RPGの中の人だが
にゃんちゃん
第1話 I am managed by ガキ
冒険のしょうを削除しますか?
「はい」
名前を入力してください・・・
「ああああ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
朝日が眩しい。
**「・・・きて。」
「ん・・」
声が聞こえる。
**「目が覚めた?」
そこには、見知らぬ女の子がいた。
俺はベッドの上に横たわって、困惑した。
**「ああああ、ああああってば、起きてよ。」
あぁ、今回の俺の名前はああああになっているのか。クソみたいな名前をつけられてしまったな。
そして、この目の前にいる女の子はやっぱり知ってる。
隣の家に住んでいる、ガーニャだ。
ガーニャ「やっと起きたわね。いつも起こしているこっちの身にもなってよ。ああああが起きないからって、毎日パンを買うついでに、ああああのお母さんに言われてああああを起こすのも大変なんだからね。」
ああああ、ああああってすごいうざい名前だな。
その名前も聞き飽きたし。だいたいこれ中古だろ。消すなよ、セーブ。
ガーニャ「ああああってば、ちゃんと聞いてるの?」
はいはい、起きますよ。起きればいいんだろ。よいしょっと。
ガーニャ「ああああってば、ちゃんと聞いてるの?」
フラグがもうないらしい。
タンスを調べてみた。なんと、布の服を見つけた!
いや、待て待て、俺は何も来てない設定なのかよ。
布の服を装備した。
もちろん、下は履いていなかった。これは変態、いや大変であった。
ガーニャはこちらを見て赤面している。
ガーニャ「ああああってば、ちゃんと聞いてるの?」
いやいや、黙れ。フラグのなせる技だった。
命令はされていないが、パンツを履いた。さすがにこのままだとどこにも行けないし、勝手に行動させられてしまうし。
ああああはツボを調べた。なんと薬草を見つけた!
あぁ(ため息)、それウチの救急ツボだよ。
ああああはツボを調べた。しかし、何もなかった。
母「やっと起きたのね。毎日ガーニャちゃんに起こされて恥ずかしくないの?このこの!」
ピシッ、ピシッ!
母親は手に持っていた打ち水をああああにかけた。
「ひええええええ、冷たい!!」
ピシッ、ピシッ!
母親は手に持っていた打ち水をああああにかけた。
「おめえええ、ボタン押すなクソがぁぁぁ!ここには何もねえよ!!!」
母「あ、そういえば村長さんがああああに話があるって言っていたわよ。ちょっと言って来てらっしゃい。」
母「これも忘れずに持って行ってちょうだい。」
ああああはパンを手に入れた。
「あー、今日も気持ちいいなー。村長の家ってどこだっけ?ちょっと辺りを見て回るか!」
村人「こんにちは、ああああ」
あー、最悪だな。誰がつけたんだこんな名前。
一帯の農村地帯、絵に書いたようなのどかさが迎え入れる。
理不尽な名前は言われるまで認識しなくてもいいけれど今回はこんな状態でスタートしてしまったのはなんか微妙な気持ちではあった。
さて、町でも散策するか。
街の入り口に立札がある。
「ミリダブの町にようこそ」
ミリダブは農村地帯に塀を作り外敵にはいられないように作られている小さな村落だあった。
幸い、川岸に作られた場所であるために、農作物を作ったり、民芸品を作ったりして生活をしている人が多い。
たまに商人が何人かで村にやって来て交易をする。そのおかげで小さいながらも平和な農村である。
「協会は24時間空いていて、好きな時に行くことができる。勉強も協会でやるし、お祈りもそうだ。」
「お祈りをすることによってそこから続きを遊ぶことができる。って俺は何を言ってるんだろう。」
お、早速お祈りに行くか!
神父「迷える子羊よ、今日はここで記録をつけるか?」 −いいえ
神父「ではこのゲームをこのまま続けるか?」 −いいえ
「いいえ??????????」
神父「それもまた良いな。ゆっくり休むが良い」
ああああのまぶたがだんだん重くなっていく。
-----see you next phase-----
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