秀葉

何もかも


喜怒も哀楽も

高音の響きでしかない

何故地下に呪われた

何故沈んでしまった

夕闇に揺らめく白旗のように

問いは空回りする

あの向こうに見る景色を望んでいたのに

今日も部屋から出ることなく

そうして胡乱の中

静かに虚を望む

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