利用者様がざわつき始めているとの事でした。
北尾さん来ないけれどどうしたの?って聞かれてもどこまで話してよいかわからず、「分かんないんです。」って言えば言うほど「あなた仲良しなんだから知ってる筈でしょ?白状しなさい。」等言われてると聞いたので、「目の病気で手術するってとりあえず言っておけばいいんじゅあない?」と答えておきました。
見舞いに来ると言うので、下向いて寝てなきゃいけないから来られても困るよと言って断りました。
利用者様。。心配してくれてるんだと思うと嬉しかった。
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