ラッキービースト達の1日

@Ryoya0912

第1話

ナレーション「ラッキービースト達の、朝は、はやい。」

ラッキービーストは、「一体」ではない。

朝、彼らは各地から、パーク中央の遊園地に集合する。


♪新しい朝が来た〜

音楽がながれる。

ラッキービースト達は一斉に音楽に合わせて、体を動かし始める。

各モーターが正常かチェックする為だ。


「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ」

次は、発声練習。

最後に『ロボット3原則』を暗唱。

再び、各地に散らばっていく。


ジャパリまんの原料の作物農園

図書館近くの調理場

ロッジ

ラッキービースト達は黙々と、作業をしている。

フレンズ達は、気軽に話しかけているが、無言で作業をしている。

夕方になり、作業を終えたラッキービースト達は、各地の待機ステーションに帰って行く。



夜になり、『待機状態』になろうした時、

ラッキービースト達の目が七色の輝き始める。

「エマージェンシー コール

エマージェンシー コール」

「緊急モードに移行します」


パーク中央遊園地に居た、ラッキービーストが

広い部屋(おばけ屋敷)に集まり始める。

一瞬暗くなると、そこは司令室で、沢山のモニターには、パーク全体のマップが表示されている。

『えまーじぇんしー』の表示と警戒音が響く。


オペレーター・ラッキービースト「暫定パークガイド『カバン』付 ラッキービーストより エマージェンシーコール 入電」

「港付近に高エネルギー反応あり パターン『ブラック』『セルリアン』です!」

副司令・ラッキービースト「15(?)年ぶりだな」

司令・ラッキービースト「ああ…」

戦闘指揮官・ラッキービースト「現時点をもって黒セルリアンを『ビックドック』と呼称、

カバン救出及び、ビックドック殲滅作戦を開始する。」


各地のラッキービースト達が、フレンズ達に

緊急事態を報告する。


カバ「ええ、解ったわ。直ぐ行きましょう。」

カワウソ「ボスが喋ってる〜たーのしー」

トキ「あら、大変ね」

アルパカ「あーら、大変だよー」

ライオン・へらじか「おお!合戦だ!」

博士「必ずみんなを連れて行くわ」


フレンズ達も、それぞれの方法で港に向かう。



オペレーター・ラッキービースト「すごい!野生解放の予測値をはるかに超えています。」

技術開発・ラッキービースト「これが種を超えた友情の力、シン・フレンズ なのよ。」


セルリアンから、かばんを救出。

火の付いた紙飛行機で、船に誘導する。


戦闘指揮官・ラッキービースト「かばんラッキービースト(かはんと居たラッキービーストの個体名)脱出しなさい!」

かばんラッキービースト「ダメです。船から離れることは出来ません。」

司令室で無言でモニターを見つめるラッキービースト達

かばんラッキービースト「…(かばん サーバル

ありがとう 一緒に旅が出来て楽しかったよ。)」

旅の記憶が走馬灯のようにながれる。

ロッジでサーバルが泣いている場面を思い出す。

「(ああ、サーバル。ラッキービーストも、

早起きなんだよ。)」



朝、司令室

オペレーター・ラッキービースト「あ!かばんラッキービーストの再起動を確認しました。」

戦闘指揮官・ラッキービースト「良かった…」

笑顔(?)のラッキービースト達。

司令・ラッキービースト「…よくやってくれた。」

戦闘指揮官・ラッキービースト「ありがとうございます。」

「現時点を持て、緊急モードを解除します。」



ナレーション「ラッキービースト達の、朝は、はやい。」

ラッキービーストは、「ひとり」ではない。

朝、彼らは各地から、パーク中央の遊園地に集合する。


おわり (つづく)


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