第13話生命


会社で緑の事を優斗は聞いてこない。



不気味だ。



帰りに付けられそうだったのでタクシーで帰った。



孝のマンションに着くとマンションの前に優斗がいた。



何で分かったのか?




「何で分かったのか知りたい?」



「探偵でも雇ったの?」



「そうじゃない。GPS。入れてもらえるよね?」



「それは無理ね。」



「警察に行ってもいいんだぞ!」



「警察に、行って困るのはあなたじゃないの?」







孝がマンションから出て来て黙って優斗を投げ飛ばした。



「いって!」



「あんたはハイエナだ。尊敬出来ない先輩だ。」

  


「お前!俺を敵に回したな!プライベートも社会からも敗者にしてやる!」



今度は顔面を殴られた。



「敗者もくそもあるか!ちゃんと今の会話を録音した。これであんたは敗者だ。」 



「クソガキ!」  



優斗は叫びながら逃げた。














新しい命を授かった。



孝と優衣は



大喜びした。



緑は、笑顔で赤ちゃんをむかえた。

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