第15話
「付き合ってください」
安健に確かにそう言われた。
その部分はまあいい。
でも、「まともな小説が書けるまで」
みたいな事行ってなかったか?
昨日は思ってもいなかった唐突すぎる提案に、余りの衝撃を覚え考えておくとだけ言って自室に籠った。
でも、その混乱は今も冷めず、一夜の明けた仕事中の今ですら、頭から離れない始末である。
「まともな小説が書けるまで」って書ける様になったら、お払い箱って事かよ?
うーん。
しかし、期間限定とは言え、恐らくバージンのあの安健、透き通るように色白で、睫毛が長くて、指が綺麗で、モデル並みに手足が長く、…安健を例え出したら、誉め言葉ばかりの羅列が続いてしまう程、魅力的な男性として一片の隙がない…
そんな彼を一時でも自分の物に出来るなんて…
俺は果たして喜んでいいんだろうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます