恋人たち

それぞれに悩みをかかえる3人の物語を描いている。

あまり知られていない役者を使っており、リアリティが出ている。

一番深刻なのは小太りの男だと思う。これはなかなか当人でないとわからないだろう。

いまいちわかりにくいのが、オザケン似のゲイの弁護士である。パートナーに去られるがその原因がよくわからない。また、階段で突き落とされるということは、恨みを買ったのだろうが、それについては何も語られてない。

もう1人は、40代の主婦で、夫との関係が冷めているというか、あまりに会話がなさすぎる。パート先で知り合った男と関係を持ち、その人と人生をやり直そうとするが……。

小太りの男と主婦は現実を受け入れられたように見えたが、弁護士はどうなのか。実際のところ、弁護士の状況はかなり辛いように思う。


ラストの音楽と映像(東京の運河の景色)が良かった。

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