06 遠征隊

「……では次にボク達が浮遊都市の外、地上に降りていた理由を説明しましょう」

「それは確かに気になってた。さっきの話を聞く限りじゃ浮遊都市が着陸してる時以外は地面に降りる必要が無いし、付近にはその気配も無かったからな」


 そこはヴィクティムに確認済みである。ASID撃退後に周辺に如何なる反応も無い事。つまり浮遊都市は近くに存在していないと言う事になる。わざわざ必要もないのに地上に降りて何かをしていたというのは確実だ。その何かが誠には分からなかった。


「六百年の歴史の中で浮遊都市が大きな被害を受けた事が三度あります。そのうちの一つでボク達は過去の記録を失いました。例えば歴史……先ほどの説明で分からない、と言った箇所は本当に分からないんです。詳細を記録した物が消失してしまっているので」

「もしかして、その無くなった記録を収集してるのか?」

「鋭いですね。その通りです。浮遊都市が完全に浮遊状態を保っていられる期間。襲撃を受ける可能性がほぼゼロの期間にボクらは地上に降りて旧時代の遺跡と墜落した浮遊都市の残骸を探します。そこにある情報や機材を持ち帰って都市を維持するために。その部隊は遠征隊と呼ばれています」


 そう告げた時のリサの表情は苦渋に満ちていた。一瞬遅れて誠も思い出す。直接見ていた訳ではないので誠の意識からは忘れられていたが、もう一人いたのだ。この施設の目前まで来て、しかしここにいる事がかなわなかったもう一人が。

 それでもリサは震える口を開いた。その事実を自分で言葉にして認めるのが怖い。そう感じながらも言葉を発し始める。


「ボク達は最初四十八機のアシッドフレームと物資を積んだ車両による部隊でした。当然ですがASIDとの戦闘は可能な限り避けられます。戦いながらでは四十八と言う数はすぐに壊滅してしまいますから。あくまで調査……それが主目的でした。私は十五から参加して、年に一度のペースで遠征を行ってきました。これで五度目の遠征になります。最初は順調でした。ASID共の少ない地域を移動しているので当然ですが、戦闘らしい戦闘も無く移動を続けて……その中で突然地下からASIDの大群が現れました。部隊は即座に寸断されて、遠征隊長の指示でバラバラに逃げるしかできない状況……。ボクと部下のエルザは偶々同じ方向に逃げて……後はカシワギさんも知っての通りです」


 一息にそう言いきって彼女は一気にお茶を飲み込む。そして深々と頭を下げてきた。


「ボクはアークに戻らないといけません。ですが単独での帰還は絶望的です。命を救われた上でこのような事を頼むのは厚かましいのは重々承知しています。ですがどうか、カシワギさん。ボクに力を貸していただけないでしょうか」

「うん、いいよ」

「ボクに出来る事なら何でも……って軽い! 軽いですよ!」


 あまりにあっさりと承諾が返ってきたからだろう。この畏まった感情の行き場をどうすれば良いのかとリサは吠える。


「もっとちゃんと考えてくださいよ! 本当に良いんですか!? 傍から見ればカシワギさんボクに良いように使われてますよ!?」

「って言われてもな……ずっとここに引きこもってるわけにも行かないし。どのみち浮遊都市、えっとアークだっけ? そこに向かうつもりではいたし。そうなると道案内とか着いてからの顔つなぎとかはウェインさんに頼むことになるから……持ちつ持たれつ?」


 今誠が言ったことに嘘偽りはない。実際誠はアークの位置を全く知らない。ヴィクティムに捜索させながら移動すると言う手もあるがこの星のどこにいるかもわからない移動している相手をすぐに見つけられると思うのはよほどのバカか自信家である。

 そして首尾よく見つけられたとしても最初にリサが勘違いしたみたいにASIDだと思われて撃退されたら目も当てられない。まして彼は言うまでも無く男である。問答無用で捕獲されるかもしれないが、リサと言うクッションがあればそれも何とかなるかもしれないと言う打算も誠にはある。


 それにはっきり言ってリサ単独で帰還できないだろうと言うのは既に誠も薄々感づいていた。何しろ機体が既にまともに歩けないのだ。仮にここの施設で修理が出来たとしても、あの人型ASID一体とも互角の状態では次に群れに襲われたら逃げ切る事も出来ずに終了だろう。だから誠にとっては既にちゃんと考えたが故の結論なのだ。


「ああ、もう。どうしてボクがそっちの心配までしてるんですか。記憶喪失の癖に行動が大胆すぎますよ!」


 そう言えばそう言う設定だったね、と誠は今更ながらに思うがそこは笑ってごまかしておく。

 それ以外にも単純にわざわざ助けた相手だから放り出して死んでほしくないと言うのもあるし、一人きりではない事に救われていると言う事もある。こうやって会話をする相手がいると言うだけで誠は大分精神が安定している気がするのだ。ヴィクティムは例外である。基本的に聞かれた事しか答えないので会話の楽しみが無い。そのヴィクティムの声さえ無い目覚めた直後の静寂を知っているからこそその事に深い感謝を抱いているのだ。


「全くいい年してそんな無計画でどうするんですか。カシワギさん」

「良い年って……俺まで十七歳なんだけど」

「えっ」

「え」


 今までの会話の中で一番――記憶喪失と言った時も含めて驚いた顔をするリサにむしろ誠の方が驚く。改めてリサは誠の顔を観察するようにじっくりと眺めて小さく頷く。


「やっぱり十七歳には見えません。もっと年上に見えます」

「……体格で男と判別できなかった人に見た目とか言われてもなあ」


 自分の事を棚に上げて誠は当初の大失態を挙げると反論できないのか唇を尖らせる。


「まあ確かにそうですけどね」

「でしょ?」

「まあボクの方が年上ですから。ここは年下のマコト君に花を持たせてあげますよ」


 年齢が分かった途端に年上風を吹かすリサにほんの少しだけ誠はイラッとしたがかわいらしい物――使い走りにされる訳でもなさそうなので放置する事にした。


「それじゃあ準備が出来たらすぐに浮遊都市に向かう?」

「いえ、ここでまだ二つやっていくことがあります」

「やっていくこと……ああ、ここの調査か」


 元々リサの目的はここに限らないが旧時代の施設を探し、知識を収集する事だ。折角見つけた施設を何もせずに出て行ってしまっては職務怠慢と言う事になるのだろう。だが誠にはもう一つが思いつかない。


「そうですね。もう一つはマコト君の手も借りる事になると思いますが……」

「俺の?」

「はい。エルザを……私の部下を弔ってあげたいんです」


 ◆ ◆ ◆


 考えてみれば当然の事だったと誠は自分の考え不足にため息を吐く。誠にとっては縁もゆかりも持つ事の出来なかった相手だが、リサにとってはそうではないのだ。苦楽を共にした戦友。逃走中ならば自分の事を優先せざるを得なかっただろうが、そうで無いのならばきっちりと弔ってやりたいと思うのが人情だ。


《周辺に如何なる反応も検知できず。ASIDは居ません。マイドライバー》

「分かった。それじゃああげてくれ」

《了解。リフトアップ》


 今誠とリサはヴィクティムのコクピット内にいる。リサのアシッドフレームはここに来るまでの間で更に損傷を深くしており、廃棄するしかないとの結論に達した。生憎とアシッドフレームを整備するような設備もこの施設には無いので浮遊都市に旅立つ時はここに置いて行くことになるのだろう。


 丁度良くと言うべきか、ヴィクティムは複座式だ。リサは後部操縦席に座って自分の手元を見ながら押し黙っている。そこには先ほどまでの快活さは欠片も無い。恐らく無理をしていたのだろうと誠は思った。文字通り絶体絶命だったはずだ。その修羅場を抜けて来たにしてはテンションが高いと思った。その理由も今となっては予想が出来る。そうして振舞っていないと今の様に押し潰されてしまうのだろう。それが自分だけ生き残った事の罪悪感か、他の理由かまでは流石に分からないが。


 先ほど出撃した時と同じ、エレベーターによる上昇。既にゲートの上の塵は取り除かれている。特に問題が発生する事も無くスムーズに地上に到達した。


《レーダーマップにターゲットの消失地点を表示》


 ヴィクティムの音声は誠のヘッドセットにしか届いていない。それは今話している内容がエルザと言う少女の死亡地点を示す物だから配慮した……のだったら誠としてもヴィクティムの評価を上げるのも吝かではない。しかし残念ながら単に機密保持の為らしい。頑ななまでにヴィクティムはリサを部外者として扱う事を止めない。


 まだ誠はヴィクティムからは話を聞けていない。この調子ではリサがいる前では話そうとはしないだろう。どこかで二人きり……もとい一人ぼっちになる必要がある。どうしてこんな浮気みたいにこそこそしないといけないのだろうか。彼女がいた事も無いのに、と若干思考が脱線したところで後ろからの声に意識を引き戻される。


「ボクの……」


 そこから言葉が続かない。誠も急かすことは無く無言で続きを促す。たっぷり一分は沈黙が横たわっただろうか。漸く次の言葉が出てきた。そして堰を切った様に心情を吐露する。


「ボクのせいなんです。エルザが死んでしまったのは。逃走中に一瞬気を抜いてしまったんです。そんな事許される状況じゃなかったのに余計なことを考えてしまいました。そのせいで反応が遅れて……本当ならここにいるのはエルザの筈だったんです。死んでいたのはボクの筈だったんです。でもあの子は私を助けようとして……それで死んでしまいました」


 それっきり押し黙ってしまったリサを心配して誠はちらりと後ろを振り返る。リサの表情は俯いていて正面からなら見えなかっただろう。だがコクピットの座席は段になっている目を固く閉じて拳を握りしめてボロボロと涙をこぼしている姿が誠の位置からはしっかりと見えてしまった。見てはいけない物を見てしまった気がしてそっと視線を前に戻す。


「浮遊都市ってそんなに食糧に余裕があるわけじゃないんですよ。ですからお菓子とかの嗜好品は最低限で……エルザ、おせんべいが大好きで……まだ十五歳だったのに……食べさせてあげたかった……」


 ああ、だからさっきあんなに食べて、そして今も手にしているのかと納得した。そして十五という年齢に驚く。総人口十万と少し。それだけの人数では文字通り遊ばせている余裕はないと言う事か。考えてみればリサも十五の時から戦っていたと言っていた。その年齢が自立するラインなのだろうと誠は理解した。


 だがそれが分かったところで誠の中から違和感は拭えない。自分よりも年下の人間、しかも少女が生死を賭けて戦っている。与えられている機体はヴィクティムの様な理解不能なテクノロジーの産物ではない。戦力比は互角かそれ以下の機体。誠が落ち着いて戦っていられるのはヴィクティムの性能が少なからず影響している。


 今のところ自称の域を出ないが二千体でも大丈夫と豪語する機体だ。現に十体少々ならば危なげなく処理できた。もしも乗っていたのが互角の性能だったらああも落ち着いて操縦できたかは自信が無い。

 リサはその言葉を最後に鼻を啜って黙している。誠は現在人類が立たされている過酷な状況を再確認し言葉が出ない。居心地の悪い沈黙を破ったのはリサの方からだった。


「すみません。取り乱しました。懐いていてくれた子だったので感情移入し過ぎてしまって」

「いや……」


 涙を拭っているリサに誠は気にするなとも当然だろうとも言えない。同じ場所で戦ったが誠とリサの戦いには大きな差があると感じてしまった。実際に命の危険に晒されているか否か。その差は眼に見える物ではないが途轍もなく大きい。ちょっと喧嘩でけがをしたら大騒ぎになる時代に生きてきた誠にはどうしても命のやり取りをする人の覚悟が分からない。そして同じように命を懸けて戦っている人への思いも。だから思い切って聞くことにした。


「怖くないのか? ASIDと戦うのは」

「怖いに決まってるじゃないですか。戦わなくても良いのならボクは迷うことなく逃げますよ」


 即答だった。迷うそぶりすら見せずリサは自身の弱さを口にする。


「でもボクが戦わなかったらその分アークを守る壁は薄くなります。そうなったらボクの大切な人達も危険に晒されるかもしれない。ボクは単に自分の前で大切な人が死ぬのを見たくないんです」


 それはボクが死ぬことよりも怖い事です。とリサは締め括った。自分の前で大切な誰かが死ぬのを見たくなかった。その言葉は妙な程誠の脳に染み渡る。まるでその言葉が自分にとっての真実であるかのようにしっくりと来るのだ。


「それを言うのならマコト君だって。ボクを助けに来てくれた時怖くなかったんですか? エルザが死んでしまったことは分かっていたのでしょう」

「いや、めっちゃ怖かったな。ヴィクティムが引きこもっていればここは安全だとか言うから正直そうしようかと思ったくらいだ」

「でもボクを助けてくれましたよね」


 後頭部に視線を感じた。きっと振り向けば泣き腫らした眼でこちらをじっと見ているのだろうと言う予感が誠にもあったが操縦に集中している振りをして前を向き続ける。


「どうしてですか?」

「……ほんと、どうしてだろうな」


 あの時にも思ったことだ。自分はそんな見る人全てを助けたいなんて言う被虐体質ではない。リサの言うとおり、大切な人を助けられればそれで良かったのだ。なのに何故、あの時助けに行かなくてはと強く思ったのか。


「自分でもよく分からないよ。どうしてあの時助けようとしたのか強いてあげるならきっと気紛れ」

「なるほど。ではボクはマコト君の気紛れに感謝しないと行けませんね」

「たっぷり恩を取り立てるつもりだから覚悟しておいてくれ」

「それは怖い」


 漸くコクピット内に小さく笑みが零れた。これで良いと誠は思う。まだ出会って数時間程度の付き合いだが、涙を流して沈鬱な面持ちでいるよりもこうして笑っている方が似合っている。世の中には憂い顔が似合う人もいるが、リサは明らかにそうではない。

 だがその笑顔も徐々に硬くなって行く。機体の揺れが止まった。モニターには残骸としか形容できない物体が大写しになっている。


《予定地点に到着》


 ヴィクティムが短く告げた言葉は短い旅路の終わり。黙って二人は気密ヘルメットを被る。誠が後ろに視線を向けるとリサが小さく頷いた。


「開けてくれ」

《了解。ハッチ解放》


 コクピットが解放された事で外から風が吹き込んだ。リサが手にしたソフトせんべいの袋がかさついた音を立てた。袋に皺がよる程強く握りしめているのは風に攫われないようにするためか、或いは溢れ出た感情がそうさせているのか。


「マコト君は降りてこなくても良いですよ」

「……いや、俺も行くよ」


 その時の誠の心理はエルザと言う顔も知らない少女に哀悼を捧げるつもりもあったが、それ以上にリサが一人で行ったら押し潰されてしまうのではないかと危惧したからだ。案山子位の働きは出来るだろう。


 ワイヤーで地面まで降りる。最後の数十センチを飛び降り、着地した瞬間に地面に積もった塵が舞いあがった。ヘルメットのバイザー部分が細かい粒子で覆われて視界を遮られる。


「気を付けてくださいね。あまり体には良くないものですから。アシッドフレームやASIDは何故か全部弾いてますけど……」

「次は気を付けるよ」


 そう言いながらも小さく蹴る。その足の動きに合わせて塵が舞った。砂の様だが粒が小さすぎるし、灰色一色の砂だけで支配された大地は見ているだけで遠近感が狂う。明らかに自然物ではないそれがこれだけ広大に広がっているのはどういう事なのだろうか。聞いてみたいが今はそう言う雰囲気ではない。


 アシッドフレームに近寄ってみて誠は眼を見開いた。人型であったことは分かる。だがそれ以外の形状は全く読み取れないくらいに凹まされているのは晒された暴力の苛烈さを思い知らせる。予想以上の損害だった。


「一部に火器を使う物もいますが、ASIDの攻撃は殆どが打撃です。ですからこれがフレーム乗りの最期です。醜く歪められたコクピットの中で押し潰される。ですから私たちはこうなったら絶対に中を検めません。せめて最後の記憶に残す顔は綺麗なままが良いじゃないですか」


 そのささやかな願いは誠にも同意できた。恐らくコクピットの中は凄惨な事になっているだろう。自分がそうなったとしてもやはりそんな姿を親しい人に晒したくはない。ましてや女性ならその願いはより強いだろう。


 機体の傍に近寄って、リサは手にしていた袋を機体の隙間にそっと入れる。そしてそこに腰を下ろして手を合わせた。誠もそれに合わせた。手を合わせて小さく頭を下げる。顔も知らない死者と誠を繋ぐのはリサと言う存在だけだ。だから誠は心の中で語りかける事にした。リサは必ず浮遊都市に連れて行くから安心してほしいと。身を挺してリサを守った少女だ。きっとそれが一番気になっているだろうと思ったのだ。


 誠が頭を上げたタイミングでリサも頭を上げた。静かに立ち上がると戻ろうと言葉少なに言ってコクピットの中に戻る。


「マコト君。さっき出してた光の剣みたいのでこのフレームを燃やす事って出来るかな」

「良いのか?」


 可能不可能で言えば可能であるとヴィクティムが告げている。だから誠がするのはリサの最終意思確認だ。


「うん、お願い。このまま放置して置いたらASIDがまた来て漁られるかもしれないから。そんな辱めを受ける事が無いようにしておきたいの」

「分かった」

《エーテルダガー展開》


 掌から再びエーテルダガーを伸ばす。ヴィクティムが機体の一か所を示す。そこを突き刺せば増設された自爆装置を誘爆させられるらしい。


「腰の辺りに自爆装置があります。そこを狙ってほしい」

「ああ……」


 これは埋葬の手順の一つだと誠は自分に言い聞かせる。決して死人に鞭を打つ行為ではない。安らかに旅立つために必要な事だと思っているのだが踏ん切りが付かない。その逡巡を見透かしたのか、後ろからリサが手を伸ばして誠の手を包み込むように操縦桿を握る。


「すみません。これはボクが負うべき責でした。知らずうちにとんでもない恥知らずになってしまうところでしたよ……ボクがやった事です。マコト君はただそこにいただけ。そう思っておいてください」

「ごめん……」

「気にして無いですよ」


 ヴィクティムが静かにエーテルダガーを突き刺した。そしてすぐさま背後に跳躍する。その動きに追従するように爆風が広がって天へと炎が伸びて行った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る