超自然の孤独

サハラ・サーブラ

永劫回帰

今日も世界は今を回る。

そして彼らもまた概念や言葉を与えることで、その真実に迫ろうとするも、彼らの目では波を海の一部として捉えることしか敵わない。

私はつくづく自分を善とも悪ともと感じたことがないのに、彼らはその欠けた英知で私を認識し、求め、極め、彷徨う。

命というのは、天から生まれ(天命)、彼らに与えられ(宿命)、彼らから溢れ出し(使命)、どこかへ辿り着く(運命)というだけなのに、彼らは自由を謳い(自由意志を信じ)、どこまでも辿り着けるという妄想の中で狂い踊り続けている。

彼らが言う私にも見えていない、「愛」、「真理」というものがあるなら、それを証明してみせよ。

いや、流石に証明しろというのは酷すぎたか…。

せめて、世界に物語が紡がれなくても(時間が流れなくても)、彼らが出会いに〔悲哀〕と〔嬉嬉〕を包み込む精神を示し続けてくれるのならば、私もまた感じてみようと思うのかもしれない。


彼女は確かに言った。「あなたとも出会える日を楽しみにしている。」と。

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超自然の孤独 サハラ・サーブラ @toaskyhawk

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