第7話

安健がパソコンに今のやり取りを入力していた。



気になって聞いてみる。



「どういう作品を、書こうと思ってるの?」



安健が顔を上げる、「えっと高校教師ものですね。生徒×先生です。両方最初からゲイっていう設定では簡易すぎるので、生徒がグイグイ先生にアタックしちゃう感じにしようかと思ってて。」



「今、プロット組み立てて、明日編集に持って行こうと思ってるんです。」




「ほー。まあ、リアリティーもそこそこに、腐女子の皆様へのサービス精神的な妄想力も必要だからね。」



「なるほど。」



「まあ、リアリティーな面のケアならいくらでも、俺が生徒になって、安健先生の事、襲っちゃってもいいし?笑」



冗談のつもりで言ったのだが、安健は顔を真っ赤にさせて言った。



「何言ってるんですか!子供だと思ってからかわないでくださいよ!」



「そんな剥きにならなくても、冗談だよ。」



俺は笑いながら言った。

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