第12話 子どもが熱を出たら?
子持ち就活ではお馴染みの面接官からの質問。
「子どもが熱を出たらどうしますか?」
本当にほぼ100%聞かれる。
聞かれなかったことは1回しかない。
ネットではこの問いに対しては「とにかく子どものことで会社に迷惑かけないことアピール」「そうなった場合の対策が万全であることアピール」「でもどうしても休まなければいけないことがあるというのは先に伝えて誠意を見せる」というアドバイスが見られる。
私もそれを参考にして答えていた。
具体的なところで言えば
・病児保育が近くにあるので登録します
・勤務時間には母(父)が代わりに駆けつけてくれることになっています
・夫と交代で見るように連携しています
こんな感じである。もちろん嘘は入れていない。
嘘を入れると仮に入社できたとしても、話が違うと言って揉める原因になるだろう。
少なくとも「いや、熱出たら仕方ないので、休ませてほしい」などとは言えない。本当は言えるような人員配置を会社がしていることが理想だが、理想と現実は違うのだ。
私は、面接では多少の嘘をつくのはありだと思ってる。自分を大きく見せるために話を盛る人は多少いるだろうし、仮にエクセルのスキルを少し盛ったとしても入社までにその領域に達していれば本当になるから。もちろん所持している資格について嘘は絶対ダメだろうけど。
そして子持ち就活においては
「子どもが熱出したら?」の質問に関しては、絶対に嘘をついてはいけないと思っている。
仮にうまく誤魔化して入社できたとしても、その嘘はバレる。例えば本当は親が代わりに看病するのは難しいのに、親が来てくれるから心配ないと嘘をついたとしたら?一度や二度なら「どうしても今回は都合がつかず、私が休みます」が通用するだろうが、子どもが小さいうちは、特に保育園に行き始めたばかりの頃はしょっちゃう熱を出す。一度や二度では済まない。そうすると嘘がバレて結果、周囲との関係が険悪になり、自分が居心地悪くなってしまう。
だからこそ、この質問に関してはできること、できないことを包み隠さず答える必要があると思う。
その上で採用したいと言ってくれる会社こそがワーママとして働きやすい会社だと思う。
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