段取りと職場での状況

翌日に月二十八日火曜日。

まず、大学病院へ行き、入院受付を済ませました。帰宅後、宮本さんに電話したのですが、留守電になっており、病院の結果の概ねと手術入院が必要になったことなどを吹き込みました。私は医療保険に入っていますから、保険会社に電話をして必要書類を送ってもらう手筈を整え、父から預かったままの私名義である父のらくらくホンの解約の為携帯電話の営業所へ向かい、手続きを済ませました。

帰って来てから、会社のコンプライアンスに電話すると繋がらず、本社人事部にかけなおすと、折り返し担当だという女性から電話がかかってきました。

長い話になりましたが一通りお話しすると、「お気の毒ですが、今後に役立たせていただきます。」と言われてしまい、必死に説明した事がバカみたいに思えてきました。こういうことは出来るだけ上の人間と話さなくてはだめだと思いました。今のままでは話は上には上がっていかない。。どうせなら、なるべく上に。でないとおさまりが付かない。。「出来ればもっと上の方とお話がしたい。明日までにお電話をいただきたい。。でなければこちらからでもかけなおします。」と言って電話を切りました。

病気になったのは自己責任でしょう。。でも、その病気。。あの大量出血が無ければ治療可能だったのです。治療が困難になって入院手術になったのは、職場内での豊田所長の酷い応対が原因だと思っていますから、私も黙って引き下がる訳にはいきませんでした。

夜になって宮本さんから電話がありました。

「昨日北尾さんから話を聞いた時、酷い話だと思ったのだけれど、豊田本人から話を聞くと、全く違うんだよ。。」と。。。

聞けば、あの時の会話が全く違うように報告されていたようです。

いきなり北尾さんが話があると言ってきて聞けば、みんな(三人ほど)を辞めさせたいとか。。何かがあったのだろうけれど僕は北尾さんに思い直すように説得していた。。とか。。

私からしたら何それ?ってことです。。

宮本さんは私が嘘をつくような人ではないし、信じたいけれどどちらが本当の事を言っているか証明が難しい。。と話し始められたので、だんだん腹が立ってきました。。

この話。。続けたら又目が出血すると思いました。

「この話を続けても、証明は出来ません。私としてはこの事業所。。ICレコーダーでも持って仕事しなきゃならない職場だったのか?という後悔だけです。それよりこれ以上話して私の目を出血させたいですか?とにかく話が食い違おうとも今日のコンプライアンスの人ではダメです。決定権のある人と話がしたい。その旨宮本さんから本社の人事に通しておいてください。」

宮本さんは「僕はいつも怒られてばかりだ。。」と悲しそうに言いながら「わかりました。」と答えてくださいました。今思うと宮本さんには興奮のあまりくってかかって言っていたな~と反省しています。

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