第18話若い…。


未来は、また女の子を物色していた。



後輩でソフトボールをしている女の子は中性的だと思い、惹かれた。



片瀬真美、真っ直ぐで美しいと書く。



彼女はレズだと感じた。



未来がグランドでボールを投げながらチラチラと未来を見ている。


中性的で責める方Sだと感じた。



未来は、自分に値段を、つけてはいるが今回は外した。



ソフトボールの練習が終わり夕陽がキラキラと耀いていた。



「浅川先輩ですよね?」



「うん、浅川未来。よろしくね。」


「一緒に帰りませんか?」


「良いよ。」







「先輩って雲の上の人なんです。」



「わたしが?」



「容姿端麗で才色兼備。勉強良かったら教えてください。」



「わたしは、あなたを知りたいの。」



真美は顔を赤くした。



人とうりのプロフは聞いた。




「じゃあ、また明日。」と言って未来は、真美と別れた。



家は退屈だ。



母は、先生に夢中だし。



姉夫婦は、未来を溺愛して甘いし。




「ただいま!」  



と言って自室に閉じこもった。




中学生である自分が信じられない。



容姿も気持ち的なものは二十歳になってもおかしくない。



愛犬の乙葉が部屋に入って来た。



乙葉を可愛がっていると母親が帰って来た。



「珍しいね、こんな早く帰ってくるなんて。」  



「未来、また身長伸びた?」   


「うん、そうかな。」



「こないだの話、考えてくれた?」


「うん…。」


「じゃあ、応募しておくね。」

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