第21話星降る夜


未来と真美は



体育館倉庫の中で裸になって抱き合っていた。



「真美ありがとう。」

 


「未来…。色々ありすぎたもんね。でも、わたしがいるから大丈夫だよ。」



「ありがとう。」



未来の頬に涙が流れた。



それから二人で星空を眺めていた。











優衣も、もう一人の男とホテルから星を眺めていた。



「わたし、一人ぼっち。」

  

「わたしがいるだろ。」


「うん、ありがとう。」


 

孝…気づかなくてごめんなさい。



涙が止まらなかった。


 


緑は、一人で酒を飲んでいた。



先生は、家族と過ごしてるんだろう。



優斗が死んでも何とも思わなかった。



わたしには、結婚は向いていない。



仕事と先生、あとは少しのお酒があれば良い。


未来は、可愛くない。自分の子供とは思えなかった。

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