第3話緑


自分では、不器用な生き方をしていると思ってる。



男に振り回される人生。



でも、柏木優斗は違った。



優しくて女心が分かる人間だ。



しかし、最近、連絡してこない事が多々あった。



優斗も他の男と同じ?



と思っているといきなりのプロポーズにビックリした。



夢心地で双子の妹に話した。



妹は、わたしより人間関係が良好でモテる。


とても可愛いのだ。


同じ顔なのに…何かが違う。






次の日、会社に行くと優斗がロビーで待っててくれた。



愛しいわたしの恋人であり結婚相手。



「おはよう。」



「おはよう。お姉さんは?」



「うん、ちょっと遅れるって。」



「そっか、二人の結婚を報告したいなと思ってたんだけどな。」



夢じゃないんだ。



もうすぐで会社を寿退社だ。



今どき、古いかな…。




そんな事を考えているとロビーに優衣が現れた。



「どうしたの?二人とも?」



「優衣さん、結婚の報告をしたくて。」



と優斗が言った。



優斗と優衣は何回か三人で会っていた。



「本当に結婚するんだ。おめでとう。」



優衣はニッコリと笑った。








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