10年後の世界で

10年後


『お父さん!お誕生日おめでとう!』


 パカーン!パカーン!


 クラッカーの音が鳴り響く……

 子供たちの中の1人がケーキを持ってきて


「25歳の誕生日おめでとうございます。お父さん」


「ああ、ありがとう」


 何故こんなことになっているのかというと非常に長くなるが適当に説明しよう。




 10年前に俺は経験値入手の効率化を考え何が安全で簡単にできるのか、

 悩みに悩んだ結果……


 経験値をできないか、と


 土台を組み立て資金を集め孤児を探すのに2年程度かかってしまった。


 だが、その結果経験値豊富な子供達が集まった。

 そう、ここにいる子供達は全て人間ではない。日本にいる人外はおそらく妖怪のみだが、それらを退治する陰陽師なるものが存在しそいつらも良い経験値となった。

 外国にも魔女以外の人外が存在し、悪魔や天使と呼ばれている種族もいた


 そいつらの両親を事故に見せかけ殺し孤児にしてから日本に連れてくるのは本当に骨が折れる仕事だった。


 しかしついにその努力が実り、

 今現在孤児院の院長をするまでに至った。周りの人間からは孤児のために世界を駆け巡った良い人みたいな印象を受けていると思う。


 概ね順調と言って良いだろう。

 だがしかし、最近警察や機関の連中の動きが怪しくなってきている


 そして10年経った今のステータスが


 ステータス

 name:田中次郎

 age: 25 sex:男


 tribe: 妖怪人間(亜種)

 cond:健康


 Lv:73

 EXP: 7550 NXT: 215


 MP: 34000/34000


 身体能力 :180

 器用 :150

 知恵 :80

 容姿 :40

 才能 :32

 話術 :15

 etc...


 LUC: 普通


 スキル (スキルポイント : 35 )

 ステータス確認(詳細)

 隠密lv.MAX

 火魔法lv.MAX

 拷問術lv.7

 誘拐術lv.4

 短剣術lv.MAX

 暗殺lv.MAX

 一撃必殺lv.MAX

 爆裂魔法lv.MAX

 虐殺lv.3

 威圧lv.MAX

 無差別攻撃lv.6

 衝撃吸収lv.5

 再生lv.MAX

 回復魔法lv.MAX

 格闘lv.MAX

 水魔法lv.MAX

 雷魔法lv.8

 自然魔法lv.MAX

 暗躍lv.MAX

 妖術lv.5

 変装lv.3

 色仕掛けlv.8

 性技lv.MAX

 情報操作lv.7

 五感強化lv.MAX

 覚醒lv3

 ???


 能力やスキルをみた感じ俺も成長したなあ。と、実感できるようになってきた。

 単純計算でいうと一般人の20倍は身体能力が優れているからもう完全に人間じゃないな。


 格闘スキルがMAXになってからは銃弾の軌道も変えたり、弾を見てから避けることも可能になっていた。

 ……人間じゃねぇ。

 元から人間じゃないけど(2回目)

 しかもレベルが50になった時に進化みたいなことが起きてさらに人外になった。


アニメみたいな動きもできるようになったしな。


 スキルの最後にある???は今のところまったくわかっていない


 それで多分殺しすぎたので警察が躍起になって捜査を張り巡らせているのだろう。


 一般人を多分日本で3000人近く殺してるからなギネス越えたんじゃないか?



「お父さん?」


「あ、あぁすまん。昔のことを思い出していてな、お前たちがもっと小さい頃のことをな」


「そーなの?でもありがとうね。あの時お父さんが拾ってくれなかったら私こんなに幸せになれなかったから」


「僕もだよ!お父さんありがとー!」


「ぼくも!「わたしも!


「わかった、わかった。それじゃあ、これからもよろしくな」


 煩わしい。

 正直ストレスになる仕事だが、

 何故か人外たちの容姿はとても優れていて見ていて癒されるので結局は相殺されている。


 一部からはロリコンだと思われているのも仕方がないと言えばそうなのだが

 納得がいなんな。


「みんな、早く成長するんだぞ」


「わかったー!」

「りょーかい!」

「はーい」





 早く成長して俺の糧になってくれよ



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