ME GUSTA

(開いた扉の先にはデスクがあり、その向こうには背中を向けたスーツ姿の署長が仁王立ちしていた)



BUSHI「失礼します、署長!d係の刑事たちを連れて来ました!」


内藤・EVIL・SANADA・ヒロム

「失礼しま〜す。」



署長「よく来ましたね・・・」



内藤・EVIL・BUSHI・

SANADA・ヒロム

「(・・・誰だっ?)」



署長「私は感動しましたよ。皆さんの事件を解決する早さには。」



内藤「(日本語だ・・・とりあえず日本人のようだな。)」



署長「いつもリングの上で見せる”サイッテー”なアクションとは全く違うから驚きましたよ。」



内藤・EVIL・BUSHI・

SANADA・ヒロム

「(ん?今の・・・どっかで聞いたような・・・)」



署長「この街を守ってくれてありがとう。LOSINGOBERNABLESdeJAPON・・・デハポン警察d係のみなさん。」



(署長はそう言いながら、ゆっくりとメンバーの方へと振り返った)



内藤・EVIL・BUSHI・

SANADA・ヒロム

「・・・あっ?!」




ミラノコレクションAT

「わざわざ私の部屋まで出向いてくれて、グラシアス!」




内藤・EVIL・BUSHI・

SANADA・ヒロム

「ミラノコレクションA.T.!!」



ミラノ署長「フフフ・・・(ニヤリ)」



内藤「まさか署長がミラノさんとは・・・!」


EVIL「予想外でしたね・・・(汗)」



SANADA「あ、あの署長が持ってるリードみたいなのは・・・何ですか??」



(ミラノ署長は手にリードのようなものを持っていたが、その先には犬の姿は無かった・・・)



内藤「あれは透明犬のミケーレだよ。現役時代、ミラノコレクションA.T.はあの透明の犬を連れて入場していたんだよ。」


SANADA「なるほど・・・。」



髙橋ヒロム

「どこが透明なんすか?俺にははっきりと犬の姿が見えるんですけど〜〜?・・・はいはーい、ミケーレー・・・お手!おすわりぃ〜〜!!あっはっはっはっは(笑)」


BUSHI「ヒロム怖い怖いっ!!怖いからっ!!・・・で、見えるわけねーだろっ!!」




ミラノ署長「とりあえず今から君たちには素晴らしい捜査を見せてくれたことに感謝して、感謝状をお渡ししたいと思う。」


内藤「トランキーロ!トランキーロ!・・・で、俺たちをここに呼んだ本当の目的は??」



(内藤が聞くと、にこやかだったミラノ署長の顔が一瞬にして曇った)



ミラノ署長「・・・私はね、君たちの実力を認めてないわけじゃないんだよ。・・・ただね、やり方がね、制御不能すぎて、気に食わないんだよ。」


内藤・EVIL・BUSHI・

SANADA・ヒロム

「・・・。」


ミラノ署長「レフェリーに暴力を振るったり、イス攻撃したり、毒吐いたり、乱入したり、ツバ吐いたり・・・その中でも、一番俺が気に食わなかったのは・・・コレだっ!!」



バッ!!

(ミラノ署長が上着の前を開け、下に着ていた”ME GUSTA”Tシャツを露わにした)



内藤・EVIL・BUSHI・

SANADA・ヒロム

「これは!パラダイスロックTシャツ!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る