第二十二回 姉飼(遠藤徹)

<あらすじ>

 選考委員への挑戦か!? 物議を醸した第十回ホラー大賞大賞受賞作文庫化!

蚊吸かすい豚による、村の繁栄を祝うあぶら祭りの夜。まだ小学生だった僕は、縁日ではじめて「姉」を見る。姉は皆、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた!

※引用:Amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/dp/4043838018/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_t6YLyb9776CHJ


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 エロです。

 グロです。

 エログロです!


 えっと、色々な意味で大丈夫ですか? と、問いたくなる怪作。


 まず脂祭りというインパクトある祭りの夜に、串に刺さった姉が売られている。

 姉って、動物とかじゃないですよ。れっきとした人間です。

 その姉を、買った男達は弄ぶのです。それぞれがそれぞれの方法で。姉が出血多量で死ぬまで。しかも、「愛」を持ってです。


 これを読んでいると、作者の遠藤先生が普段から何を考えているのだろうか? ちゃんと人間生活を送れているのか? 本当に心配になります。

 何を考えて、このような設定を思いついたのだろうか。もう凄いとしか言いようがない。


 追伸、この作品を読んだ皆様は、読後暫く耳に残る事でしょう。


 姉の

「ぎぃよええええいッ、びぃよよよええいッ」

 という鳴き声が――。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


区分:現代(異空間?)

ジャンル:ホラー、エログロ

続編:なし

こんな物書きにオススメ:理解し難いエログロを書きたい人

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る