ピアノのうた




 美郷が中学生の頃。通学路の途中に廃校になった小学校があった。廃校になってゆうに十年単位の時間が過ぎているのだろう、朽ちた木造校舎は『廃墟』と呼ぶに相応しいものだった。


 部活や塾に忙しい同級生たちは、登校は一緒でも下校時はバラバラになる。ありがちなショルダーバッグを肩に掛け、冬の終わりの雨に傘を差して田舎道歩いていた美郷は一人、その廃校舎の前で立ち止まった。


 ピアノの音が聞こえる。


 かそけき音が何の曲なのかは分からない。そもそも、何か「曲」を奏でているのか、それともただ気まぐれに鍵盤を叩いているのかも分からない。場所は小さな川に面した細い道の途中、この雨の中周囲の田畑に人影はない。


 年に一度、手入れされるかされないかの校舎周りは草がぼうぼうにはびこり、半ば山へ還りかけている。森閑とした雨の中、周囲を確認した美郷は、そっと廃校舎の中へ忍び込んだ。


 ――そんな、十年前の思い出が脳裏によみがえったのは、しとしとと降り続く雨のせいだろう。……断じて、二時間近く耳元で同じ内容を繰り返す電話のせいではない。はずである。最初はメモを取りながら親身に「相談事」を聞いていた美郷だったが、話が五ループ目に入った辺りでうっかり意識が遠のきかけた。


「――はい、はい。それでは直接現地調査に……いえ、すぐ折り返しお電話いたします。はい、分かりました、はい、失礼します」


 精一杯のよそ行き声で締めくくり、通話が切れるのを確認して、美郷はようやっと受話器を置いた。右手の下に敷かれたメモ用の裏紙は、謎の模様に埋め尽くされている。後ろを通りすがった先輩職員が、「宮澤君、ソレちゃんと燃やして始末しんさいよ」と言い置いて行った。いや、別に呪符を書いた覚えはない。


 受話器を持ち疲れてだるい左腕をぐるりと回し、壁掛け時計を見上げるとそろそろ定時前だ。本来日の長い時期ではあるが、厚い雲に蓋をされた外の景色はもう随分暗い。正体不明の呪符もどきを書いていたペンを放って傍らのマウスをぐりぐり動かすと、スリープしていたノートPCの液晶が再点灯する。画面の中央では、小さく表示されたウインドウが、作業中だった行政管理システムがタイムアウトしたと知らせていた。


 今日中に起案を上げなければいけない作業依頼が、あと五件残っている。PCの前に並べてある申請書に視線を落とし、美郷は深々と溜息を吐いた。のろのろと新しい申請書を抽斗から取り出して、電話の内容を書き込み受付印を捺す。


「係長。電話で調査依頼があって、どうしても、どーーーしても、明日には来てくれないと首を吊って死んでしまうと言われたんですが」


 げんなりと項垂れながら、係長席の芳田へ美郷は申請書を渡した。受け取ってざっと内容を確認した芳田が、ははあ、と顎をさする。


「あー、この方は半年にいっぺんくらい、どうでも電話をかけて来んさる方ですなぁ。行ってみりゃあ大したことじゃあ無ァんですが、まあ、私のほうから掛け直しましょう」


 そう言って頷いてくれた係長に深々と頭を下げ、美郷はふらふらと自席に戻る。どうやらこの係には、今回のような「常連さん」が何人かいるらしい。「今回は宮澤君が引いてしもうたかー」と、名物扱いらしい「常連さん」談義に花を咲かせる先輩らに苦笑いを返し、美郷は行政管理システムに再ログインした。






 結局、家に帰り着いた頃には、日もとっぷりと暮れた後だった。


 異様に疲れた日だった。走り回ったわけでも、精根尽き果てるまで祓い清めをしたわけでもない。むしろ外勤は一切なく、ひたすら事務処理と電話応対をした一日だったが、慣れない仕事は精神的に疲れた。


 下宿している狩野家の離れには、八畳の洋間と六畳の和室がある。借りる予定だったワンルームアパートと比べても倍以上の広さで、洋間には流し台が付いていた。冷蔵庫や電子レンジ、IHコンロを持ち込んでいるので自炊はできる状態だ。倹約のためにもできるだけ自炊を心掛けているのだが、今日は到底そんな気力は残っていない。


 何か口に入れるものを算段するのも億劫で、美郷は寝室にしている和室へ直行した。押入れの布団を出すのすら面倒なので、そのまま畳の上に転がる。


 アルミサッシに内障子を付けた掃き出し窓が、一面に設えられて中庭から出入りできるようになっている。窓の向こうには濡れ縁と敷石もあって、鍵を付ければ玄関代わりにすることも可能だ。しばらく、寝転んだまま薄く光る障子を眺めていた美郷は、のろのろと起き上がって掃き出し窓を開けた。


 外はぽつりぽつりと雨粒が落ち始めている。垂れこめた雨雲が遠い街の明かりを反射して、辺りをうっすらと照らしていた。影もなく、色彩もなく、ただ物の輪郭だけが見える夜闇の庭を美郷は見渡す。


 一方を漆喰の土塀、三方を建屋に囲まれた中庭は、小さく薄暗い場所だ。山水を引いた池の周囲に庭木を植えて観賞用の草花を配した、元々は趣深い空間らしい。しかし美郷の管理が追い付いていないため、荒れて雑草だらけである。


「あ、あれ新種かな……」


 ぽちゃん、と池に小さな波紋が立って、美郷は身を乗り出した。宵闇の中でもひと際暗い常緑の葉陰に、「光」では視えないモノが戯れている。


 この中庭は、小さな妖怪が集いやすい場所だ。虫や小動物のようなサイズの小物や、まだ生まれたばかりの幼生が水と共に山から下りてきて、ここにわだかまっている。元々の立地条件に加えて、長い間空き家として放置されていたからだろう。今でも管理が追いついていないせいもあって、この中庭は彼らの楽園と化していた。


 美郷は自分の寝起きする離れに簡単な結界を張っただけで、中庭にたむろする気配は放置している。妖怪といって美郷に害をなせるようなものは来ないし、邪悪なものが来るでもない。単に他愛ない山の精霊が出入りするだけなので、ぼんやり眺めるのにちょうど良い。


 様子を見にきた大家は妖怪ビオトープかと呆れていたが、害のありそうなモノだけ追い払っておいてくれ、とだけ言い置いて行った。やたら妖怪が寄ってきやすい立地の上に、元々は豪農の家だったという狩野家は敷地が広い。住んでいる怜路も一人であれこれ追い払うのが面倒だったので、美郷を呼んだ面もあるらしい。番犬か虫除けのような扱いである。


 先日から降り続く雨のおかげで池に注ぐ山水も増し、池に跳ねるモノの種類も増えている。新手のモノを見つけては、種類当てをするのが美郷の密かな楽しみだった。


 そより、と夜風が胸元を撫でる。湿気に滲む汗が引いて、心地良さに美郷は目を細めた。聞こえるのは細い雨音と蛙の歌声、遠く流れる沢と、池に注ぎ込む水の音のみ。街の喧騒どころか車の音すら届かない静かな場所だ。夜中になれば時折、梟やホトトギスの声も聞こえていた。秋になれば鹿がうるさいのだと怜路が嘆いていたか。


 曇天を見上げて、ふと、今自分がここに居ることを不思議に思う。


 なぜここに居るのか。何のために。答えは簡単で、働きに来ている。働くのは、生きてゆくためだ。では、何のために生きているのだろう。


 妙な疑問に囚われるのは、おそらく酷く疲れているせいだ。


 己の霊力と知識を駆使して八面六臂の大活躍ができる、などと期待して来たわけでは決してない。「思ったのと違う」などという理由で職を手離せるほど経済的に余裕があるわけでも、支援者がいるわけでもなかった。美郷は、高校卒業と同時に実家と縁を切っている。もう金輪際、門をくぐらないと決めて家を出てきた。


 決して、親兄弟との関係が悪いわけではなかった。


 美郷は特殊な秘呪を受け継ぐ古い呪術者の家系に生まれたのだが、当主の婚外子である美郷の立場はいささか面倒過ぎた。なまじっか才能もあったおかげで、内部の政治抗争に巻き込まれてしまったのだ。結果、美郷は非常に不本意な形で実家と決別していた。


 ――美郷が家を出るはめになった「事件」は、いまだ美郷に大きく爪痕を残している。


 ぼんやり物思いに耽っていた美郷は、ようやく気合を入れ直して立ち上がった。まだ着たままだった仕事服のシャツとスラックスを脱ぎ捨てる。箪笥代わりの衣装ケースから寝巻を取り出してひとまず着替えた。一連の動作で下着のタンクトップが大きく動き、布地が背中をこする。


 ちりり、と左の肩甲骨辺りに引っ掛かりを感じ、美郷は不機嫌に眉を顰めた。


 ささくれを逆撫でされるような感覚が不快だ。今日のような日は特に。






 眠る前に、寝巻の片肌を脱いで左の背に手を伸ばす。


 肌に負担の少ない糊を付けた、呪符を肩甲骨の上に貼る。


 一生続くであろう「ソレ」との付き合いを、今日のような日は酷く憂鬱に感じる。


 職場で聞く子育て苦労譚や夫婦喧嘩の顛末、嘆きながらも幸せそうな話題にただ相槌を打つことしかできない。


 若いから。まだまだこれから。一年目が何を言っているのか。口に出したらきっと笑われるだろう。


 けれど。恐らくそれらは一生、美郷には手が届かないものだ。


 同じ業界に生きている人々の「普通の幸せ」を見せつけられて、時折酷く落ち込む。


 頭は芯から疲れ果てているのに、薄っぺらい布団を被っても眠気はなかなかやってこなかった。





 美郷が学校帰りに立ち寄った廃校舎は、地元で有名な心霊スポットだった。


 廃墟の例にもれず、というやつだが多くの伝説・噂の類があり、肝試しの聖地

でもある。視た、出た、という報告も多数ある場所だ。そして実際、誰も居ないはずの音楽室からピアノの音が響いていた。


「失礼しまーす……」


 何となく声を掛けながら、美郷は軋む引き戸を開けた。それまで気ままに響いていた旋律が止まる。埃にまみれてくすんだ、防音の厚い壁と布張りの床が目の前に広がった。


 奥にある教壇の上、五線譜の入った黒板の隣にそのグランドピアノはあった。


 沈黙してしまったピアノに近づく。鍵盤の蓋は閉じたまま、誰かが椅子に座った形跡もない。少し悩んで、美郷は椅子に座ってみた。


「……何を、弾いてたんですか?」


 ピアノに向かって尋ねてみる。ピアノ自身が音を奏でていたなら、弾いていたのではなく、「歌っていた」のかもしれない。


 答えてくれないので、鍵盤の蓋を開けてみた。埃を被ったそれを美郷が叩いてみても、何の音もしない。もう何年もこの場所に放置されているのだ。とうの昔にピアノは音を失っていた。


 ぽーん。しかしピアノがひとつ音を奏でた。音楽には明るくない。美郷はピアノを習ったこともないので、それがドレミファソラシ、どの音だったのかすら分からない。


 ぽーん、ぽぽーん。ぽろろーん。


 まるで喋っているように響くピアノの音が、何を言っているのか読み取ろうと美郷は意識を集中させた。


『君は何をしに、ここへ来たんだい?』


 張りのある男性の美声が、突然耳をくすぐった。テノールボイスというのか。まさかここで男が出て来るとは思わず、美郷は思わず悲鳴を上げる。それにさも楽しそうに笑い声を響かせた男――燕尾服のグランドピアノは、美郷の背後に立って両肩に手を置いた。


『ピアノの霊が髪の長い美女だなんて誰が決めたんだい? ピアノは男性名詞だよ。僕はただ暇つぶしに鼻歌を歌ってただけさ』


「ヒマなんですか?」


『この季節はお客が少なくてね。それに、先日お役所の人間が来ていたから……春が来る前にはここも取り壊されるんだろう』


「それで、歌を?」


『君のように、誰か聞きつけた人間が来ないかと思ってね』


 いたずらっぽく笑う姿は、いかにも「楽器」らしく感情豊かだった。


『それで。君は何故ここに来てくれたんだい?』


「……呼ばれてる、気がして」


『ぼうやは感度が良いんだな。こんな寂しい場所に一人で来るなんて、学校では苛められてるのかい?』


 失礼なことをいうピアノだった。


「別に、そんなんじゃないです。みんな塾や部活が忙しいから、この時間に帰るやつが他に居ないだけで」


『君はその、塾も部活もやらないのか』


「やってません。……普段は、ウチで稽古とか修行とかあるんで」


 ほほう、と興味深げに頷いたピアノが、上からとっくりと美郷を見下ろした。


『君はもしかして、「鳴神」の子か』


「知ってるんですか」


 さすがは地元に長くあったピアノ、といったところか。


『もちろんだよ。この辺りで知らぬ者の無い、名家中の名家だ。分家や親戚筋の子供は何度か見かけたが、君もかい』


 その問いに、当時中学二年の終わりだった美郷は少し悩んだ。


「――おれは、当主の息子です……でも、鳴神の家族じゃない」


 いわゆる外腹、婚外子であることは元から知っていた。しかしこの当時美郷は、一応鳴神姓で呼ばれている自分の戸籍の「父親」欄が空白なのを知ったばかりだった。


『だが受け継いだ力は本物、というわけだ。これだけハッキリと人の姿かたちを取れたのは久しぶりだよ』


 ピアノは美郷の鬱屈とした答えを気にした様子もなく、晴れやかにそう笑う。鳴神は龍神の血を引く陰陽師の家系、その直系は高い霊能力を有する。そう言われる家だった。


「…………苛められてるわけじゃない。稽古とか修行が嫌いなわけでもないし」


 ただ、たまたまその日は、誰も見ていない所で誰かと話がしたい気分だった。色々と矛盾しているが、そんな時、このピアノのような相手はもってこいである。


 しかし、長く学校にあったせいか随分教師ぶりが板についたピアノは仕方なさそうにふむ、と息を吐いて腰に手を当てた。






「臨兵闘者皆陳烈在前!」


 芳田の宝剣が五横四縦の九字を切る。その験力に吹き飛ばされて、敵の妖魔がどうと公園の地面に倒れた。素早く逆手に宝剣を握りなおし、芳田は柄の三鈷杵さんこしょを倒れ伏す敵に向ける。


べて綜べよ、金剛童子。搦めよ、童子。不動明王正末の御本誓を以ってし、この悪魔を搦めとれとの大誓願なり。搦めとりたまわずんば、不動明王の御不覚これに過ぎず、タラタ カンマン ビシビシバク ソワカ」


 朗と呪が響き、金切り声のような馬の嘶きが辺りにこだまする。一つ目の大きな馬が、泡を噛んで必死に立上がろうともがいていた。真砂土を削る蹄が、徐々に力を失くしていく。

 見事な芳田の調伏を、美郷は後ろで見守っていた。就職以来、初めて目の前で見る大捕り物だ。修験者として、強い験力を持つ芳田係長自らが陣頭指揮を執っている。


 疫病――原因不明の高熱をまき散らしていた野馬のうまという妖魔を法力で縛り上げ、芳田が竹筒の中に封じ込めてしまう。美郷は鮮やかな手際に見入っていた。


 美郷の他にも数名補助の職員が控えていたが、ほとんど出番はなかった。封じを完了した芳田が、美郷らを振り返る。職員らが口々に「お疲れ様でした」と芳田をねぎらっていた時だった。


 撤収にかかっていた芳田が、顔色を変えて歩みを止める。


「宮澤君!」


 美郷の背後で、荒い鼻息と高らかな蹄の音が響いた。


 振り返る暇もない。もう一頭いたのか。頭の片隅で思い至るだけが精一杯だ。


 周囲の怒号を突き抜け、芳田の一喝が美郷を貫いた。


「散ッ!!」


 臓腑を直接殴られたような、重い衝撃が襲う。


 真後ろで二頭目の野馬が悲鳴を上げた。


 美郷は口元を押さえてくずおれる。


「宮澤君!?」


 野馬を祓っただけの芳田が、驚いた声を上げて駆け寄ってきた。「敵」を認識した内側のモノが、芳田に牙を剥こうと体内で暴れる。それを必死で宥めながら、美郷はどうにか立ち上がった。肩を支えようと、手を伸ばしてくる先輩職員を押し止めて「大丈夫です」と首を振る。


「――すみません」


 気力を振り絞って平静を保ち、頭を下げる。無理矢理表情筋を動かして、へらりと笑ってみせた。


「ちょっと、びっくりしちゃって。ありがとうございます」


 やれやれ無事でよかった。気を付けんさいよ。口々に言って美郷を離れる職員らの中、正面の芳田だけは難しい顔をしている。その目を直視できないまま、美郷もそっと踵を返した。






『他人の目が怖いかい』


 ピアノの言葉に、頷くことも、首を振ることも出来なかった。


『君のように感度の良い子にとって、僕らみたいな存在は珍しくないのかもしれないね。だけど……恐れてくれないのは少々困るかもしれないな』


 知らず俯いていた美郷の頭を、存在しない手が撫でた。


『他人に向けたい感情を殺して、内に籠ってばかりでは闇に絡めとられてしまうよ。感度が良くて繊細な子ほど危ない。僕らを「恐れ」なくなるのは良くないことだ。君は、君の住むうつし世が嫌いかい?』


 正味な話、当時お世辞にも「好きだ」とは言えない自分がいた。


『たまには感情的になってみるといい。他人に自分の生の感情を知られることを恐れる必要はないよ。……君は「生きて」いる。ならばそこに生の感情があるのは当然のことだ』


 深く響くテノールの美声にまさかのお説教をされ――だけどその時美郷は、何よりその言葉が欲しかったことに、拳を濡らす自分の涙で初めて気づいた。


『あまりそうして押し殺していると、自分の感情が何処にあるのかすら分からなくなってしまう。音楽は感情だ。音楽を奏でる為の存在として、君の中の音楽が死んでしまうのは悲しい。鏡の前で泣いたって意味はないんだ、辛い時は人の前で泣きなさい』


 ――僕たちのような存在の前ではなく、生きた人間の前で。



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