第10話 幕間

これはある意味では後日談になる。

俺と一ノ瀬と若菜は並行して付き合いを続ける事になった。

どうしてこうなたったのかは、二人から聞かされた。


「倫理的に問題あるだろうよ…」

「問題ないんじゃない?私はヴァンパイアの血を引いてるから子供とか出来にくいし、未悠がいれば子供だって作れるし私が至らない所、未悠の至らない所カバー出来るし」

「そうよね、それともその…私が2番目じゃ不満だっていうの!?」


そういう問題じゃないだろうと思いつつ、一ノ瀬のビフォーアフターに戸惑う俺は首を縦に振るしか道は無かった。

それからは一ノ瀬が恐ろしいまでにデレた。

若菜と交代で弁当作ってくるわ中身はベタにハートマークだわ三人で下校してる時も当たり前のように腕組んでくるわ…。


ぶっちゃけ怖い。

いつかこの幸運の反動がきそうで恐ろしい。


…そのフラグは既に立ってはいたんだが、気づかなかった。

今にして思えば、全く脅威でも無かったんだが。


さて、とりあえずここまでの件に関してはこれ以上特に言うこともない。


若菜と一ノ瀬が呼んでるから行ってみる。

二人は土曜日の昼だっていうのにどこにも出かけずに俺を挟んでベッドで横になっている。

無論、さっきまではお楽しみだった。

…二人がかりでって凄いのな。

赤玉出るんじゃないかってくらい搾り取られた感がある。

良いんだけどさ。

可愛かったな二人共・・・。


はっ!

いやいやいや…。

と、とりあえず今はここまでだ!

こんな緩みきった顔を誰かに見られる訳にはいかない!


とりあえず…したらなっ!

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