失恋から始まる思春期の心が描かれています。今の恋が全て、今の恋人が全て、もう恋なんてしないなんて、言えてしまうのが若い頃。残酷ではありますが、好きだ嫌いだなんてものは水物で、容易に移ろうものです。それでも、案外大丈夫なんです。慰めがあって。また思わぬ心と触れ合って。人は立ち直っていくのでしょう。