暗殺開始と思いきや
「最近、人の殺し方がマンネリ化してきた気がする。
こんなんじゃあその内レベル上げにも飽きちゃう気がするから、
殺り方を変更してみるかな」
現在のステータスは……
ブゥン
ステータス
name:田中次郎
age:15 sex:男
tribe: 妖怪人間(クオーター)
cond:健康
Lv:23
EXP: 1112 NXT: 78
MP: 2500/2250
身体能力 :45
器用 :50
知恵 :30
容姿 :16
才能 :19
話術 :6
etc...
LUC: 普通
スキル (スキルポイント : 2 )
ステータス確認(詳細)
隠密lv.5
火魔法lv.3
拷問術lv.1
誘拐術lv.2
短剣術lv.1
暗殺lv.2
一撃必殺lv.MAX
爆裂魔法lv.1
虐殺lv.1
威圧lv.1
無差別攻撃lv.1
衝撃吸収lv.1
再生lv.1
回復魔法lv.1
「相変わらずアサシンなのかメイジなのかよくわからない構成だな。
前回は魔法スキルでレベル上げしたから今回は暗殺スキルでレベル上げしようかな。
……闇に隠れた炎を操る暗殺者」
やばい。かっこいい……
この頃本当に厨二病が再発してきた。
実際、厨二病じゃなくてマジもんの超人になってきたけど常識的にイタい発言は控えよう。
「それで、やって来ました夜の街。
……夜の街って響きなんかエロティックだな。……真面目にやるか」
暗殺スキルが先日にレベル2になった事で夜目が使えるようになった。
意外と便利なスキルだったな……
「どの家に侵入しようか……」
暗殺スキルにピッキングも含まれていたので侵入は容易だろう。
補正が、予想以上の成果を果たしてくれている
「適当にあの高級住宅って感じの家にするか……」
カチャカチャ、ガチャッ
「開いたか……。失礼しまーす」
どの部屋にいるのか探索してみるか。
「ここは子供部屋だな、親の方はどの部屋にいるんだ?」
「……この部屋か、んじゃ早速殺りますか」
いや、待てよ……ただ単純に殺すだけだと今までと大差ないだろうし、
相手を絶望させた後殺す。
よし、そうしよう!
アニメやドラマではそういった場面が少なからずあるけど現実で相手を絶望させた場合どういった反応を示すのか。
「暗殺目的で来たのにこれじゃあ意味がないな。
でも、興味本位だけど試してみたいよなぁ。」
……可笑しいな。レベルアップ前の俺だったら人を絶望させるなんて、
少ししか考えられなかったのに、
残虐性が上昇したせいか……?
「今そんなことを考える意味はないか。手っ取り早く絶望させるためにはどんな方法を取ろうか」
……丁度良いエサがいたな。
「おい、起きろ!」
「あぁ?……誰だ⁉︎」
「おはよう。早速で悪いんだが
奥さんと子供、生き残れるのはどちらか1人だけだと言ったらお前はどちらを選ぶ?」
「お、お前は何をいってるんだ!
家に侵入してこんなことをするなんて‼︎か、金か?金が欲しいのか?
そうなんだろう?」
バキッ!
「ふぐぅっ!ゲホッゲホッ!」
「早く答えろよ。どうせなら2人とも殺してもいいんだぜ?」
「何故こんなことをするんだ⁈」
「答える義理はないだろ。
そんでどっちなんだ?」
「頼む!やめてくれ!
こんなことをしても何の意味もないだろう‼︎」
「意味はあるよ。(多分
お前に言う必要がないし、言ったところで理解できるはずもないから言わないけどな」
「……警察が怖くないのか?」
「言う必要ないだろって、
飽きて来たからそろそろ殺すぞ?」
「ま、待て、待ってくれ……
わ、わたしを殺してくれ。
だから妻と子供だけは……」
そろそろいいか
「ふんっ!」
ゴキッ!グシャッ!
「え……?あ、あぁなんてことを」
「お前が早く決めないからこうなったんだ。どっちかは生き残れたっていうのにお前の所為で死んだんだ」
「わたしの所為で……。
わたしの所為…なのか……。
何故、こんなことに」
……絶望したのか?
目が虚ろになっただけでよくわからない変化だな。
「え?」
ゴキッ!
「……はあ。反応があんまりなくてそんな面白くなかったな」
他の家でも試してみるか……。
どんな反応があるのか朝までやってみるとするか……
ニュースでもやってるけど流石に最近殺しすぎてるかなぁ。
……普通に考えて殺しすぎてるか。
馬鹿か俺は。…馬鹿だったわ俺。
コミュ症あるある、
自問自答が多い。
「あ、今の家の女の子可愛かったな」
また、わすれてた…(泣
なにがって?
ナニがですけど?
このネタ飽きたか。
自問自答がやめられなぁい。
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