だれかの木琴
Netflixで鑑賞。専業主婦の小夜子(常盤貴子)は、担当の美容師(池松壮亮)とメールのやり取りするようになり、やがては相手の家に押しかけてしまう。サイコホラー的ではあるが、美容師の彼女が家に苦情を言いに来たとき、旦那(勝村政信)は小夜子を擁護するし、美容師も怖がったり、腹を立てたりはしていない様子。
怖かったのは、旦那が子どもに家のセキュリティシステムについて説明する場面で、一家惨殺事件について言及したときだった。その生き残りが小夜子なのかと一瞬思ったが、そうではないようだ。
タイトルの「だれかの木琴」とは、承認欲求のメタファーだろう。家庭内では満たされないのはなぜか? それは専業主婦という生き方のせいなのではないか。
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