第2話 となりの家のガーニャさん
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朝日が眩しい。
バタバタバタバタッ!!!
階段を勢いよく駆け上がってくるのが聞こえる。
騒がしいな、半分目覚めているような、僕は布団から起き上がれないでいた。
バターン!!!!
ガーニャ「聞いて!!!」
「ん・・」
繰り返し聞いてきた、言葉が違う?
そんな気がした。
よく覚えていないから。
ガーニャ「ねぇ、ああああってば、ああああ!!ちゃんと起きてるの?」
今回も名前がああああになっているのか。クソみたいな名前をつけられてしまったな。
そして、この目の前にいる女の子はやっぱり知ってる。
隣の家に住んでいる、ガーニャだ。
ガーニャ「ねえってば、おばさんはどこにいったの?パンがかえないんだけど!」
ガバッ!布団を投げつけて起きあがった。
いつもなら最初はただ起こされるだけなのに、おかしい。
「下にはいないのか?」
僕はガーニャに聞いた。
ガーニャ「そう、大声で言ったんだけど、ああああの家って狭いでしょ?返事もないんだよ。」
ガーニャは答える。
「うーん、昨日の夜には一緒にパン作りを手伝っていたんだけどな。」
僕は答えた。すると少し考えた後に、ガーニャは何かを思いついたような顔をして言った。
ガーニャ「そういえば最近この村の近くに魔物が出たってパパに聞いたわ。」
「????」
急展開過ぎてついていけなくなった僕は目を丸くしてガーニャの顔を見ていた。
ガーニャ「なんて顔をしているのよ!でも、そうとわかったらパパに聞いてみましょう。早く着替えて!」
「あのー、ちょっと聞いていいかな?」
ガーニャ「何っ?」
「なんでガーニャさんは話すことができるんですか??」
ガーニャ「はぁ?何とぼけたこと言ってんのよ!!」
がつん!!!
殴られた!!
ガーニャ「よしっ、これで目が覚めた?早く着替えて!」
あれ、何これ!?こんな感じで始まったことあったっけ?
あれ?フラグがたくさんあるってこと??いや、その前に前の記憶が若干だけどある気がするし、メニュー画面…?ん?レベルは?
「あのう、ちょっと聞きたいんですけど、よろしいでしょうか?」
ガーニャはこぶしを高く上げて、答えた。
ガーニャ「あら、まだ起きていないのでしょうか?悪い子さんですねぇ・・」
薄ら笑いを浮かべて、威嚇する。
「わ、わたくしのレベルは見えますでしょうか?」
僕は丁寧にガーニャに聞いてみた。
息もつかせぬスピードで、高らかに掲げられた拳が降ってきた。
ああ、この前の冒険楽しかったな。裏ボスやばすぎぃぃ。
記憶がフラッシュバックしていく。
ガーニャ「ああああ、ああああ!」
ああああのまぶたは重くなっていく。
-----see you next phase-----
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