われらが背きし者

ユアン・マクレガーが出ているので、見た。ここでは、大学の詩を教える役で、長髪になっている。

弁護士の妻は黒人で、美人。ラース・フォン・トリアーの作品によく出てくる俳優がロシアのマフィアの役(ディマ)で出てくる。


モロッコ旅行中に偶然ディマと出会った夫妻は、M16に機密情報の入ったUSBメモリーを手渡す役を引き受ける。だが、それだけでは済まず、M16とディマとの交渉に深く関与することになる。


派手なアクションはない。しかしながら、銃声やら、冒頭の殺人の場面やらで、ロシアンマフィアの凶悪さを描いており、一市民が緊迫した抗争に関わることの危険が伝わってきた。


冒頭、中盤、ラストで出てくる骨董品の銃は、マクガフィンと言えるだろうか。オチのあるラストだった。

最初、ユアン・マクレガーの浮気のせいで夫妻関係がギクシャクしていたが、ディマとM16との協力を通して、夫婦仲が改善されるところが良かった。タイトルは損していると思う。

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