編集済
混沌とした精神を探っていく小説は、書くの難しいと思います。よく挑戦したなあと感服。
読む側もどっぷり沈潜してしまいそうですが、針間センセイのキャラが、いい意味で読者をうまく救っていたと思います。
友浦さんは、夜勤もそうだったけど、人間の心の深いところ・闇とかを、まっすぐ突入するのでなく、縁をじんわりなぞるような小説が好きなのね。。。おっこちるか踏みとどまれるか綱渡りするたぐいの。
追記:すみません。うまくレビューにまとめ切れなかったので、評価だけ入れました。ストーリーより感覚を語ることになるから、こういうのはロジカルなレビューとしては書きづらい。才能が欲しいw
関係ないけど、シャッターアイランド(映画版)、マジおすすめです。多分お気に召すかと。
作者からの返信
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます
もったいないほどのお褒めの言葉まで恐縮です(でも嬉しい…)
精神って本当に不思議ですよね。
でもだからこそ惹かれてしまって、深淵を覗いてしまいます……
この作品では自分なりにキャラクターを大事に書いていたので、登場人物のうちの誰かが、読み手に何か影響を与えられたら素敵だなと思います。
猫目さんには早い段階から針間のことを見抜かれてしまいましたね^^
>まっすぐ突入するのではなく、縁をじんわりなぞるような
そうかもしれません
いつもうまく自分の作品を説明できないのですが、
「おっこちるか踏みとどまれるか綱渡り」
言われてみたらそんな感じかも……
作品を閉じた後でも、彼らはまだ細い綱の上でぐらぐらしている。その綱の上をこれから先も歩いていかなくちゃいけない……
うん、そんな感じかもしれません
こんな風に改めて考えたことなかった!
すごく気づかされます^^
夜勤も四次元の箱庭も深く読み込んでいただき感謝……幸せ……。
ありがとうございました
追記読みました
いろいろ考えてくださって本当にありがとうございます
映画のシャッターアイランド絶対見てみます!!><
話聞いてみた感じすごく参考になりそうな予感がしましたし、最後まで読んでもらった方からのおススメ資料って貴重……!
ありがとうございます
さらに追記
シャッターアイランド観ました!! めっちゃ面白かった……>< 確かにこれはやばいですね……!! この作品書く前に観たかった……けど、書く前のタイミングで見たら映画のあまりのハイレベルな出来に、この作品書く心が折れてしまって立て直すのに膨大な時間がかかったかもしれませんね; オチ的には逆ですが……! 教えてくださってほんとありがとうございました。
編集済
『構成力を意識してみよう杯』にご参加いただきありがとうございます。
キャラがはっきりしているところ、知識の量(説得力)が魅力の作品だと感じました。
特に瑠璃仁の言動がキャラとして確立・徹底されていたところに好感を持ちました。いわゆるズレ具合がちょうど良かったかな、と思います。
また、作品中に出てくる用語なども(元々知ってらしたのか調べたのかはわかりませんが)説得力を出せる量・質だったと思います。
気になった点は、序盤の構成と読者への気遣いです。
序盤の構成についてです。これは個人的な所感ととられてしまうかもしれませんが、あらすじ等にもある白夜の「優しい看護師」という理想へのベクトルの強さがあまり感じられず、「目標に向けて頑張る」というよりは「頑張るという目標を確立する人間的成長物語」になっていたように思います。人を引き込んだり気にならせるような強引な展開が合う作品ではないと思いはするものの、少し引き込みが弱く迷ってしまっています。
読者への気遣いについてです。先ほど良い点として「具体性や説得力の向上に単語の量、質がよい」という話をしました。ですが、これはあくまで読者が内容をすんなりと理解できる事を前提としたものです。ライトノベルというジャンルであまり精神関係のものを扱う作品は多くないので、よりいっそうの説明というものが必要になります。病気や薬に限らず魔法や異能を扱う際にも言えることなのですが、「その内容を読者は知らない」という前提をしっかりと持って書くことがこれの改善に繋がるかなと思います。瑠璃仁の台詞などで雰囲気を出すことが充分にできているので、他はすんなりと読めると台詞の引き立てにも繋がるので良いかと思います。
長文しつれいしました。これからも頑張って下さい。
面白かったです。
作者からの返信
非常に注意深く読んでくださりありがとうございました。とても参考になりました。ご返事を考えていて、今もう一度この作品を読み返しております。もうしばらくお待ちください。
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お待たせしてしまいすみません。
キャラクターのバランスや用語など褒めてくださり嬉しいです。
まさしく「頑張るという目標を確立する人間的成長物語」の通りになってしまっていると自分でも思います。あたかも「目標に向かって成長する話」として書いているのに、そうならないで終わってしまうのは、構成的に問題があったかもしれません。もうあと2万文字くらい書き足せば、目標に向けて頑張る話まで描けるのかもしれない……。ただ、「確立させるのが結構難しい目標」もあるので、そういう成長を今回は描きたかった気持ちもあります。この話は、「正しさ」と「優しさ」が二転三転するところが面白いかなとも思うので、これはこれでいいかもなと。つまり、「目標に向かって成長する話」と思わせてしまっている前半の構成が悪いのかも。
「成長」については続編が出せたら、その中で挑戦してみたいと思います。
精神科や数学関連の情報量は、量も質も良いのだけど、しかしライトノベル層向けとしては足りないのではないか、ということですね。雰囲気で読ませるには多すぎるし、しっかりと理解させるには少ない、という半端なところで引っかかる人もいるのかなー。
非常に勉強になりました。
企画に参加して本当に良かったです。ありがとうございました。