第16話
「今日はオムライスです。」
20分前に打ったLINEがまだ既読にならない。
「まともな小説が書けるまで、付き合ってください。」
勢いで言ってしまったが、呆れられてしまっただろうか。
町田さんは、ちゃんと自立してて、社会人してて、きちんと社会の輪の中にいる人…
それに引き換え自分は…格安で居候させて貰ってるし、挙げ句の果てに仕事が上手く行かないから、恋人になってくれなんて…
見ず知らずの男を家事をする代わりに格安で住まわせてくれるなんて、そんな奇特な人、他にいない。だからと言って、こんな自分勝手な提案、受け入れて貰えるだろうか。
でも、でも、もう俺も切羽詰まったギリギリなんだ。いつ契約が切れるとも限らない。
取り合えず、答えが貰えるまで、今はまだ保留って、事だろうから、やれるだけ、やってみよう。
そう俺は決意した。
早速町田さんにLINEを打つ、
「町田さん、イメプレは好きですか?」
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