ハッピーエンド・バットエンド論争(ちょーネタバレ)

『ヤシオリ作戦』が成功し、めでたしめでたし。

 ハッピーエンドで終わったよ。


 さて、果たしてそうだろうか? 


 最後に映る尻尾のシーン。

『あれ』の解釈によっては、全てがひっくり返ってしまう。

 

 名称的には『第五形態』ということにしておきましょう。

 確定情報としては『凍結後に姿を現した』ということです。


 では、まずは二種類の解釈を見てみましょう。



『ハッピーエンドパターン』


 ヤシオリ作戦の成功により、ゴジラは凍結される。

 尻尾部分に新たな進化の形跡が見られるものの、凍結は維持されたまま、ゴジラが復活することは無かった。


 日本はゴジラという『新たな資源』を手に入れたことによって、復興への道を歩んでいくことになる。完。


 核使用時:失敗。


『バットエンドパターン』


 ヤシオリ作戦の成功により、ゴジラは凍結される。

 だが、凍結されながらもゴジラは進化を進めていく。

 

 ゴジラ第五形態登場。

 それが『シン・ゴジラ』である。


 人類滅亡。完。


 核使用時:成功。


 簡単に書くと、こんな感じ。

 最後の尻尾の状態を凍結による進化の失敗とするか、それとも進化の過程とするか、という違いです。


 前者はヤシオリ作戦により、ゴジラの進化を止めることに成功した。

 後者はヤシオリ作戦のせいで、ゴジラの進化を止めることに失敗した。


 という違いでもあります。

 どちらか正解か、という判断は難しく、視聴者に委ねられているという解釈でいいような気がします。『妄想』せずに判断することは不可能かなーと。


 もちろんこの二つのパターンだけではなく、他にも無数の未来が予測できます。『ノーマルエンド』『ベターエンド』『メリーバッドエンド』などなど。


 これらのエンディングを『妄想』するためのヒントも、『シン・ゴジラ』の世界には残されています。


『ヤシオリ作戦』『ゴジラの目的』『核』『ピキ』

『ゴジラの目覚め』『第五形態の正体』『牧悟郎』


 では、次回からはこの結末を読み解いていくことにしましょう。

 あくまでも小生の『妄想』ですので、一視聴者としてのお遊びでございます。


<第九回 完>

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