この作品の舞台は、なんと、ジャパリパークがテーマパークとして設立する前の、ジャパリパークとのことです。
なるほど!
冒頭で、無精ひげの男が車を運転していますが、まるで実際のサバンナを走っているような雰囲気をひしひしと感じます。
そう、けものフレンズと言う世界観ではある意味異質のこのキャラクター。
男性の、しかも成人男性(恐らく)の登場です。珍しい!
これもジャパリパーク成立前と言う設定ならではでしょう。
そして、フレンズも登場!
ジャパリパーク設立前と言うことは、恐らく野生のフレンズ(言い方は変ですが)でしょうか?
しかし、そこはジャパリパークです。
フレンズもアニメで登場するものと変わらない無垢な素直さで、男性に接します。
さて、ここで、この男性が新しい友達を連れて来ている、と言う話が、このお話の主題となっております。
その新しい友達は、まだこの世界に生み出されて間もない状態ですが、まぎれもなくあのキャラです。(劇中で確実にそうだと思われる名前も呼ばれています。)
新しい友達はまだ言葉も喋れない様子で、まるで生まれたばかりの赤ん坊。
男性はその友達をフレンズに紹介し、最後に一つの未来を語りました。
その未来が実現したか……彼の理想を受け継いだその友達が何をしたのかは、アニメを見た方ならお分かりになると思います。
けものじゃないけれど、のけものじゃない。
アニメへと直結する二次創作であり、とあるキャラクターの誕生秘話でもあるこの作品。
アニメ本編での彼の活躍を見た方ならグッと来ること請け合いです。(私は特に最終話の、あのシーンを思い出してうるうる来ました。)