コールドスカルvs伊の伊達男

(カメラは放送席を映す)



野上アナ「さて、これから始まるのは”ケンザン刑事”ことSANADAと、”デハポン警察署長”ことミラノコレクションA.T.による、パラダイスロック争奪戦であります!・・・ここからは実況を野上と、スペシャル解説に獣神サンダーライガーさんに務めていただきます!」


ライガー「よろしくお願いします!」


野上アナ「今回、行われますパラダイスロック争奪戦をライガーさんはどう見ますか?」


ライガー「やっぱりミラノくんにはブランクがありますし、SANADAくんと比べて年齢の差もある。体力面ではなかなか敵わない部分もあるかもしれない。でも、ミラノくんには負けてないところがある!それはやっぱり気持ちですよ!あれだけ目の前で自分の技を使われて、グッズまで出されて・・・こういうことされて彼が”何くそ!”と思ってないわけがない!だからこそ、彼はこの日1日限りの復帰に向けてコンディション作ってきたんだから!」


野上アナ「そして一方、そのミラノコレクションA.T.のレスラー魂に火をつけたSANADAですが、彼の最近の動きについてはどうご覧になられますか?」


ライガー「SANADAくんはね、一見クールなんだけど胸の内には熱いものを持ってると思いますよ。パラダイスロックを使い出したのも何かミラノくん をリングに引きずり出すためだったんじゃないかな?と僕は思うんですよね。」


野上アナ「なるほど。」


ライガー「引退した先輩を復帰させるというのは相当の覚悟がいりますよ!だから彼はね、相当覚悟決めてると思いますよ!彼がどれだけの覚悟でこの試合に挑むのか?非常に楽しみです!!」


野上アナ「テンション上がってきましたか??」


ライガー「あったりまえだよ!テンションアゲアゲだよ!ツノ、ビンビンだよ!!」


野上アナ「さぁ!ライガーさんのテンションも上がってきたところで・・・間も無く!SANADA vs ミラノコレクションA.T.!パラダイスロック争奪戦スタートです!!」




観客「ざわざわざわ・・・」




ゴング『カーン!カーン!カーン!カーン!カーン!』


スピーカー『ガオ〜〜!キ〜ングオブスポ〜〜ツ!♪♪♪♪♪♪ニュージャパンプロレスリング!ダダ〜〜ン♪』



観客「ワァァ〜〜ッ!!」

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