万竜嵐

第36話 登場人物紹介3

【登場人物紹介】

　＜ワカツ＞

　極東、葦原（あしはら）の弓兵。国九番手の弓取り。

　上下左右に曲がる『蛇の矢』と矢毒を操る。長髪を蛇の皮で巻いた青目の人物。

　袴の代わりにズボンとブーツを穿く問題児。

　＜オリューシア＞

　北国、『エーデルホルン』の精鋭。

　ワカツと共に冒涜大陸に迷い込み、生還を果たした女性。

　唐で所持品全てを失ったため、黒いスリットドレスを着用。

　山吹色の長髪に黒目の持ち主。常に片目が前髪で隠れている。

　＜シャク＝シャカ＞

　南国、『唐』最強の剣士。

　恐竜人類に敗北を喫し、武者修行のためワカツに同行している。

　褐色長身の若い男性。短い金髪と赤目の持ち主。

　＜ルーヴェ＞

　大陸中央、『冒涜大陸』で生きていた少女。

　五感のすべてが統合されている特異体質だが、ワカツにしか知られていない。

　唐製の赤いスリットドレスを着用しており、鳶色の髪に茶色の目を持つ。

　父親探しのためワカツに同行していたが、現在は修行中。

　＜セルディナ＞

　東国、『ブアンプラーナ』の王家付き密偵。

　眉目秀麗な禿頭長身の男。瞳は紫。

　紫色の一枚布を引っかけ、弦の張られた楽器剣を所持。

　大陸最大の河川に取り残された王族を助けるため、国中から腕利きを集めた。

　救助隊本隊とは接触したがらない。

【血を望む者】

　＜アンヘルダート＞

　北国、『エーデルホルン』の剣士。

　青い紋様の入った白甲冑を纏う美男子。

　爪の蒐集癖を持つ異常者。

　＜アメヒサ＞

　極東、『葦原』の武士。

　編み笠を被り、太刀を佩いた髭面の男。袴姿。

　元は名のある道場主。

　＜ナーガフラ＞

　東国、『ブアンプラーナ』の少年。

　ほとんど常時、虚脱状態にある。

【大金を夢見る者】

　＜血腿団（けっとうだん）＞

　南国、『唐』の戦士たち。

　総勢二十名ほどで、お揃いの赤い鉢巻を身に着ける。

　代表者はガクキ＝ガクシ。

　＜ヒシン＝ビシン＞

　南国、『唐』の女戦士。

　番傘を手にしており、筋肉質な腕を露出している。

【恩赦を望む者】

　＜カーリシュトラ＞

　東国、『ブアンプラーナ』の女弓兵。

　黒髪を結っており、紫の布数枚を身に着ける。

　＜フデフサ＞

　極東、『葦原』の老兵。

　身の丈ほどの三角盾を所持した硬骨漢。

　＜国民番号７７３１＞

　西国、『ザムジャハル』の槍兵。

　白衣に身を包み、頭部は狼の頭蓋骨で覆われている。

　言葉を発しない。

　＜ミョウガヤ＞

　極東、葦原の弓兵。国五番手の弓取り。

　純粋な弓の腕ではなく、知略と献金、政治的手腕で成り上がった変声期前の少年。

　代々仕える四人の弓兵を使った『花の矢』を操る。

　狩衣の色は赤。ワカツと違い、正装の袴に身を包む。混血のため髪は金色。

　ワカツとは仲が悪い。

　大河に取り残された王族を救助すべく、多国籍の部隊に在籍。